香港というところ、残念ながら日本人にとってはまだまだ如何わしいイメージが強いようです。
特に、中国に返還されてから、香港も中国の一部(まぁそうですが・・・)という認識もあり、
中国人と香港人の区別もなかなかつかないため、中国&中国人=信用できない論理の流れで、
同じように香港&香港人も信用できないとなってしまう傾向があるように思われます。
香港人と中国人を一緒にすると、生粋の香港人はすごく怒ります。
シンガポール人も同じです。
同じ中華系でも、自分たちは全く異なる人種であると考えています。
ここ数年は、香港の中国化は著しい面もありますが、文化や制度が侵されている訳ではありません。
ただ、流入する中国人と人民元の量が半端でないだけです。
Gの立ち位置は、香港をビジネスと金融の拠点としてどう活用するか?というところにいまのところ集約されます。
10年近く香港と香港人に付き合ってきて、いまのところGの結論としては、「日本人にとって香港は今後の生き残りをかけた重要な拠点である」と考えています。
香港をビジネスという視点でまじめに活用していくためには、法人設立、ビザ取得、国際税務、国際法務、人材採用、システム統合、そして投資などかなり入り組んだ関連性のある事柄をきっちりと処理していかなければなりません。
残念ながら、日本人にとって、こういったノウハウはあちこちに分散しており、複数のどうでもいい人や会社が絡んでいてレイヤーのかかった状態です。
香港内でも、個々の専門的分野の真打ちはそう沢山いるわけではありません。
投資の世界でも同様です。
そんな中で、かなり有望なサイトを見つけましたので紹介しておきます。
http://www.asia-businessguide.jp/
「日本人のための香港ビジネスガイド」というものです。
まともな人がまともな専門家を紹介しているサイトのようです。
いままでこういったものが無かったので、今後の活動に期待したいところです。
残念ながら、いまのところGはこのメンバーに入ってはいませんが・・・。