Sakura...80 | 櫻ふぶきのつぶやき

櫻ふぶきのつぶやき

ペースがばらばらのお話ブログです
嵐さんのLOVEを
お名前をお借りして書いています

**フォロワー・アメンバー

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宝石緑宝石緑宝石緑

オレは手に持ったスーパーの袋を

思いっきり振り回し

変男にぶつけた

 

「翔さん?

翔さんっ!」

 

オレが大声で叫ぶと

変男は・・。

手に持っていた光るものを落として

逃げていった

 

「雅紀・・」

 

その場に座り込む翔さん

翔さんの白いシャツが

赤く染まっていく

 

「翔さん!

翔さん!」

 

オレは翔さんに駆け寄って

背中を支えた

 

「翔さん!

嫌だよ…いやだよ翔さん

死なないで・・・・

お願い雅さん!

翔さんを連れて行かないで・・・」

 

「・・・はぁ?

勝手に殺すな!」

 

「え?」

 

「腕を少し切っただけだ!」

 

「えっ・・・?

ええええっ?

あーーーーー良かったぁ・・・」

 

「それより、荷物・・」

 

その言葉に廻りを見渡すと

スーパーで買ったものが道路に散乱

 

それに騒ぎに気付いた近所の人が

外へ出てきて

ちょっとした騒ぎになってしまった

 

翔さんのアパートは

会社の寮扱いとはいえ

一般のアパートの一室を借り上げているから

同僚とかいるわけではなく・・・

(…だから翔さんのアパートに来られるんだけどね)

その点は良かったって思ってる

会社で騒ぎにならずに済んだから。

 

でも警察が来たり…なんだかんだで

 

「・・・つかれた・・。」

 

「オレのせいで‥。

ごめんね・・

痛い?」

 

「動かせばな。

でも大丈夫だ

それより

お前の腕のほうが痛そう」

 

擦りむいた腕

 

翔さんが行った病院で

オレも一緒に手当てしてもらったんだけど

ブラシで傷に入り込んだ

砂や塵を掻き出されて

流水で洗われて

マジで痛かった

 

翔さんの傷は深くなくて

縫合とかなかったけど

結構な長さの切り傷ができて

腫れたり、熱をもったり、赤くなったら

すぐ受診するようにといわれ

二人で帰ってきた

 

「言っとくけど・・」

 

「うん・・。」

 

「お前のせいじゃねぇからな」

 

「えっ?」

 

「怪我」

 

「だって・・。もとは

オレへのストーカー・・・」

 

「それもお前のせいじゃねぇだろ」

 

「でも・・。」

 

「ともかく。なんでもなくてよかった」

 

「何でもあるよ

怖かった・・・オレホントに・・。

命助けられた・・・ありがとう」

 

凶器は

小さな果物ナイフのようなものだった

 

そして変男はその夜のうちに捕まった

 

30歳の会社員だった

 

・・・Masaki

乙女のトキメキ  乙女のトキメキ  乙女のトキメキ

こんにちは

ふぶきです

 

趣味のものが増えて

部屋を片付けています

 

寝るまでに収束させないと

寝るところがないくらい

モノが広がっています

 

がんばります

 

お読みいただき、

ありがとうございます