あと10日 | みちしるべ

みちしるべ

人は生まれによって尊からず

その行いによって尊し

かけた情は水に流せ

受けた情は石に刻め

右は極楽 左は地獄

心ひとつが道しるべ

12月13日(火)早朝(寝れない)

 

あと10日後に現地です。

この活動、足掛け6年目。

とても大切な学びがありました。

 

ひとりの力は微力だが、無力ではない。

ひとりの小さな声が、だれかに伝わり、拡がっていく。

 

マザーテレサの聖句。

 「私達のしていることは大河の一滴、けれど何もしなければその一滴すらも消えてしまう」

そして、この大河の一滴、というのは

瞬く星のように

ひとり静かに祈る想いであったり、意を決して発した言葉であったり

手紙に書かれた願いであったり。

それぞれのひとに、子どもにも、その想いや言葉や、大切にしたい人がいる。

そして、なぜ、それを大切にしたいと思うのかは誰も明確に説明することはできません。

 

話がぶっ飛んでますが・・・主旨は

うっかりすると消えてしまうかもしれない子どもたちの想い。

意を決して発した言葉、が届いていることをお伝えしたく。

 

まずこちらの彼。

中学2年生になります。

野球部でがんばっていますが、なかなかレギュラーになれない。

2年前からずっと想いは変わりません。

彼の心に瞬く星は消えていません。

 

 

そしてその彼のお兄ちゃん。

いよいよ中学3年生。

目を見張るほどの成長をしています。

見た目はいわゆるオタクくん。

眼鏡をかけ、小太りで、いかにも優しそうな男の子。

彼は去年まで歴史が好きだったり、ゲームが好きだったり。

 

しかし昨年、彼が書いた自己紹介カードの中にはじめて彼の夢が書かれていました。

 

「保育士になりたい」

 

そして今回の手紙には、その夢に突き進む彼の決意と行動が見て取れます。

 

彼はまだ受験前の中学生、ただのオタク(言葉が悪くてすみませんが)にしか見えなかった

その彼が託児補助のボランティアに参加し、保育士への夢へ猛進しています。

 

 

次の彼は南相馬、今年で9才、小学4年生くらいでしょうか。

彼が今まで書いてくれた手紙の内容です。

 

2012みんなが なかよくすごせますように
2013ゆっくりあそびにきてね!おばあちゃん足がいたいからマッサージを教えてあげたい 
2014 おじいちゃんとおばあちゃんが長生きしますように。
2015 サンタさんへ 今年も来てくれてありがとうございます。
今年はいろいろなイベントを考えてくれてるようなのでとても楽しみにしています。
遠いところから来てくれるようなので気をつけてきてください。
ぼくは今、足のはやい友だちよりはやくなるように体育をがんばっています。

 

彼が算数と英語を頑張っている。

それはなぜなのか、これまでの手紙の内容を踏まえそこに想像力を働かせます。

 

 

次はその彼の妹さん。

まだ4才くらい。

お手紙はお母さんが代筆で「字がうまくなりたい」。

サンタが来てくれることは嬉しいそうです。

こどもたちは皆、サンタが好きなのはなんでだろう。

 

次の方は陸前高田、2年越しのお返事。

毎年、サンタからお手紙を送っても何のお返事もないことはあたりまえです。

ですが、毎年楽しみに待っています、と思ってくださっていたことを知り感謝感激です。

 

お母さんの苦悩もうかがえます。

昨年からLINEでもつながれるようにご案内しています。

手紙とインターネットと、温故知新、古きを大事に、新しきに親しむ。

 

ビジネスにしろ、人間関係にしろ、コミュニケーションが基盤になります。

 

再掲

こちらのお子さんは5年のお付き合いになります。

津波で親を亡くされました。

震災の頃は2才、今年で8才。

超逃走中という3DSのゲームが欲しいようです。

 

彼はとにかく強く優しいカッコいい大人になりたいのでしょう。

欲しいゲームからもそれが伝わってきます。

 

再掲

下のお手紙は彼のお姉ちゃん。

震災の頃は3才、今年9才に。

2人とも「人の役に立ちたい」という想いは変わっていないようです。

お姉ちゃんの欲しいゲームはまたかわいらしい。

みんなで力を合わせて村をつくっていくというゲーム。

人の役に立ちたいという想いに、人と力を合わせるという価値観が芽生えているのに気づかされます。

 

 

再掲・追記

南相馬9才になる女の子。

夢や願いが書いてありません💦

しかし知っています。昨年から彼女は「将来は漫画家になりたいです!」と言っていました。

絵が上手だし、色使いも独特、そしてなんといっても日清カップヌードルのChiliTOMATO。

「おいしいですよ!」って♥

 

実は彼女、昨年自己紹介カードを20数枚書いてきていました。

南相馬は半数以上が県外避難され、子どもの数が圧倒的に少なくなっています。

 

ここでははっきり書けないのですが・・・

放射能とは違う人的被害があり、子どもたちは外でお友だちと遊ぶこと自体が危険なのです。

 

今回のクリスマスファンタジーツアーの最大の主旨は彼女にあるといっても過言ではありません。

 

この活動を通じて学ぶことはほんとうに多いです。

 

何かに立ち向かう姿を行動で示す

苦労を買ってでもする

人の痛みをわかろうとする

人の尊厳を重んじる

依存しない(可愛い子には旅をさせよ)

 

そして、こんな彼らの心に瞬く光を応援してくださる人がまたひとり、いらっしゃいました。

この活動を通じて、ホッとする瞬間です。

 

このような方々の存在こそ、みちしるべといえましょう。

 

✨2016ご支援者様(順不同)

東京都 唯我様(パトスカフェお疲れ様です!)

京都府 福井泰代様

広島県 匿名様

岩手県陸前高田 山谷 和弘様

岩手県陸前高田 現地高校生チーム様(親御様と検討中)

岩手県陸前高田 鈴木旅館様

北海道 匿名様

宮城県仙台市 タイムズカーレンタル仙台空港店様

長崎県長崎市 梅本 真由美様

 

✨プレゼント募集はもうしばらくお待ちください_(._.)_

 現地での購入など様々、検討中です。

 もし、彼らの想いを叶えるヒントとなるアイデアがありましたら絶賛ご意見募集中です!

 本、漫画、映画、DVDなど、彼らが思い描いた夢へのみちしるべとなるプレゼントを贈りたいと考えています。

 

アンパンマン活動資金を応援くださる方はこちらにくま

口座名義:東日本大震災被災地の子どもたちへクリスマスプレゼントを! 

ゆうちょ銀行 店番518 普通3724645 

※ゆうちょからは15150-37246451

 

 

引き続きお見守りください。

いつもありがとうございます。