【『麒麟がくる』関連本⑬】2018.11.28の本箱 | 戦国未来の戦国紀行

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日本の戦国時代について

 

 

1/4が専門書、1/4が漫画、2/4が小説。

「勉強してないんじゃないの?」

と言われそうですが、してますよ。図書館で。

歴女は卒業しましたが、武将ジャパンさんとの契約が記事10本分残っていますので、それを書き終えるまでは勉強を続けます。

 

図書館には、昨年の井伊直虎とは異なり、明智光秀の本も、織田信長の本もたくさんありますので買わなくてすみます。それに、図書館の本は記述内容的が古い(戦国時代の研究は日進月歩で、昔の本に書いてある通説は、今の異説)ので、買う気になれず、必要部分をコピーしてるだけです。

 

本当は↓の10冊が揃っていないといけないんだけどね。

https://ameblo.jp/sengokumirai/entry-12402898860.html

 

 

NHKの公式サイトには、

「大河ドラマとしては初めて智将・明智光秀を主役とし、その謎めいた前半生に光があてられます。物語は、1540年代、まだ多くの英傑たちが「英傑以前」であった時代から始まり、丹念にそれぞれの誕生を描いていきます。若き明智光秀、織田信長、斎藤道三、今川義元、そして秀吉が、家康が、所狭しと駆け巡る…」

とあります。

 

知将・明智光秀と深く関わる人物は、

①少年期:明智城で父・光綱、叔父・光安→斉藤道三

②青年期①:諸国武者修行→朝倉義景

③青年期②:細川藤孝(後の幽斉)

④壮年期:織田信長

で、私の本箱では、

・明智光秀(右半分)

・父・明智光綱→新刊書に期待

・叔父・明智光安→新刊書に期待

・斉藤道三→小説『国盗り物語』

・朝倉義景→新刊書に期待

・細川藤孝→小説『光秀の定理』

・織田信長→現代語訳『信長記』、津本陽『旋風陣信長』

・女性編→『帰蝶』『細川ガラシヤ』『春日局』

になります。「明智光綱」「明智光安」「朝倉義景」が欠けています。

ドラマには、今川義元、豊臣秀吉、徳川家康も登場するようなので、

・徳川家康→『徳川家康』、大久保忠教『三河物語』、小説『覇王の家』

・豊臣秀吉→『豊臣秀吉』

・今川義元→『今川氏研究の最前線』

も今は入れてあります。(バイト代が入ったら、明智光秀の専門書を買って、入れ替えるつもりです。)

 

『国盗り物語』『覇王の家』は古い本なので、「史実なの?」と思われる箇所が多いです。

『信長記』(小瀬甫庵『信長記』と区別するために、太田牛一『信長記』を『信長公記』、小瀬甫庵『信長記』を『甫庵信長記』と呼ぶことが多い)は、『史籍集覧』に収められた町田本が有名ですが、他の自筆本との比較も面白いですね。

・『信長公記』(『史籍集覧』)

http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1920322/60

 

大久保忠教『三河物語』(原本のタイトルは『三河記』。他の『三河記』と区別するために写本では『三河物語』と改名)の原文は、当て字だらけで、読むのに苦労します。訳本は便利ですが、本箱の訳本は、初版だからか、校正ミスが多くて気に入っていません。(竹尾善筑『三河記異本考』(1825)に、17種類の『三河記』が載せられています。現在、13種類の『三河記』が確認されていますが、そのうちの2種類は『三河記異本考』には載せられていません。)

・『三河記異本考』(『史籍集覧』)

http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1920331/205

 

今川義元については、本当は、島田市博物館の『女戦国大名寿桂尼と今川氏」展図録』がいいのですが、大判なので入りません。雑誌も無理。

 

 

 

 

・『歴史街道』(2017年11月号)「明智光秀の真実」

・『歴史人』(2018年11月号)「知将の選択」

・『時空旅人』(2019年1月号)「明智光秀 運命の11日天下」

 

今川義元(1519-1560)については、新刊書にも期待しています。来年は生誕500年祭ですから、何冊か出るのでは?

 

 

 

 

フロイスの本も持っていた方がいいね。超長いので、必要部分だけでも。

出版社は、出版当時は「中央公論社」。平成11年(1999)2月に読売グループの一員となって「中央公論新社」。訳したのは桃太さんで、桃田さんではないと思う。