展示会って難しいよね | がんばりましょう!!

展示会って難しいよね

 今日まで東京ビックサイトにて「自動認識総合展」(http://www.autoid-expo.com/)なるものが開催されていた。
この展示会はバーコードやQRコード、ICや生体認証の仕組みなどが一同に見ることができる業界では比較的有名な展示会です。
うちの会社も毎年出展してるが、この展示会に限らずに毎回疑問を感じています。
確かに商品の紹介はメインであることは確かではある。
それによって見込み客を発掘し、売り上げにつなげていくのだが、どうしても商品紹介にとどまってしまう傾向が各社とも見られる。
 素材メーカーは価格面や納期などに特化し、ハードメーカーはスペックにこだわる。
しかし、見に来ているお客さんは自分の会社や職場でどういう方法で使ったら効率をUPできるか、便利になるかを見に来ているのではないか?
 そうなると効率化や生産性を訴えかけるディスプレイを考えればいいのだが、ある特定の業種や業務に特化するとそれ以外に利用方法を思いつかないお客さんはせっかくいいものを「自分の社内には関係ない」ということで見逃してしまうことになる。しかし、展示会に社内の問題点をしっかり捉えて来る人は、気づくのである。
従って、一見多くの来場者の見逃す行為にはなるのだが、しっかりとお客様の問題点を解消すべき具体的な方法を展示するとかなり濃い見込み客がつかむことができるのである。
しかし、担当者は来場者数や名刺の交換枚数に価値観を見出すので、中々踏み切れない。どうしても万人受けのするディスプレイをしてしまうのである。
ここでも営業本来の姿勢が問われるのである。本当に顧客に向いて仕事をしているか?
「何でもできるは何にもできない」のである。
自分も年に1度だけ展示会の責任者を担当するが、毎回、後悔の連続である。本当に難しいですね。