大会当日、午前4時に目が覚め午前6時、長屋(自宅)を出る。
先週、痛めた背中の肩甲骨の筋が、たまにピリット痛みが走る
江戸の会場(東京中央区)までチョットした道中旅行である。
バス~電車~地下鉄を乗り継ぎ会場に8時15分に着いたが
もう会場脇では事務局のスタッフの方が輪を囲んで打合せ、(お疲れ様です!)
あわてて会場に入り、入り口で剣友達と挨拶もそこそこトイレ裏で着替え
2階観覧席へ荷物を運んだ。
9時過ぎには審判の打合せもあり審判者は注意点を真剣に聞き入る
なかなか聞き取りずらいが話の流れで要点は何とか理解できる。
さあー開始である
開催のセレモニーも終え、前の弐段の試合も順調に進行し拙者の参段の番
試合○コートの進行係から「赤 浮草 選手 白 ○○選手 」・・と声がかかり
さあー参ろうか・・対戦相手は熟年女子である。女子に又・・・縁がある
(前年は3回戦まで女子であったから・・・と頭の中の 独り言 )
主審が「始め!」・・声が響く
刀礼後、一本目、座技五用 「真」
静に鞘引きをしながら逆袈裟を脇下から切り上げ
左足を踏み出し袈裟に斬る・・刃音が鳴り、腰を入れ
膝前に柄頭がきて切っ先が止まる。
「よお~し・・」上手く言ったぞ・・
身体をゆっくり起こし正体し納刀・・・「ゆっくり・・ゆっくり」
二本目、立ち技五応の 「胸尽くし」身体の反応が速くなり・・・抑えて・・抑えて
三本目、立ち技五応の 「円要」後ろ斜め後方に一歩・二歩・・
「鞘引きしろ」頭の片隅で叫ぶ・・・「逆袈裟上腕部だぞ!」「追い込め!」次々
頭から指令が出る。身体が先に素早く動いていて・・剣が疾(はし)る・・・
まだ対戦相手はまだ二本目、「動きが早いぞ!」ブレーキがかかる・・
納刀・・・礼・・3本目が終わり中央に立ちすくむ・・一秒・・二秒・・何秒か待つ
時間が長く感じる・・対戦者が終わり・・納刀・・・礼
主審、副審が同時に立ち主審が「判定!」声を落としずしり・・と響く
「白2、赤1 白の勝ち」
三分間の試合は終わった・・・