[陸奥一連] 1部 M13~M16 | 蒼穹

蒼穹

歌詞のパート分けしてます。まとめからどうぞ〜。

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ミュージカル『刀剣乱舞』~陸奥一連~ (みちのおく ひとつはちす)歌詞パート分け

1部 ミュージカルパート M01~M12  M13~M16

2部 ライブパート    S01~S09




歌:三日月宗近加州清光蜂須賀虎徹
鶴丸国永水心子正秀大包平山姥切国広

※パート分け、歌詞は予想の段階であり、確証を得るためのものではありません。








      押すと飛べたりします(勝手につけたタイトルです)

 
M01          『華のうてな~問い』
M02          『分かれた袂』
M03          『ねえ』
M04          『古代東北の軌跡』
M05           『蝦夷のうた』
M06     『確かなもの~虚々実々』
M07          『影ふたつ』
M08          『月のひとりごと1』
M09          『月のひとりごと2』
M10          『足跡~落ちたひとしずく』
M11          『飽くなき問い』
M12    『己映す鏡』
M13     『確かなもの~一蓮托生』
M14   『さがしもの~刀剣乱舞リプライズ』
M15   『大河に落ちた種~華のうてな』
M16          『足跡~ほころばない蕾』



※パート分け、歌詞は予想の段階であり、確証を得るためのものではありません。
※ネタバレを多分に含んでいるため、ご注意ください。

 






(鶴丸) 「無事に都に入ったようだな。
(水心子) あぁ。
(鶴丸) あの二人の命も、残り僅かか。
(水心子) そうだな。
(鶴丸) 可哀そうと思うかい。
(水心子) 私は...
(鶴丸) ただの刀が何を憂う。
(水心子) 無論承知だ。
(頭をポンとする)
(水心子) な、なんだいきなり。
(鶴丸) お前は、飽きるまで寄り添ってやりな。
(水心子) え?
(鶴丸) もう俺には...出来ないからなぁ。
(水心子) 鶴丸国永。......!何のつもりだ。
(鶴丸) おーい。知ってるか!うち本丸一の優しい刀だって、もっぱらの評判だぜ!
(水心子) ...。
(鶴丸) おーい!いいのか?このままだと折っちまうぞ。
(水心子) はっ...!うっ...!
(鶴丸) そんな驚きを味わいたいのか?
(水心子) う...!
(鶴丸) ......悪く思うなよ。(水心子を殴って斬りつける)
(水心子) ...!三日月宗近...。
(刀を交える三日月宗近と鶴丸国永)
(鶴丸) ぐっ...!
(三日月) ...!
あの時、互いにこうして刀を交えていれば、何かが違ったか。
(三日月) そんな話...鬼が笑うぞ。
(鶴丸) 勝手に笑わせてろ!
(三日月) ははは。それもそうだな。
(鶴丸) うっ....
(三日月) ぐぅっ...!
(鶴丸) はぁ...はぁ...
(三日月) ...。
(鶴丸) ...主が悲しんでる。年寄りは、約束守るんじゃねえのかよ。
(三日月) ......守っているつもりだ。俺なりにな。
(鶴丸) まだ、探してるのか。
(手を貸す鶴丸国永)
(鶴丸) 悪かったな。
(水心子) ...三日月宗近は何を探している。
(鶴丸) 決して......見つからないものさ。」

- - - - - - - -

(?) 「アテルイ、モレを、生かしておけ。と申すか?
(田村麻呂) あの者たちは、必ずや蝦夷の閉廷に役立つ。皇に取り次いでくれ!
(?) あやつらを捕えるのに、どれだけ莫大な犠牲を払ったか、知らぬはずなかろう。
(?) お前がまとめればよいではないか。そのための城を築いておると聞いたぞ。
(田村麻呂) 蝦夷側にも我々と協調出来る指導者が必要だ。
(?) 蛮族の獣を仲間の元に帰すなど、言語道断。
(?) 従わぬものたちは手当たりに次第、処刑すればよいだけの話。
(?) 皇も、不快を示しておる。
(田村麻呂) ばかな。それはお前たちの言葉だろう!彼らは決して獣ではない。我々と何も変わらぬ、人だ。
(?) それ以上申すな!アテルイ、モレを即刻処分せよ。」

- - - - - -

(田村麻呂) 「ぬぁ~くそ!
(大包平) やはり後に英雄と呼ばれるだけのことはある。
(山姥切) すべて計算づくかもしれんがな。
(大包平) なに?
(田村麻呂) おい。
(?) へい。あ、はい。
(田村麻呂) 坂上田村麻呂は、敵ながら蝦夷を尊重し、除名嘆願まで行ったと、しかと書き記しておけよ。そら、後の世まで残るもんだからな。
(?) はっ。
(田村麻呂) あ~くそ、あっちぃな。処刑が決まったことを、二人に伝えにいくぞ。
(大包平) おい。...お前は後の世で、色んな伝説を語られる英雄となる、かもしれん。
(田村麻呂) なんだ?
(大包平) それだけじゃない。お前が除名嘆願したことで蝦夷の二人は、いや、蝦夷は、救われるべき命であったと、後の者たちは思う、かもしれん!
(田村麻呂) だからなんだ。
(大包平) なんでもない!
(田村麻呂) 変わった男だなぁ。
(山姥切) あぁ。あいつなりの敬意だ。
(田村麻呂) 敬意...なのか?
(山姥切) お前が佩刀したといわれる剣は...強い物語を持つ...かもしれん。
(田村麻呂) はっ?
(山姥切) ...!大包平!
(大包平) あぁ。一気に囲まれた。
(山姥切) 数が多いな。
(加州) 片っ端から...やっつけるしかないよね。
(蜂須賀) 長引けはやつらが現れる。
(山姥切) あぁ。田村麻呂を頼む。
(大包平) 任せろ!
(山姥切) いくぞ!!
(4人) おう!」

- - - - - -
(山姥切) 「斬る...!
(大包平) させるか!
(蜂須賀) ...!
(大包平) キリがないな。
(蜂須賀) ここがやつらの重要改変地点なのだろう。
(田村麻呂) こいつらは一体。
(大包平) 出てくるな!
(蜂須賀) やつらの狙いはあなただ!
(大包平) しぶといやつらめ。
(加州) ほんとしつこいにも程があるよ。
(田村麻呂) まるでかつての蝦夷のようだ。いや、俺たちだ。
(加州) えぇ?
(田村麻呂) 戦うことになんの躊躇いもなかった頃の俺たち...。
(加州) 今は、疑問を抱いてるの?
(田村麻呂) さあな。
(加州) 人間ってさ。時々馬鹿なことで悩むよね。誰だって痛いのも嫌なくせに。
(蜂須賀) だから恰好つける。気づかないふりをして武器を握る。
(大包平) 誰しも己が見せたくないものを隠し、己が見たくないものから目を背ける。そういうものだ。
(田村麻呂) ...うぁぁあ!!
(加州) なに!
(大包平) 急に大声を出すな!!!!!
(田村麻呂) 戦を始めるものの多くは戦場を知らん。都から遠くから離れたあんなところで、どんな殺し合いが行われてるかなんて、まるで興味がない。自分たちに都合のいい結果をただ首を長くして待ってるだけだ。だがそれでいい。そうでなければ戦は続けられないからな。命の奪い合いを目の当たりにすれば、どうしても疑問が生じる。疑念に苛まれる。戦を辞めたくなる。死ぬかもしれないという恐怖からではない。戦というものが、あまりに無益な、馬鹿げたことであると気づいてしまうからだ。そこからは己との闘いになる。何故戦うのかという、拭いきれぬ疑問に気づかぬふりをしながら、次の戦を乗り切らねばならない。
(加州) ...うん。そうだね。
(山姥切) だから、終わらせるんだろう。
(田村麻呂) あぁ。そうだ。
(加州) 揺るぎなき、終止符。打つんでしょ。
(田村麻呂) あぁ。二人の処刑で、全て終わらせる。...世話んなった。護衛はここまででいい。
(山姥切) ...さて。
あぁ。
(加州) せっかく正史通りにいきそうだってのにさ。
(蜂須賀) 仕方ない。
(大包平) 刀剣の横綱である俺の真価、魅せる時がきたな。
(山姥切) 俺たち刀剣男士は、歴史の異物だ。」



- - - - -

(加州) 「ははは。五体って...冗談でしょ。
(鶴丸) こりゃ驚きだなぁ。一体につき、一人相手すりゃ、一人余るが、どうする。
(山姥切) 陽動作戦だ。
(水心子) 危険を伴うが、誰かが複数体引き付けている間に一体ずつ倒していく。
(加州) 俺が引き付けるよ!
(鶴丸) さっすが一番隊組長の刀。だが無茶が通じる相手じゃないぜ。
(加州) でもやるしかないよね。
(鶴丸) あぁ。行こうか!
(加州) おし!...こっちだ!
(鶴丸) 遅い遅い!
(山姥切) 確実に仕留めるぞ!
(3人) あぁ!」






(三日月)
どこで落としたか どこで失くしたか もう 覚えていない
どこで埋もれたか 何処で潰えたか 誰も知らない
見つからぬままの 探し物


(大包平) 「俺に殺されるんだ。名誉に思え」
(山姥切) 「さあ次だ」


(三日月)
どこで生まれたか 何処を辿ったか しかと覚えている
誰と出会って 誰と別れたか 数え切れぬほど
見つからぬままの 探し物


(加州) 「フェイントに見せかけて攻撃」
(鶴丸) 「いいねぇ、だが、脇が甘いぜ。」
(加州) 「よくそうやって稽古つけてもらってたなぁ。」
(鶴丸) 「うるせえじじいだって言いたいのか。」
(加州) 「そうかもねえ!」
(鶴丸) 「...約束があんだよ。」
(加州) 「へえ」


(三日月)
この手で 武器を握り この手で 敵を倒す
この手で 命を奪う 
同じ手で 温かさに触れ 
同じ手で 柔らかさに触れ
同じ手で 命に触れる


(水心子) 「確実に仕留める。刀剣男士であるがゆえに。」
(山姥切) 「その目、気に入らないな。」
(蜂須賀) 「斬り捨て御免!」
(大包平) 「終わりだ!」






(6人)
刀剣乱舞 強く強く (強く強く)
鍛えし鋼 今 (今 今)
解き放つとき (解き放つとき)
刀剣乱舞 高く高く (高く高く)
誇り(誇り) 胸に(胸に)抱きて
この身(この身)朽ち果てるとも


(三日月)
戦いのその果てには 何があるのだろう

(6人)
俺は (俺は・私は)
この手伸ばす (この手伸ばす)
届かぬものなどあるものか



- - - - - -


(加州) 「あ~~~。どう?やったんじゃない。
(大包平) まだくるのか!
(検非違使が再登場)
(山姥切が斬られ、大包平が倒れ、斬られそうになったところに加州が飛び出していく)
(加州) させない!
(山姥切) 待て加州!!
(加州) オラァ!!!(斬られる加州)
(山姥切) 加州ーー!!!
(水心子) 加州!!
(蜂須賀) 清光!!!
うわああ!!
(鈴の音が鳴る)
(鶴丸) お前の相手は俺だぜ。
(山姥切) 考えなしに突っ込むなとどれだけ...!絶対に折れるな加州清光!隊長命令だ。
(鶴丸) 感情に支配されれば隙が出来るぞ。
(山姥切) 分かっている。
(倒れる山姥切と鶴丸国永)
(鶴丸) ま、そう上手くはいかねえか。
(三日月が後ろから検非違使を斬る)
(三日月) 参るか。
(鶴丸) 一番いいとこ分かってんのな。
(山姥切) そうだな。
(三日月) ははは。
(鶴丸) 一気に行くぜ!
(山姥切) ああ!


(大包平) この手で 武器を握り
(蜂須賀) その手で 敵を倒す
(水心子) この手で 命を奪う
(加州) 同じ手で温かさに触れ
(加州蜂須賀水心子大包平) 同じ手で柔らかさに触れ
(加州蜂須賀水心子大包平) 同じ手で命に触れる


(鶴丸) 「そーれ!」
(三日月) 「いくぞっ!」
(加州) 「俺の裸を見るやつは死ぬぜ!」


(三日月) 見つからぬままの 探し物


- - - - - - -

(鶴丸) 「あああああ!
(三日月) 給料分は働いたかな。
(鶴丸) 全然足りねえだろ!過重労働だよ。
(三日月) ははは。
(三日月にお辞儀する山姥切)
(三日月) なんだ?
(山姥切) ...助かった。
(三日月) ほお。良い目をするようになったな。
(山姥切) よせ。そんなにじろじろ見るな。
(三日月) ははは。
(水心子) 折れたら...折れたら、どこにいくのだろう。
(蜂須賀) 引きずりこまれるな。
(水心子) 蜂須賀?
(蜂須賀) 心もそうだが、思考というものも厄介なものだ。俺たちは人ではない。刀剣男士なのだから。
(水心子) あぁ。
(鶴丸) いやーしっかし、すっかり男前だ。
(加州) うっさいよ。手入れすれば治るし。
(山姥切) 加州清光!!!!(ゲンコツする山姥切)
(加州) いった....!!!
(鶴丸) よかったなぁ。その程度で。確かに手入れすれば傷は治る。折れない限り何度だってな。だが...時間が過ぎるほどに深くなる傷もある。
(加州) わかってる。次に繋げること。それが新選組の戦い方だ!
(大包平) 同感だ。折れずに無事に帰ることこそ...ぐ...
(蜂須賀) 大声を出すと、傷が広がるよ。
(大包平) くそぉ...!
(三日月) さて、アテルイとモレの処刑が執行されれば正史通りだ。後は俺に任せておけ。
(水心子) 三日月宗近が残るのならば、私も。
(三日月) 早く世話されに戻れ。
(山姥切) わかった。
(加州) いやだ。
(三日月) ははは。いやか。
(加州) あの人たちの最後、ちゃんと見届けてから帰りたい。...無茶してごめん。
(山姥切) ......本丸への帰還は...処刑を見届けた後とする。
(三日月) あいわかった。
(加州) ありがと...。(山姥切にもたれかかる加州)
(山姥切) ...。
(鶴丸) ああそうだ。
(三日月) ん?
(鶴丸) 本丸の桜。
(三日月) なんだ?
(鶴丸) あいつが言い出したって知ってたか?主に提案したんだと。新しい刀剣男士が顕現するたびに、桜を植えようって。
(三日月) あいつ...らしいなあ。



- - - - -
(三日月) あ...あ...(頭を抱える三日月)
(三日月) 『三日月宗近。打ち除けが多い故、三日月と呼ばれる。よろしくたのむ。』(音声)

(審神者) 来たれ、新たなる刀剣男士よ。
(鶴丸) 『よっ。鶴丸国永だ。俺みたいのが突然来て驚いたか?』
(審神者) この本丸の事は...XXと、XXに聞いてください。
(鶴丸) 『やまとうたは...人の心を種として...』
(三日月) よろづの言の葉とぞ、なれりける。
(鶴丸) 『ははは!驚いたぜ。鍛錬の最初に習うのが歌とはなぁ。』
(三日月) 生きとし生けるもの、いづれか歌をよまざりける。
(鶴丸) 『懐かしいなあ。人の世ってやつだ。』
(三日月) 主よ。新しい刀が出来たようだ。
(山姥切) 『山姥切国広だ。何だその目は、写しだというのが気になると?』
(鶴丸) 『また俺に穴を掘れってか?』
(三日月) 新しい仲間が増えたのだ。文句を言うな。
(鶴丸) 『そのうちこの本丸は桜だらけになっちまうぞ。』
(三日月) うん。それもよかろう。
(鶴丸) 『おいこら。茶なんて飲んでねえでてめえも手伝え。』
(三日月) 茶菓子があると、幸せだなぁ。
(法螺貝の音)
(審神者) 出陣です!この六振りでお願いします。
(三日月) うむ、では参加するか。
(鶴丸) 『任せておけ。先陣切って空気を掴むぜ。』
(審神者) 隊長は...山姥切国広。
(山姥切) 『何を期待しているのやら。」
(三日月) 出陣先はどこだ?
(審神者) 平安時代末期のXXXです。
(鶴丸) 『なるほど。北か。』
(審神者) 「刀剣男士、出陣せよ!」


(三日月) 『熱いな。本気になるか。』
(山姥切) 『くっ!』
(鶴丸) 『いいねえ。驚かせてもらったぜ。』
(山姥切) 『血で汚れているくらいで丁度いい!』
(鶴丸) 『山姥切国広!後ろだ!』
(山姥切) 『なっ...!』
『『『『XXX――――――!!!!』』』』

(三日月) ...ぁあああ!!はぁ...はぁ...は..は..は..はは。
(三日月) いや...笑っている場合ではないか。」


- - - - - - -



(モレ) 「う...アテルイ。
(アテルイ) なんだ。モレ。
(モレ) まだ生きていたか。
(アテルイ) ははは。当然だ。くたばるときは、一緒と決めただろう。
(モレ) ああ!
(アテルイ) 夜が明ければ、やっと...
(モレ) やっとだ!
(三日月) ...。
(アテルイ) アラハバキか。神様の登場にゃ、すこーし早くねえか。
(三日月) それは失礼したなあ。
(アテルイ) 何の用だ。
(三日月) 何故、負けると分かっている戦に身を投じた。
(アテルイ・モレ) ははは。
(アテルイ) 聞きてえか。
(三日月) ああ。
(アテルイ) あの地に生まれ、あの地に生きたからだ。
(三日月) そうか。ふん。(縄を解く)
(アテルイ) なにを。
(三日月) 逃げろ。明朝歴史の上でお前たちは死ぬ。
だが、どこでどのように処刑されたか、それは歴史の闇に埋もれたまま。明確に示すものは発見されていない。
(モレ) 何の話をしている。
(三日月) 逃げろ。その命は俺が預かった。
(アテルイ) ははは!!冗談じゃねえや。俺の命は、俺のもんだ。モレの命だってそう。他人が口を出すな。たとえ神様でもな。
(三日月) ははは。やはり、お前はお前だなあ。
(アテルイ) 何度目だ。俺に会いにくるのは。
(三日月) 数えることはもうやめた。
(アテルイ) ここで逃げた俺はいたか。
(三日月) ふ...(首を横に振る)
(アテルイ) バカヤロウ。んな顔してんじゃねえよ。お前の命は、お前のものだ。
(モレ) ははははは。
(アテルイ) この地に生まれ、
(アテルイ・モレ) この地で生き、この地を愛し、朽ち果てる、それが全て
(アテルイ・モレ) この地に蒔かれ、この地で芽吹き、この地で咲....
(処刑される二人)



- - - - - - -


(加州) この地に生まれ この地で生き
(加州大包平) この地を愛し 
(加州大包平蜂須賀) 朽ち果てる それが全て


(水心子) 「三日月宗近。あなたに言伝がある。
(水心子) 負けたものに寄り添いすぎると、そのうち負けに引きずり込まれるぞ。と。
(三日月) 将門か、しかと受け取った。
(鶴丸) あんま無理すんなよ。
(三日月) しゃらくせぇ」


- - - - -



(水心子) 命も思いも
(蜂須賀) 命も思いも
(大包平) 形ないからこそ
(水心子) 形ないからこそ
(蜂須賀鶴丸) 壊れるまま残る

(加州山姥切↑) 流るる大河に
(大包平鶴丸↑) 流るる大河に
(山姥切) 落ちた種
(加州) 落ちた種

(6人) 行く先見届けよう wow

(6人) 繋がれ 種よ芽吹け
(6人) 伝われ 花よ咲き誇れ

(蜂須賀鶴丸大包平) やがてこの地に 
(加州水心子山姥切) 生まれる楽土
(6人) その礎となれ

(鶴丸)
花が咲きか 種が先か 
満ちるが先か 欠けるが先か
巡るものの始まりは 不確かで曖昧


- - - - -



(三日月)
 「この陸奥で咲き誇る、花々」

咲くが先か 朽ちるが先か

 「アテルイ、モレの処刑から250年の後、奥六郡の長、安倍氏が大きな反乱を起こす。
それを皮切りに、前九年の役、後三年の役と、戦が続く。」

散るが先か 芽吹くが先か 

 「戦いの後、平将門を射った、藤原秀郷の末裔、藤原清衡が、この陸奥に君臨する。」

巡り巡ってこの地は 戦無き 仏国土

 「平泉」

(男子) ひらいたらつぼんだ ぽんぽんぽん
(男子) つぼんだらひらいた ぽんぽんぽん


 「およそ100年続いた黄金楽土も、頼朝が起こした戦によって、散り行く」

安寧の終わりは いつも戦の始まり
散って朽ち果てて 

「次に繋ぐ種となる。幾人もの、我が友も然り。」

半座分かつ 華のうてな 
誰が為にそこにある
宿世分かつ為の 華のうてな



- - - - -

(大包平) 「戦いの後は夜鳴き蕎麦に限るな。
(水心子) うまーー!!!沁みるー!
(蜂須賀) 水心子正秀は本当に美味しそうに食べるなぁ。
(水心子) え、い、いや、そんなことは。
(蜂須賀) 美味しいものは、美味しい。そういった方が楽しいんじゃないかなぁ。
(大包平) そうだ。
(加州) お、やってるねー。
(大包平) 随分と長かったな。
(加州) 大包平だってさっき出てったばっかの癖に?
(大包平) なにぃ!?
(加州) しっかりお手入れしてもらえるってことは俺ってば愛されてるよね。やっぱ。
(加州) 頂きます。ありがと。
(辛い何かを入れまくる山姥切)
(加州) ありがと...。ありがとぉ!ちょ、あのさー。
(水心子) お怒りのようだ。
(大包平) 食べ物を粗末にするな。
(蜂須賀) そうだよ。誰かの努力によって作られているものだ。
(加州) ...分かったよ。...かっら!!!
(大包平) ははは!!!
(加州) あ、でも意外といけるかも。
(水心子大包平) え?
(山姥切) は?
(加州) あ、から。うまー。
(水心子大包平) え?え?
(蜂須賀) ごちそうさまでした。
(加州水心子大包平) え?
(加州) ちょっとまって。
(加州) まってまって。
(山姥切) ごちそうさまでした。
(加州) まって!ちょっとまってー。
(水心子大包平) ごちそうさまでした。
(加州) 待ってよ。
(大包平) 残すなよ。
(加州) うん。ごちそうさまでした!

(大包平) 上手かったな。
(水心子) あぁ。
(山姥切) さて。約束だったな。
(山姥切) どこから話すかな。」



- - - - - - -

(鶴丸)
草木芽吹く季節に 綻ばない蕾
固く閉ざして 開くことを拒む
草木芽吹き季節に 綻ばない蕾
何を語ろう 何を語り合おう

雪が溶ければ 淡く消えゆく
彷徨い歩く あいつの足跡
雪が溶けると 露わになる
ここにいた あいつの足跡

果て果て どんな歌を詠む 
つもりだい.....

- - - - - -


(審神者) 「おかしいですねえ、もう咲いても良い頃なのに。
(鶴丸) 主がこんなところまで来るなんて珍しいな。
(審神者) この木と話したくなるときがあるんですよ。
(鶴丸) 驚いたぜ。俺もたまーにこいつと語り合うぜ。
(審神者) あなたの話し相手ですか。苦虫を噛み潰したような顔が思い浮かびます。
(鶴丸・審神者) はははは!
(鶴丸) そうだな。...もういくのかい。
(審神者) 積もる話の邪魔はしたくありませんから?
(鶴丸) 気を遣わせて悪いな。
(審神者) いいえ。
(鶴丸) 主。約束は......呪いだろうか。
(審神者) 約束は、願いですよ。

(三日月) ...隣、よいか。
(鶴丸) ...。
(三日月) 立派だなあ。
(鶴丸) ああ。
(三日月) 見事な咲きっぷりだ。歌を詠みたくなる気持ちも。分かるな。
(鶴丸) 歌か。そういや俺のかつての主の中にも歌を詠むのが得意なやつが居たなあ。和歌だけじゃなく、漢詩も沢山詠んだらしい。あと、随分と筆まめで自筆の書状...」






(鶴丸)
半座分かつ 華のうてな 
誰が為にそこにある


「今なら多少なりとも分かるぜ。
歌わずにはいられないって、やつがな。」



  







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※パート分け、歌詞は予想の段階であり、確証を得るためのものではありません。
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