古傷が、うづく(疼く)季節があります。
多くは、春です。
次に多いのが、秋。
そして、体が壊れ目になり、うずくのは最近の夏です。
古傷とは、
「受傷した時には、1度に治せなかった傷を、
何年もかけて少しずつ、治し行く体の働き」
のことです。
ですので、
古傷がうずく時とは、古傷が根本的な解消に向かって回復している時の動きなのです。
つまり、歓迎すべき瞬間なんです。
体の傷でも、心の傷でも、同じことが起こります。
しかし、前ほどでは無いにしろ、なんとなく、どことなく、体がだるい感じが起きます。
古傷がうずいていない時は、サッサ、パッパと動けたり取り掛かれたことも、
どうしてもワンテンポ遅くなるのです。
無理も効かなくなります。
普段飲めていたタバコや、お酒が飲めなくなったり、
睡眠時間が増えたり、疲れを覚えやすかったりします。
古傷は、古傷が疼くことを何回か経験しないと、本格的に治る事は無いのです。
ですので、 小出しではありますが、少しずつ毎年、もしくは2年おき以上に分けて、
だんだんと治して行くものなのです
こうした、だるい時 = 体の古傷がうずく時は、2週間前後かかる場合が、多いものです。
2ヶ月程かかる場合も、よくあります。
こればかりは、まろごと取り去る方法がないので、
体操や操法で、だるさを軽減しながら、付き合うしかないのです。
どうしても、時間が必要なのです。
待つしかない時ですね。
心の傷でも、体の傷でも、古傷は回復してくると、
体の動きが変わってきます。
傷を負ってから、何年何十年も動かない処が、必ずあります。
これが古傷が解消して来るごとに、どんどん動きが取り戻って、
硬く動かなかった処が、柔らかくなります。
この回復の時に同時に、硬くなる当時の記憶が、
フッと蘇って来ることがあるのです。
「筋肉は記憶する」と言われますが、これは本当なのです。
体が本格的に回復する時は、体の動きが取り戻る時ですから、
その時の記憶が、嫌な感じではなく、客観的な感じで脳裏に蘇ることがあります。
その当時に言ったことや言われたことや、
その当時にされた関係がない会話、
その当時に見ていた風景、
その当時の香り等などです。
私も今、古傷を出している時なのですが、
思い出しても意味がないようなことや、
完全に忘れていた事実関係など、
その当時のことを詳細に思い出すことが、ここ数日何回もありました。
懐かしいとか、悲しいとか、そういう気持ちではないんですよね。
「あぁ、そんなこともあったんだよね」
という感覚なんです。
肉体の整理整頓、脳神経の整理整頓が、行われているのだと思われます。
古傷でないかの見極めは、専門家でないと難しいです。
が、見極める急処が、あります。
ここを操法しながら、経過するのを待つという形になります。
それでも2週間から2ヶ月はかかるものなので、
信頼がないと、古傷の経過はなかなか難しいものです。
操法者と被操法者との信頼。
被操法者自身が、自分の体に対する信頼、自分の命に対する信頼。
こうしたものがないと、難しい。
「手っ取り早く、今の仕事や役割に適応したい!」
と、薬を使っても治らない類のものだからです。
いえ、この時に、薬を使ってしまうと、もっと複雑化して内在化してしまいます。
せっかく直そうとして、全力を尽くしている体に対する、ひどい裏切りになるからです。
苦しいけど、乗り越える価値はあるんです。
すると、それまでの間の何年、何十年が、バサッと脱ぎ落ちる形になるので、
心身ともに軽くなります。
これで、パフォーマンスも体力も回復力も上がるので、
後からも追いつくことができるんです。
待つ必要がある時は、待った方が良いものです。
動く必要がある時は、動いた方が良いものなのです。
意図的にするのではなく、自然に動くことが大事ですね。
(するべきことをして、)自然に乗っていくことが、大事です。
(感謝)
セルフ整体道場・新宿天心會 吉田直樹 拝
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