ガラスを割れ -Quiet Time-7(終) | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

夜の闇が深まる中、

友梨奈は自宅のアパートに足を踏み入れた。

 

彼女の仕事は暗闘、

常に命の危険と隣り合わせの世界である。

 

しかし、その日も無事に生き延び、

家に帰ることができたのだ。

 

部屋の中には、理佐が待っていた。

 

彼女は友梨奈の帰りを静かに待ち続けていたのだ。

 

友梨奈は微笑みながら理佐に近づき、

彼女の肩に優しく手を置いた。

 

「理佐、ただいま。」と声をかけると、

 

理佐は嬉しそうに笑みを浮かべ言葉を返す。

 

「友梨奈、お疲れ様です。」

 

友梨奈はテーブルに座り、

部屋の中央にぽつんと灯る照明の光に

包まれた。

 

その光は暗闇の中でほのかに揺らぎ、

彼女の疲れた顔を優しく照らしていた。

 

理佐はエプロンを腰につけ、

友梨奈に向かって尋ねる。

 

「今日はカレーだけどいい?」

 

友梨奈は微笑んで頷きました。

 

「うん、丁度

カレーライスを食べたかったんだ。」

 

理佐は嬉しそうにキッチンに立ち、

鍋に火をつけた。

 

やがて、部屋中にカレーの香りが広がり、

カレーライスができあがった。

 

二人は静かに食事を楽しみながら、

窓の外の風景を眺めた。

 

夜の街の灯りが遠くに見え、

その光景は何とも言えない安らぎを

二人に与えてた。

 

友梨奈は、

理佐と過ごす時間を大切にしてたのだ。

 

暗殺者としての現在を忘れ、

ただ人としての時間を感じる瞬間である。

 

それは、友梨奈にとって

唯一無二の安らぎの時間であり、

その時間が彼女を支えている。

 

そして、その日もまた、

二人は静かな夜を共に過ごした。

 

この平穏な時間が、

これからもずっと続いていくことを願いながら・・・。