Sakura...81 | 櫻ふぶきのつぶやき

櫻ふぶきのつぶやき

ペースがばらばらのお話ブログです
嵐さんのLOVEを
お名前をお借りして書いています

**フォロワー・アメンバー

ご希望の方は

テーマトップの

「1.フォロワー・アメンバーご希望の方へ」

をお読みください

 

宝石赤宝石赤宝石赤

まさか。

変男が

ずっとついてきているとは思わなかった

 

宝石赤

 

アパートに着いて

カギを開けるために

自分が持っていた

スーパーの袋を雅紀に渡す

その振り向きざまに

奴が見えた

 

低い叫び声が聞こえた

すごい勢いで近づいてくる・・・。

 

「雅紀っ!」

 

俺は咄嗟に雅紀の前へ出て

自分の後ろへ隠すように押した

 

「うわっ!」

バリアフリーではないアパートの

少しの段差に足をとられ

雅紀が転んだ

 

「えっ?」

と思った瞬間

俺の腕をかすめて

ナイフが・・・

 

この一瞬の出来事の間に

いろんなこと考えるんだな

 

そのナイフが刺さったら

ヤバいな・・・とか

こんなドラマのようなこと

本当に起きるんだな・・とか

 

「いてぇ・・・」

それにみるみる血が滲んでくるし

俺は一瞬貧血を起こした

 

フラッとして

道路に座り込んだ

 

なおも俺を見つめる変男

 

雅紀がスーパーの袋で反撃をして

変男がひるんで逃げていった

 

「翔さん!

死なないで」

 

「ん?」

 

そこで俺は我に返って

 

「勝手に殺すな」

そう雅紀に言った

 

それからは

 

病院へ行ったり

 

警察の事情聴取を受けたり

 

帰宅したのは夜中…

っていうより夜明け少し前

 

買ってきたものは

とりあえず冷蔵庫に突っ込んでおいたけど

冷食は解凍されちゃってるし

 

「唐揚げあっためて

ビール飲も」

 

「いいな」

 

・・・・・

 

「はぁ・・・うめぇ」

 

「ね。」

 

「それより・・・」

 

俺は思わず雅紀に手を伸ばした

手当てされているガーゼに

うっすら分泌物が滲んでいる雅紀の左腕

 

「痛いだろ・・・

ごめんな

もう少し何とかすればよかった」

 

「えっ?

何言ってんの?

これしてくれなかったら

こんなもんじゃすまなかったんだよ?

オレ死んでたかもしれない

 

翔さんこそ

オレのためにケガさせちゃった」

 

「かすり傷だよ」

 

そして雅紀から伸びてくる右手

怪我した俺の左手・・・

 

「雅紀・・・」

 

・・・・・SHO

乙女のトキメキ  乙女のトキメキ  乙女のトキメキ

ふぶきです

 

平日の

更新はちょっと難しいかも。

書けたらアップしますね

 

 

お読みいただき、

ありがとうございます

 

潤君の映画「99.9」

楽しみですね