精神科医と薬 | 『自分と家族の健康は、自前で築く』整体カウンセラーのブログ
(以下、内海先生のブログから引用)

多くの人が「うつ病」や「精神病」は精神薬を飲まねばならないと思いこんでいる。
しかしそれがすでに洗脳であることに気付いている人は少ない。
「うつ病」や「精神病」の存在がどれだけいい加減かは少し置いておこう。
それらの病気とやらが存在すると仮定しても、
その治療がどれだけ無意味か、これらの論文は教えてくれる。
他にも論文は多数存在するのである。




『プライマリ・ケアにおける不安障害と抑鬱障害の転帰』
‐Ronalds, C. British Journal of Psychiary 171 (1997): 427-3.

概略:
うつ病患者148人を対象にイギリスで行われた研究。
服薬していない患者群は6ヶ月で症状が、62%軽減。
投薬治療群では、わずかに33%であった。




『プライマリ・ケアにおける大うつ病の予後に対する治療効果と発見』
‐Goldberg, D. British Journal of General Practice 48 (1998):1840-4.

概略:
世界15都市のうつ病患者を対象に行われたWHOによる研究。
うつ病を識別するスクリーニングのメリットを評価。

1年後、向精神薬への暴露がなかった患者のほうが
「全般的健康状態」がはるか良好であり、「うつ症状が以前より緩和」され、
「精神疾患」とされる可能性も低くなっていたことが明らかにされている。




「うつ病とか神経症に薬出すのがダメなのはわかるけど、
精神分裂病はさすがに難しいでしょ?」
と多くの人が思っているのではないでしょうか?

しかしそうとは限りません。
たとえば以下の論文。
これは私の実感とまったく符合します。
私のようなクサレ医者でなく、大権威がかなりの年月にわたって調べたものです。

皆さんの常識はいったいどこに向いているでしょうか?
向精神薬とやらにいったいどこまでの価値が存在しているでしょうか?
もしそれでも向精神薬を使うのだとしたら、
どのような使い方がいいのか、
日本人は(イヤ世界は)真剣に考えたことがあるでしょうか?



「抗精神病薬による治療を受けなかった統合失調症患者の転帰と回復に関する要因
: 15年の多年追跡調査」

薬剤治療を受けてない統合失調症患者は40%が回復した。
これに対し、薬剤治療を受けた患者の回復率はわずかに5%。

"精神医療従事者たちは環境要因を無視することで、
人生を何らかの精神疾患に診断し、自らの職業の安定を確保している。
今や何の障害にもあてはまらないのは死人だけである"




この発言たちはある病院の精神科医のツイッターです。
厚生省事業にもかかわったかなり有名な先生で、
数少ないまともな精神科医。

「薬物依存臨床では近年、睡眠薬や抗不安薬などの精神科治療薬の乱用が
問題となっている。
乱用薬剤として多いのは、処方頻度の高さから、
ベンゾジアゼピン系もしくはその近縁薬剤である。」

「こうした精神科治療薬乱用の背景には、
わが国の精神科医療のあり方が無視できない影響を与えている可能性がある。
最近では、わが国の精神科医療による多剤大量療法に対する批判報道も増えたが、
ある意味で、こうした批判は遅きに失したという印象もある。」

「すでに10年前より、当時、薬物依存専門病院に勤務していた私は、
ダルクのスタッフから、
「なぜ精神科医は、患者が何か訴えるたびに薬を増やすのか?
 おかげで覚せい剤をやめても今度は処方薬でおかしくなってしまう。
 精神科医は『白衣を着た売人』か」
という耳の痛い批判を再三聞かされてきた。」


「我々精神科医は何としてもこの汚名を払拭しなければならないし、
『乱用するのは、パーソナリティ障害の患者だけだ』などといった、
患者の個人病理のみに責任転嫁する、よくあるタイプの弁明を許してはならない。」

「いまや睡眠薬や抗不安薬はわが国第2位乱用薬物であり、
乱用患者の75%が精神科医から「薬物」を入手しているのだ。
専門家はこの事実から決して目をそらしてはならないだろう。」

「近年、精神科診療所数と精神科通院患者数は年々確実に増加しており、
さらに自殺対策として展開されている啓発がこれに拍車をかけている。
皮肉な見方をすれば、『薬物』使用経験者は年々増えており、
2008年の向精神薬処方日数の規制緩和により、
患者が一度に多量の薬剤を入手する機会も増えた。」

「私はこうした事態への対策として、
『ベンゾジアゼピンの依存性に関する卒前・卒後教育の強化』などといった、
おきまりの提言だけでは生ぬるいと考えている。
すでに患者は多数存在するのである。
専門的な治療体制を整備し、医療のなかで生じた薬物依存を
医療が責任をもって回復させる必要がある。」



(以上、引用終わり)



何を飲んでいるか、少しづつお分かりいただければ、幸いです。







吉田直樹   拝