昨日、5年ぶりにご来院されたお客様がいらっしゃいました。
もうすぐ30歳の女性です。
30歳っていうのは、女性にとってすごく大きな節目で。
私もそうでしたが、特に、未婚で仕事にも疑問を感じている場合、
どうしよう
このままはいやだけど
どうしたらいいの？
まわりはどんどん結婚して子供ができてて。
あんまり遊べないし、会ってもなんだか話が合わない。
でも彼氏もいないし、今すぐに結婚したいわけでもない。
体もしんどいし、お肌の曲がり角もきてる？
かといって転職するのも怖い…
これからどうやって生きていこう？…
頭も体も心も生活も…
ぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ…
になっちゃうんですよね。
私も「教師を辞める」という決断を下すまでは
ずっと堂々巡りをしてました。
よく30が来てしまえば
嘘みたいに楽になる、なんて無責任なことを言う人もいます。
確かに結婚や出産に関しては多少「ま、いっか」となることもありますけど、
仕事や生活、健康に関してはなかなかそうもいきません。
やはり前に進むための何らかの大きな決断をするか、
それまでの価値観を大きく変える経験でもないと、
なかなかスッキリとはいかない気がします。
私はあの時大きな決断をして、そこから人生が劇的に変わり、
自分らしく生きられるようになりました。
よくよく考えてみると、その時までの選択はどちらかというと
自分自身の心に従ったものではなく、
周りの声やなんとなくこんなもんかな、という
「既存の常識」に従ってしてきたものだった気がします。
だから、あそこが私の人生のリスタートというか、
私自身を生きるスタートだったのだろうと思います。
他人の意見や親の意見、世の中の常識…
そんなものではなく、
私の心がどう感じるか
体がどう反応するか
自分がどう生きたいのか
これを徹底的に自問して導き出した答えでした。
そこからの選択もこのときに基準にしたことから
ほとんど変わっていないので、何かあってもブレや悩むことはかなり少なくなりましたし、
自分の決断に自信と責任が持てるようになりました。
他人のせいにしなくなった分、人生が楽しく自由になりました。
悩まない、というわけではないですけどね。
こんな感じでいつの間にか45を迎えようとしている私が
今悩んでいるお客様にできることは、
悩んだ30歳を乗り越えて、今、
日々楽しく活き活きと生活している姿を伝えることと、
そこに向き合うために心身をしっかりケアして差し上げること。
ケアの方法や人生の踏み出し方をお伝えすること。
決断をするのはお客様自身です。
私は仕事を辞めるという選択をしましたが、
もちろんそれがすべてではありません。
せっかく内からも外からも焦りを感じさせられる30歳の時期＝チャンスに
自分と向き合うことを諦めて惰性に流され、
15年後も同じことでくよくよと悩んでいないように。
15年後に今よりも笑って楽しくハッピーに生きていられるように。
本当に心から願って、鍼やマッサージをさせて頂いてます。
