『櫻井翔HBD2023』 僕の翔ちゃん | 嵐好き・まるの ブログ

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まるです。

Over50の葉担櫻葉erです。
徒然におはなしを書き、投げ込んであります。
基本は読み手。
色々なブログに顔を出しては、叫ばせていただいております。

どうぞよろしくお願いいたします^ ^

 

櫻井翔様。

お誕生日おめでとうございます♡


 

この記事は、

瑞樹様が、企画する

櫻井翔HBD2023 櫻井翔様御生誕記念パーティとコラボさせていただいてます。








拙いお話を奉納させていただきますので、

もしよければお読みください。






​僕の翔ちゃん







昔は「櫻井くん」だった。


ガングロで、

臍ピアス開けてて、

シャカシャカジャージ。



すぐキレるし。

不良のお兄さんとも仲がいいし。





とにかく。


とにかく怖かった。







でも



なぜか知らないけど、

ジャニーさんと、

運命の神様とが、

きっと相談してくれて、

一緒のグループでデビューすることになった。





「櫻井くん」は、

「翔くん」になったけど、

「翔くん」は、

かっこいい有名大学の大学生で、

いつも難しい本を読んでて、

仕事と大学生の両立を頑張ってて、

僕なんて何も話しかけられなかった。




いつからだろう。

翔くんの目が優しくなった。

僕に笑いかけてくれるようになった。




僕を見つめてくれて、

認めてくれて、

手を握ってくれて、

シャワーに一緒に入っても怒られないようになって、

抱きしめてくれて、







そして、

「僕」の「翔ちゃん」になった。















「ねぇ。翔ちゃん。

いつから、俺のこと好きだったの?」





誕生日。

41歳になったばかりの翔ちゃんと、

1ヶ月前40歳になったの俺。



たった1ヶ月の同い年期間は終了となった。



もういい歳。

「僕」って自分のことを呼んでた「俺」も

もう、とうに「俺」って呼ばないと

自分も周りも恥ずかしい歳になってて。


それでも、

翔ちゃんが、

「俺の翔ちゃん」でいてくれることに感謝する。




誕生日も一緒。

心と体も一つにしながら、

迎えることができた。





一緒に、ベッドに寝ころびながら、


ちょん。ちょん。

指で翔ちゃんの頬をつつきながら聞いてみる。




「言うかよ。」



むぅっ。

尖る唇は、

お互い幼いあのときを思い出す。



「えーっ。

もったいぶらないで教えてよ。」



とがった唇を

きゅっと摘めば、

余計むうっとするのも可愛くてたまらない。




「先だよ。」



「え?」



「雅紀が俺を好きになった時より

先なのは確かだ。」



翔ちゃんがそれだけ言って、

ぷいっとあっちを向く。




「それはないっ!」



珍しい俺の断言に、

翔ちゃんがこっちを向いて目を見張る。




「え?

そんなことないって。

きっとお前より先だよ?」



「いやいや、それはありえないんですって。」



「いや、ありえるだろ?

お前、なんていったって可愛かったし。

誰もが認める『スーパーアイドル相葉ちゃん』だったし。」



恥ずかしいあだ名まで出してくるから、

きっぱり否定してあげる。



「だから、違うんだって。

俺の方が先!


だって、

俺、翔ちゃんと初めて会った瞬間、

一目惚れしたんだから。」



あ。

言っちゃったっ。


口を両手で押さえて真っ赤になると、

翔ちゃんが微笑む。





「なら、わかった。

俺もお前と一緒だ。


一目見た瞬間、

お前しかいないとわかってたよ。

雅紀。」




翔ちゃんの裸の胸が俺の胸に重なり、

唇が唇で蓋をされる。




翔ちゃん。

お誕生日おめでとう。



こんな俺だけど、

これからもこれからもこんな俺をよろしくね。



心の中でつぶやいた言葉は、

熱い吐息に溶ける。





誕生日の夜の闇は、

そんな二人を今日も優しく見守っていった。




⭐︎おしまい⭐︎











瑞樹様。

このような機会を与えてくださり

ありがとうございます。




そして、

読んでくださった皆様も

ありがとうございます。




また、

違うお話でお会いできると

嬉しいです。




コメントは公開させていただきます。