4月中旬から月末にかけイベントが2つあり、その準備や稽古で忙しくなりました。
基本一の抜き付の稽古 立ち技の理合いを説明(逆袈裟で対敵の上腕を斬る)
深谷場所で入門間もないペルー国のAちゃん(小学校一年女子)▲の演武指導中です
具体的な参加チームやサークルの打合せが終わり、パンフやチラシ案内物に日程や当日のプログラムが決められてイベント週に熊谷市の各家庭に配布されると思います
さて、ではどのように剣術・居合道の演武するかと?申しますと、奉納演武ですと
拝殿に向かい刀礼、その間に当流派の流祖や時代背景の歴史説明、テレビ・映画・小説などに取り上げられた作品などの紹介をします。
無外流のDV作品紹介 形動作の理合い説明 対角線上で(四角)演武中
(過去の国宝妻沼聖天山▲ 奉納演武です)
「刀礼」や流派の特徴や歴史紹介、マスコミで取り上げられた作品紹介が終わりますと基本動作の「基本一」抜き付、「基本二」の抜打ち演武です。
この基本動作演武は入門間もない剣士達や級の技量レベルの人達に演武して戴きます
その次は居合形に入ります。
居合道は、団体でも同じく一人で形稽古しているのと同じで、一つの形動作がどのような動きで刀を振っているのか?見学者は解りません。
その理合い(形動作)を説明するために座技(すわって抜き打ちする形動作)
立ち技(立って抜き付、抜き打ちする動作)の身体捌き、足捌き、刀の運び、
対敵に打ち込む、斬り込む動作を見せるため、対敵(一人)を用意して、実際に
模擬刀で斬ってもらい、対敵に倒れてもらいます。そして残心、血振り、納刀、遠山の目付をして一形の一連形動作が終了します。
このようにして二人を相対して「斬る役(仕太刀)」「斬られ役)(打太刀)」
を配役して見学者に説明していきます。(代表的な座技と立ち技のみ)
四角を意識した座技の演武 初太刀は向かい合う 突きのタイミングを合わせる
木剣の組太刀稽古 試し斬りの太刀筋(刃筋)稽古
舞台は正方形に近い背合わせ、四方の四角での演武になるため、全体の形動作
の流れをシンクロ風にして拍子を合わせる稽古をする。
この、居合形演目(座技二形、立ち技三形)の合計五形を稽古していきます。
(但し演武時間の時間配分により形演目が増減します)
そして、「組太刀形演武」「剣術形演武」「試し斬り」と三演目が続きます
そのような稽古を来月の最初のイベント演武「妻沼聖天山春季大祭」の奉納演武
に向け鍛錬していきます。今回は少しだけ演武内容を説明しました。
次回は、組太刀・剣術形・試し斬りを説明して参ります。
桜名所の熊谷堤では菜の花が咲き始めました・・・桜は間もなく開花ですね
(上記撮影日は3月19日です)