食事療法と、3つの原則 | 『自分と家族の健康は、自前で築く』整体カウンセラーのブログ
自分の健康に、どの食事が合うかは、
腸内細菌の状態によります。

例えば、筋骨隆々のゴリラ。
人間が彼等相手に素手で喧嘩したら、ひとたまりもありません。

では、彼らは、スポーツ選手のように、
牛肉や鹿肉などを食べているのでしょうか?
いやいや、彼らは草食動物です、昆虫もわずかに食べますが。
それでいて、非常にたくましい体をしています。

あれは腸内細菌が違うからです。
彼等の腸内細菌は、植物を取り入れることによって、働きやすくなります。
それで、ああした体が作られるのです。

なので同じ食物を同じ類人猿である、私達人間・ホモサピエンスがとっても、
同じ結果にはなりません。
逆も然りです。
なぜならば腸内細菌が、腸内フローラが違うからです。

このように腸内細菌、腸内フローラの状態により、
何を食べたらいいのか、何を食べたら良好な状態になり、
何を食べたら有害な状態になるのかというのは、人それぞれで違うのです。

食事による健康法を考えるならば、
腸内フローラの状態が各人違うという現実をもとに話を進めないと
先に進まないと思います。



腸内フローラ。
一説には、人間の数だけ、腸内フローラの状態が違うという話があります。
多分そうでしょう。

腸内フローラの状態は、その人の生活や習慣、考え方によって変わるともいます。
つまり、同じ屋根の下に住む夫婦であっても、長年連れ添っている夫婦であっても、
同じ屋根の下で育った姉妹兄弟であっても、親子であっても、
腸内フローラの状態は違うのです。

だから家族であっても、
「この食物は害になるが、この食物は薬になる」
ということが起こるのです。

なので、自分に合う食物かどうか、
自分の体はどう反応するのかということを、
逐一調べて行くしかないのです。
働いてる立場や、働き方、職務が違ったりしても変わると思われるからです。



色々な食事療法を見ていると、
「〇〇があるから、これは摂るのを止めた方がいい」
と言う文章があります。

果たしてそうなのでしょうか?
(もちろん「商業的にこう書かないと、一般大衆は着いて来れないので
売れないから」という配慮でしょうが)
私はこれには、大きく疑問です。
その理由は、3つ以上あります。


1つ目は、
確かに、その物質がその食物や植物の中に存在するのは、事実でしょう。
しかし、「その食物を摂った時、他の物質との相互作用の中でも、有害になるのか?」
ということも大きいからです。
有害な物質があるからといっても、他の物質で帳消しにしている場合もあるからです。
(もちろん、この逆もあることでしょう)

そして、2つ目。
その物質に対して、腸内フローラがどう反応するかは、
全くの別問題だからです。

つまり、試験管の中の結果、成分分析の結果は、
その人体が表してくる健康状態を、必ずしも反映しているとは言えないのです。

だから、他の国つまり他の環境では良いとされているものや、
伝統的には他の時代では良いとされているものが、
あなたに合う場合もあれば、全く合わない場合もあるのです。

私などは、豆乳や玄米などは、常食にはできないですね。
合わないです。

腸内フローラは、時代によっても違います。
江戸時代の人が食べていた食物、もしくは旧石器時代の人が食べていた食物が、
現在の人間の腸内フローラに合うかどうかというのも、大きな疑問です。
多分、合わないでしょう。
生育環境も生活環境も、著しく違うからです。

だから、逐一調べて行くしかないのです。
「自分で食べてみて、口にしてみて、
その後のパフォーマンスがどうなのか?」
というのを、測るのがベストと思われます。



そして、3つ目。
生き物の性質なのですが人間の体にも、
栄養になるもの8、
有害になるもの2があった方が、いいのです。
この方が、かえって人間の体は丈夫になるという原則です。

人間は、生物は、負荷が少しはないとダメなのです。
フォローの風だけだと、人間はダメになるのです。
ちゃんとアゲインストの風も、必要不可欠なのです。
飴と鞭がいるのです。

ですので、
有害なもの全てを避ける事は、かえって健康には悪いのです。
だから意図的にでも入れておいた方が良いと言うことが、健康のためには言えます。
これが多くの健康法において、見逃されている点です。

キリスト教をベースとする神学の影響か、社会学の影響かは知りませんが、
「全部、白に塗りつぶせ!」
という考え方が栄養学にもあります。
矢沢永吉さんのノリみたいですよね(笑)

しかしそれは机上の空論であり、生物界の原理原則では無いのです。
( 実在したイエス・キリストは、もっと違うことを言ったように思われますが)

だから、教科書的にはダメであっても、
たまには取った方が良いのです。
とらないと、健康にならないのです。



権威におもねらず、参考にしても盲信せず、
自分なりの健康法を、自分なりの生き方を確立していくことが、
私達の基本なのです。
色々ご自分で試してみて下さい。



(感謝)



セルフ整体道場・新宿天心会 吉田直樹 拝

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