今年最後の四段以上の昇段審査サーチが12月第二週の日曜日開催されました

昨年の12月の四段以上の昇段審査受審者がいませんでしたので、審査当番は

「初めにして最後ということになります」来年からはご宗家が

審査をするということになりますので、しっかりと務めたいと神田本部に伺いました

 

  

神田本部道場  流祖 辻月丹資茂(すけもち) 無外流明思派宗家 新名玉宗

 

千葉周作先生の玄武館跡 日本橋神田於玉池 絵図  現在は千桜小学校後に

(北辰一刀流)                  高層マンションが建つ

 

無外流神田本部道場の周辺は江戸時代「お玉ヶ池」と呼ばれ民間の学問と

武芸の盛んなところでした。以前に千桜小学校の門傍に北辰一刀流開祖の

千葉周作先生の玄武館跡碑がありますが、現在は小学校後に高層マンションが

建ち並んでいます。玄武館は北辰一刀流の開祖の千葉周作が開いた北辰一刀流の

道場です。1822年(文政五年)日本橋品川町に創立された玄武館はその後、神田お玉が池(現在地に移転しています)練兵館、士学館と並んで幕末の三大道場の一つとして数えれれていることは皆さんご存じかと思います。

その傍にあるのが無外流神田本部道場です。


 

審査試技の前に確認をするT会の四段剣士 審査後のフォローをするT教士七段(左)

 

今回の受審者は関東では神奈川県の横浜、川崎を中心として活動している

T会の四段者二名です、五段の昇段審査

試し斬り」は巻き藁一畳を基本の一(横一文字)を初太刀で斬れることです

試技については座技二本と立技三本でその場指定技が座技で一本と立技ですと

「四方」が必須で刀は真剣で試技いたします。

 

居合形の次に組太刀技十五本を仕打ち交代で無外流居合・剣術又は神道流剣術を

試技し順番は無外流・大太刀・小太刀・剣術の形、神道流(四通八通の順)です

 

試技の前には「理念」「道場訓」と「会の方針」または「会員心得」を暗記した

三項目を試験用紙に記載していきます。私の頃の口頭出題で赤穂浪士の吉良邸討入は

何年で?、またそれは流祖 辻月丹が何歳の時ですか?とか

門下の大名の数とか?将軍御目見えの機会を斡旋した大名は誰なのか?またその時に辻月丹は何歳なのか?・・・なんて歴史雑学も勉強していないと答えられない質問もありましたね~(当時の試験は口頭質問でした、古いお話です)

 

戻ります…理念・道場訓と会の方針か会員心得を試験用紙メモに記載したら、

今度は百足伝(道歌)20首を記載していきます(過去は暗記を読み上げる)

物覚えの悪い私なんぞは苦労汗しました(笑)

 

試技して審査・試験用紙を回収して審査して合否を決定しますが、居合形や、組太刀形の試技を間違えます(内容によりますが)とその場で試技中止で審査終了で残念ですが失格NGとなる場合もあります。

今回は居合形、組太刀形、百足伝20首音譜をT教士七段とM錬士六段と私、三人で

協議結果、「合格と致しました合格」おめでとうございます!、T教士七段からは

胸を張って・・とは言えないことですがと一、二言ありました。

 

その課題や指摘内容を結果後、所作から居合形・組太刀形・剣術形・等特訓です、

その一つ一つ、解り易く丁寧にT七段教士は指導していました。受審者はメモを取り

T教士とM錬士で訂正箇所の形を再現して半年後の「指導員」を意識した指導でもありました。非常に私も勉強になった三時間の「五段昇段審査」でした。

 

T教士七段・M錬士六段、お疲れさまでした「ありがとうございました!」

合格したT会の二名の剣士、お疲れさまでした、指導員受審にむけ今日の課題や宿題を忘れず頑張ってください~ではまたお逢いしましょう~ニコニコバイバイ

    

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