キラ・キラ 288 | Sharia×嵐 〜誰も知らない大宮小説〜

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主に『大宮劇場』でお送りしております。

時々、アラシゴトもあるかな。

オトナだけのブログです。
未成年の方はご遠慮くださいまし。。。

おはようございます。

 

さて、今日からお話は

 

送別会にやって来た智さんサイドです。

 

6月も、もう終わりだね〜。

 

早いなぁ。

 

 

それでは、本日もスタートです♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キラ・キラ 288

 

 

 

 

 

〜At the farewell party O side〜

 

 

 

 

 

 

 

店に入ると、けっこうな人がいて

 

わいわいと盛り上がっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

S:あ、智くん!

 

 

克:おぉ、お疲れお疲れ。

 

 

 

 

翔くんがすぐに気づいてくれて

 

こっちこっちと、手招いてくれた。

 

部長は、よく来てくれたね〜

 

なんて言って、けっこう赤い顔をしてる。

 

もう、だいぶ飲んでるのかな?

 

 

 

おれは、上着を脱ぎながら

 

ざっと店内を見回すと

 

すぐに、和を見つけた。

 

和もおれに気づいていて

 

来たよ、と目で合図する。

 

 

さほど酔ってる感じのない和。

 

まあ、顔は少し赤いんだけど。

 

ちょっと驚いたように目を丸くしていて

 

んふふ、かわいいな。

 

 

 

さっき。

 

そろそろ、帰ろうかって時に

 

部長から連絡があって

 

寿退社する女子社員が、おれの作品を

 

ずっと気に入ってくれてて

 

ファンだということらしく

 

他の部署の送別会だけど

 

できれば、顔を出して欲しいって言われた。

 

 

ほんとだったら、知らない人の送別会だし

 

超めんどくさいんだけど。

 

和がいるから、おれはすぐに行くと決めた。

 

 

 

ちょっとぽっちゃりな女子社員が

 

赤い顔で、こっちに来ると

 

部長に紹介されて、挨拶を交わす。

 

 

そっちの席で少し、ふたりで話しなよって

 

翔くんに言われて、その子とふたりで

 

カウンター席の端に座った。

 

 

 

 

 

奏:わざわざ、ありがとうございます。

 

 

O:ううん、これ。松本から。

 

 

奏:えっ///!

 

 

 

 

 

おれは、紙袋に入った花を

 

かなでさんに渡した。

 

 

松本も一緒にって、部長に言われたけど

 

あいつはどうしても用事があるらしくて

 

会社の側の花屋でこれを買ってきて

 

渡してって頼まれたんだ。

 

 

キザだな、あいつは。

 

 

 

 

奏:ま、松本潤さんですか///?

 

 

O:うん。来れなくてごめんって言ってたよ。

 

 

奏:うそ〜、嬉しい〜、信じられないっ///。

 

 

O:んふふ。

 

 

 

 

漫画みたいな、リアクションのかなでさんに

 

おれは、ちょっと笑った。