昼食後、後半「級」の試合が終わり「無級」の試合が行われる。
間もなく「無級の審判の方は各コートにお集まりください・・」
と場内アナウンスが流れる。
○コートに向かう丁度、アナウンス前の場所だ。
先月、審判講習会を事前に受講していたので落ち着いて主審から旗を受け取った.
対面したもう一人の副審も同じ気持ちではなかろうか・・・
など考えなが主審を中央に脇を副審が横一列に並び進行係の「審判に礼」の号令を待つ。
「審判に礼!」進行係に号令がかかる
「赤 ○○選手・・・白 ○○選手」 赤と白の帯を腰に巻き二人の選手が
静に中央の指定場所に出て「始め!」の合図に3本の演舞が始まった。
一組目・・二組目・・・判定を下し続けた・・「赤3、白0 3対0、赤の勝ち」
「白3、赤0、 白の勝ち」 主審・副審二人とも同じ判定が続く・・・ほっと一息つく
二順目・三順目に入ると、
3本の形で一本目は白・・・二本目は赤・・3本目は・・赤白とも
どちらともいえない・・判定判断に時間がかかる
頭の中の保存ホルダー赤と白の区分けから「体裁き・目線・切っ先」の項目分類
減点加算を引き出す・・拙者の頭の中は旧式アナログ回線である・・・
時間がかかる・・・答えデーターが老回線をピーピー音を立てながら悲鳴を上げ
超特急で駆け巡る・・・やっと記憶に答えが出てきた!(間に合った・・やれやれ・・)
赤の選手は刀礼が始まり、白の選手はとっくに刀を下げ直立して待っている・・・
「判定!」主審が声高らかに号令を発した。
拙者、主審に向かい右側コーナーの椅子から立ち上がり「サッート」胸を張り
「白旗」を右45度頭上に振りかざす・・・(こういう場面にカメラマンはいない・・)
判定「白2、赤1」「白の勝ち」
○コートの判定は全て終わった
「審判に礼!」進行係が最後の号令をかける。
副審二人は主審に旗を返却・・「主審に礼」・・
副審同士もお互いに礼 「お互いほっとしましたね!」
初めての審判 全て勝ち側に振り上げていた・・・