真のアーティストになり時代のカリスマになる方法 -2ページ目

AKB48とダーウィンの進化論

AKB48とダーウィンの進化論



どうも、島田です。

東京、行ってました。

スタッフの一人として
とある先生のセミナーに出席。

この先生、元総理大臣の(というか政党の)
プロモーションを手がけていたり、
とあるプロサッカークラブのアドバイザーとして
チケットシステム等を構築したり、
あなたも飲んだ事のある超有名飲料会社の
コンサルをしていたり、、、といった具合に
第一線で活躍している偉大な人だ。

なんせ日本にブログやメルマガといった
概念がない頃から情報を発信しているというから驚き。

まだYoutubeやニコ動などがない時から
ネットラジオ的なこともやっていたそうです。
(そのわりにあまり知られていないけど…)

で、セミナーの中で話していたAKB48が売れる理由。

これがなかなかおもしろかったので、
シェアしようと思います。

師曰く、タイトルにある通り、

AKB48が売れるのはダーウィンの進化論で説明がつく

ということ。

結論から言えば、価値観の多様化、、、
つまり多信仰化こそがAKB48が売れる時代背景だ。

昔はひとつしかなかった価値観や役割が細分化していった
結果が時代に反映されているというシンプルな構図。

昔はみんながみんな巨人ファンだった。

昔のアイドルは山口百恵だった。

でも、今は?

というのが答えです。

なぜそうなったのか背景やロジックは割愛。

これは会社などの組織でもそう。

はじめは一人で全部やらなくてはならない。

社長自らが営業や経理などをやる。

しかし、組織が進化すると、役割が増えていって
複雑になる。

イメージできますよね?

構成要因の単純化は部品ではなく、商品である。

48の部品があるわけではないのだ。

売れるアイドルも進化していっている。

売れる音楽も進化していっている。

時代がどのように動いているか
肌感覚で知り、頭で分析することが
これからより重要になってくると
個人的には思います。

そして、こんな時代を生きるには
「無職力」が必要だと師は謂う。

専門家のバカは利用されるだけとバッサリ。
(実際はもっと名指しで公開できないほど酷く言ってました 苦笑)

ゼロは無限大で何にでもなれる。

僕のブログを熱心に読んでくれている読者なら
腑に落ちると思いますが、僕が提案する「何でも屋」
と同じ考えですね(詳しくはこちらの記事を参照)。

これからは肩書きや資格などが
本当に無意味になってくるでしょう。

正確に言えば、「今は」そういう時代であるということ。

肩書きや資格で判断される時代は終わったのだ。

これからはそいつがどれだけ力があるのか、
そもそも何ができるのか、といったことが
ダイレクトに結果や評価に結びつく。

就職するのもバンドで成功するのもいっしょだ。

「あんた何できんの?」

っていうシンプルな問いがあるだけ。

もちろんこのシンプルな問いに隣の人と
同じことや教科書通りの答えを言っていたら
終わりなのです。

そんなの聞き飽きているから。

代わりはいくらでもいるから。

では、どうするか?

社会にとって、組織にとってより価値を生み出す人間が求められている。

つまり、我々アーティストやクリエイターが
生きやすい時代なのだ。

線形的な考えや行動より
非線形的な思考や活動を重視すること。

さあ、アブダクティブな生き方をしよう。


島田

PS

こちらの前回の記事でワークを公開しています。

まだまだ回答を受け付けていますよ。

PPS

先生のセミナーの休憩中にかけていた
moe and ghostsがかっこよかったです。

こちら。


あなたは彼女のギターをどう思いますか?

あなたは彼女のギターをどう思いますか?



真のアーティストになり時代のカリスマになる方法

真のアーティストになり時代のカリスマになる方法

どーも、島田です。

高知、岡山、広島に行ってまして、
先ほど帰ってきました。

前回のブログにも書きましたが、
高知では来年の夏に開催予定の
ロックフェスの会議にも出席。

8人くらいだったかな、
そのくらい集まって意見交換。

なかなかおもしろそうな
フェスになりそうです。

あなたの活動の参考にもなると思いますので、
イベントの動きをこれからも少しずつ
シェアしていこうと思います。

・・・

さてさて、本題です。

1つはちょっとしたおもしろいワーク、
もう1つは来月始めのイベントのお知らせです。

======================

1. ボツワナのギタリスト

======================

本崎さんが今年のはじめ頃、ブログで
ボツワナのギタリストを紹介していました。

この人です。



冒頭の動画ですね。

こちらの動画を観てどう感じましたか?

どう思いましたか?

今日はこの動画を使ったワークです。

ステップが以下の通り。

1)ペーンとノートを用意
2)動画を観る
3)思ったこと・感じたことを書く
4)感想をメールで送る(コメントでもOK)


といった感じです。

簡単ですよね?

動画を観てどう思ったのか
意見を聞かせてほしいんです。

で、感想を送ってくれた人たちのみに
メールか、もしくは限定ブログで
どういったワークだったのか
解説をしたいと思います。

どんな意味があるのかわからないかと
思いますが、難しく考えずに
息抜きがてら動画を観てみてください。

後日、解説いたします。


======================

2. 1泊2日であなただけの必殺曲をつくろう!


======================

12月1日、一泊二日の合宿を
埼玉県のスタジオで行ないます。

合宿中に必殺曲をつくるというコンセプトのイベント。

詳細はこちら、、、

$真のアーティストになり時代のカリスマになる方法

もう2012年もあとわずかという事で
ラストスパートをしようじゃないか
という試みであります。

なので、もちろん忘年会も兼ねています。

講師は本崎さん。

僕もスタッフとして参加しますので、
都合がつく人はぜひ参加してください。

意識の高い人と交流できる
貴重な機会だと思いますよ。

イベントの詳細はこちらから。

質問などあれば、

info@shinrish.net

までメールをください。
(*ワークの回答というか感想もこちらのアドレスで受け付けています)

それでは、また!


島田

PS:

本崎さんを知らない人はいないと思いますが、
もし知らなかったらブログを読んでみてください。

女性ならではの視点でなかなかおもしろいですよ。

本崎さんのブログはこちらです。

音楽イベントを手がけていきます。

音楽イベントを手がけていきます。


真のアーティストになり時代のカリスマになる方法


どうも、島田です。

 

実は今月の上旬まで1ヶ月ほど

北海道に滞在していました。

 

ほとんど札幌にいましたが、

こちらに戻る直前の4日間は

浦幌町というところに居ました。

 

浦幌町って知っていますか?

 

僕は知りませんでした。

 

十勝地方、帯広の近くと言えば

イメージできるかもしれません。

 

道東にある人口5500人ほどの小さな町です。

 

朝、3時に起きて漁師さんと漁に出たり、

農家の家にファームステイしたりして

農業体験を経験させてもらったりもしました。

 

なぜ僕がこの町にいたのかというと、

とあることがきっかけで、

移住先の候補として

体験生活をしていたからです。

 

この前の日曜日、東京でのセミナーでも

話したのですが、住む場所や口にするもの、

つきあう人などの環境は重要です。

 

特にクリエイティブな活動をしている人は、

自分の環境を無視して活動することは、

作品の質を落とすことになると思います。

(多くのアーティストやクリエイターは肌感覚で解っていると思いますが)



真のアーティストになり時代のカリスマになる方法


文明の興りを考えるとわかりやすいかと思います。

 

世界四大文明と言われているメソポタミア文明とか

エジプト文明とか教科書で習いましたよね。

 

環境ありきで文明が発達してきました。

 

文明の興る環境が整っていた。

 

人類の進化にとって環境を無視することはできません。

 

音楽の進化で考えてもわかるかと思います。

 

パンクやブルースの興りなどの例をあげるまでもなく、

環境により音楽が進化してきたことはよく知られている事です。

 

ここで重要なのは、自分たちが思っているほど

内的要因が関係していないということです。



自分の中に答えがある。



確かに真理のひとつかもしれませんが、

それ以上に、そもそも自分がどういった環境にいるのか

という外的要因による影響は思っている以上に大きいです。

 

このような考えもあり、最近はいろいろなところを

訪れています。

 

北海道には産まれてはじめて行きましたが、

想像以上にいいところでした。

 

食べ物もおいしいし、あたたかい人が多くて

過ごしやすいです。

 

時間の流れもゆっくりに感じました。

 

「今までなんで北海道に来なかったのですか?」

 

というインタビューも受けたりしたのですが、

単純に寒いのが苦手で、、、という理由でした。

 

余談ですが、札幌はアーティストやクリエイターが集まる

町にしようという動きがあります。

 

今回、縁があり役所の方々とも交流があり、

様々な情報交換をしました。

 

2年後には坂本龍一主催の音楽イベントも控えているようです。



真のアーティストになり時代のカリスマになる方法


・・・

 

さて、今後の個人的な動きですが、、、

 

来月の始めに高知県の嶺北地方に行ってきます。

 

札幌市も勧める二地域居住(デュアルライブ)の候補地として

視察に行ってくるのです。

 

とはいえ訪れるのは今度で3回目。

 

具体的に住む物件などを見てくる予定です。

 

北海道も素晴らしいところでしたが、

嶺北地方も本当にいいところです。

 

最近、地域活性化の活動により携わりたいと

考えていて、嶺北地方でのロックフェスの提案なども

したりしました。

 

今までは、アーティストやクリエイターの個の育成、、、

個別なサポートを中心に活動をしてきましたが、

場の提供も積極的にやっていこうと思っています。

 

もちろん個の育成として、アーティスト/クリエイターの教育事業は

継続して行なっていきますが、発表や表現の場を提示したり、

新しいライフスタイルを提案したりもしていきます。

 

実はアーティスト活動をサポートする

ツールやシステム開発の話もあって

こちらも手がけていきたいのですが、

まずは音楽イベントのプロデュースに

力を入れていこうと思っています。

 

で、嶺北地方のロックフェスですが

さっそく来年の8月末に開催するという

動きがあり、今度、会議に出席してきます。

 

出演オファーも軽く出ているのですが、

出演するかどうかは置いておいて、

イベント自体はおもしろいものに

できたらいいなと思っています。

 

もしあなただったらどんなイベントにしますか?

 

また、どんな音楽イベントだったら出演してみたいですか?

 

意見をもらえたら嬉しいです。

 

それでは、今日はこのへんで。

 

よい週末を!

 

 

島田

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライブハウスにお金を落とそう。

ライブハウスにお金を落とそう。

$真のアーティストになり時代のカリスマになる方法

どーも、島田です。

2つのイベントをハシゴしました。

1つ目はこちら。

$真のアーティストになり時代のカリスマになる方法

で、もう1つはこちら。

$真のアーティストになり時代のカリスマになる方法



始めのイベント。

3つのバンドというかアーティストが
出演されていたのですが、
全部のバンドのCDを買いました。

欲しかったというのもありますが、それよりも

アーティストやライブハウスを応援する


という意味合いが強いです。

背景にあるのは、僕なりの1つのルール。

ライブハウスやイベント会場に行ったら
なるべくお金を落とす


というものです。

タワレコやアマゾンで同じCDが買えるとしても
なるべく「現場」で買うようにしています。

カフェなど飲食できる場所でのイベントでは
なるべく会場で飲み食いするようにしています。

ライブハウス経営に悩むおっさん達とお話しますと、
イベント前に近くのラーメン屋などでご飯をすませて
イベント中はあまり注文をしないというお客さんが
多いそうです。

まあ、場所やイベントによるでしょうが、
確かに音楽やイベントに集中したいお客さんが多いですよね。

でも、僕はなるべく現場でつかうようにしています。

おいしいおいしくないとかコストパフォーマンスが
どうとかはほとんど気にしません。

気にするとしたら、

自分が応援したいかどうか

ということです。

言い換えれば、僕をその気にさせてくれるかどうか、
とも言えます(かなり感情的なお金のつかい方ですね 笑)。

これは僕の「お金の考え方」によるものです。

$真のアーティストになり時代のカリスマになる方法


お金とはいったい何でしょう?

credit

という単語が示すように「信用」であると
言われています。

わかりやすい考え方ですよね。

信用ですから、みんなの考えのまとめを反映したもの

という解釈です。

デフレやインフレが原因ではなく結果である

という考えにも結びつくと思います。

信用=実態のない目に見えないもの、、、

だから、お金こそが最も崇められている宗教
なんて言われていますし、僕もそう思います。

お金の話はセックスの話と同様にタブーとされていますので、
盲目的になってしまうのも仕方のないことなのかもしれません。

「いやーお金ないと生きていけないし、大事でしょう。」

という考えが一般的だと思いますし、
ほとんどの人がこの宗教に入信していると思います。
(当たり前すぎて入信していることにすら気づかない人もいるでしょう)

少し勉強熱心な人ですと、

お金そのものに価値はない、あるのはその先にあるものである

なんていうことを聞いたことがあると思います。

要はお金を介さずに、物物好感やサービスとサービスの交換みたいな
考えですね。

宿題代わりにやっておいてよー、あとで新作のファミカセ貸すから!

なんていう子どもの頃によくあったあれですね。

その橋渡しとしてお金が存在するという考え。

この例で言えば、

ファミカセないから500円あげるよ

というのがお金の役割になるわけです。

僕もこの考えには概ね賛成ですが、少し不十分です。

$真のアーティストになり時代のカリスマになる方法


価値と価値の交換

つまり、「交換」という部分に違和感を感じるからです。

これだけのものをくれるならこれだけ渡すよ

という考えがしっくりきません。

人間ってそんなに打算的ですかね?

人間関係って条件付きなのでしょうか?

と、素朴に感じます。

交換の便利ツールとしてお金が存在しているという
考えも間違いではないと思いますが、
僕にとってのお金は「投票権」に近いものです。

自分はこれだけ投票(=意見を言える)の権利を
持っているから、どこに投票するかという考えですね。

だからこそ、、、

先ほどのアーティストやライブハウスなど
応援したいところにお金をつかうようにしています。

僕のような考えでお金を使うべし

なんて言わないですが、お金のつかい方や考え方にも
人間性がでると思いますし、資本主義社会に生きている以上、
この先の人生に大きく影響してくるでしょうから
自分なりの基準やルールは持っておいた方がいいと思います。

それに今の日本の状況、世界の動きからして、
パラダイムの変換がおきても不思議ではないので。

今のうちに準備しておいた方がいいですよ

ということです。

話を戻して、僕はライブハウスやアーティストに
直接、お金が届くようにしています。

歩みを止めて欲しくないからです。

この記事を読んでいる人はぜひとも
僕にお金を出したいと思う活動をしてほしいです。

その気にさせて欲しいのです。

で、

僕みたいな人を100人くらい捕まえれば
いいんですよ。

100人くらい見つかりそうではないですか?

あなたを探している人は必ずいますよ。

それでは、今日はこの辺で。

ありがとうございました。


島田

PS:


今回ライブをみたopen reel ensemble。

オープンリールを楽器として改造して、
セッションするというバンド。

なかなかおもしろいですよ。

こんな感じです、、、





200セット限定でつくったという
実際にオープンリールに録音した音源。

4曲入りで5000円しますが、すでに残り20セットくらい
ということですので、けっこう売れていますね。

再生するオープンリールを持っていない人が
ほとんどだと思いますが、高くてもコレクター欲を
刺激すれば売れると言う事です。

丁寧にサインもしてくれました。

$真のアーティストになり時代のカリスマになる方法

中身はこんな感じ、、、

$真のアーティストになり時代のカリスマになる方法

で、

オープンリールアンサンブルと競演していたオオルタイチさんも
おもしろい人でした。

PVをどうぞ、、、





おもしろいB'zのカバーもやってます、、、



はじめてB'z聴いていいと思った

なんていうコメントもありますね(苦笑)

独自の世界観がある秀逸なカバーです。

で、この2組とも昔から海外のフェスなどにも
出演しているみたいです。

ワールドワイドに活動していくというのは
今後、重要なキーになると思います。


夏フェスに夏目漱石が出演!

夏フェスに夏目漱石が出演!


真のアーティストになり時代のカリスマになる方法

 

すっかり夏の風物詩となった

ロックフェスティバル。

 

国内だけでもいろんなフェスがありますよね。

 

そんな中、知っている人も多いかと思いますが、

ドミューンがおもしろいフェスを開催しようとしています。

 

詳しくはこちら のサイトで確認して

欲しいのですが、、、

 

夏目漱石

 

が、第一弾出演アーティストとして発表されました(笑)

 

種明かしをしてしまうと、

東大医学部に保存されている本人の「脳」が

特設ギャラリーに展示されるのだとか。

「脳」を共有することで、夏目漱石の哲学を

再認識しようというコンセプト。

 

ギャラリータイトルも秀逸で、

 

「NATSUME SOSEKI / THE UNIVERSE

 

と名付けられています

 

アイディアだけでなく、コンセプトの見せ方から

ネーミングまでセンスを感じますね。

 

ヘッドライナーとして持って来て、

第一弾アーティストとして発表したというところも

見過ごせない点です。

 

見せ方や順番によって、印象がだいぶ変わりますので。

 

しかも、夏目漱石に続くアーティストたちも

だいぶ豪華です。

 

ライブ演奏者は、

 

大友良英にMERZBOW、非常階段、不失者。

それに、アシュ・ラ・テンペルの
マニュエル・ゲッチングもでますね!

DJ陣も手を抜きません。

ケンイシイやテイトウワ、
TOKYO No.1 SOUL SET
の川辺ヒロシも出演します。

それで、入場料が「無料」というから
なかなかユニークな試みです。
(*入場するには、インビテーションが必要みたいです)

別にこのフェスの告知をしたいわけではないですが、
きっとあなたの活動の参考になると思いますので、
紹介させて頂きました。

ぜひチェックしてみてください。

真のアーティストになり時代のカリスマになる方法

さてさて。

今日は、先日のブログで引用した
ダニー・ボイルのコメントから

「アーティストの幅広さ」

についてお話しようと思います。

===============

専門家 VS 何でも屋

===============

「専門家」と「何でも屋」のどっちになりたいですか?

とお聞きすると、多くの人は「専門家」になりたいと
答えるでしょう。

「何でも屋」は中途半端で、器用貧乏。

そんなイメージがあるのに対し、
「専門家」はひとつの事を掘り下げている
エキスパート。

かっこよくてできるやつみたいなイメージが
先行して「専門家」への憧れが強いのでしょう。

特に職人気質な技術屋さんに
専門家傾向がみられる気がします。

しかし。

バカの一つ覚え

という言葉もあるように、「専門家」は
一つのことしかできないとも言えます。

もっと言えば、自分の分野のことしか知らないし、
自分のフィールドでしか話せないのです。

戦後、モノがない時代には「専門家」の力も
必要でしたし、彼らの努力のおかげで
今の僕たちが存在していることも確かです。

ただ、、、

時代は変わりました。

モノは溢れ、情報も氾濫しています。

日本でふつーに暮らしていて
足りない物はほとんどありません。

こういった背景を踏まえて、「無」から「有」をクリエイトする
僕たちは1つの専門的なスキルを身につける
だけではこれからの時代を生き抜いていくには
不十分となりました。

一個人のアーティストとしての成功もそうですが、
業界の現状を考えた時に、いろいろな分野を活発に動き回り、
異質なものを取り入れ、イノベーションを起こす必要があるからです。

そして、ダニー・ボイルの指摘する「アーティストとしての幅広さ」
というのは、実はこういった自由度の高さ(移動力)を指している
と、僕は解釈しています。

要するに、1つのところに留まらない身軽さ、
知的教養、感性、時代を読むセンス、バランス力などと
いったものこそがこれからのアーティストやクリエイターに
求められている資質だと僕は感じています。

具体的な話をしてみましょう。

技術屋さんと言えば、例えば
WEB
系のデザイナーなんかいますよね。

彼らに依頼する時に、頼みやすい人、頼みにくい人、
頼んでみたいと思う人、頼みたくない人を分つ重要な要因が、
先ほどあげた「幅広さ」であると思います。

どんなに技術力があって素晴らしい人であっても、
使っている言葉や単語が専門的すぎて言っている事がわからない、
それにそもそもコミュニケートしようとせずに話が噛み合ない、
といった経験がよくありますよね。

だからこそ、いま、僕らに求められているのは
相手のフィールドにリーチできる幅広い素養や
柔軟性であると思います。

===============

I
型人間とT型人間

===============

I
型人間、T型人間、Π型人間という言葉があります。

先ほどお話しした「専門家」がI型人間。

何でも屋がT型人間になります。

縦軸が専門性を表わし、横軸が幅広さを
表します。

真のアーティストになり時代のカリスマになる方法


真のアーティストになり時代のカリスマになる方法



特定の分野のスペシャリストがI型の人材ですね。

究めたとして、楽器屋の店員やスタジオミュージシャンに
行き着くと思います。

一方、T型の人材はリーダーなどに向いています。

コミュニケーション力に優れ、グループ内、
グループ外の交流や調整もできる人。

音楽の分野で言えば、いろいろな楽器をこなすだけでなく、
プロデューサー的なこともやってしまう
トッド・ラングレンみたいなマルチアーティストです。


真のアーティストになり時代のカリスマになる方法

横軸が長いので、幅広いジャンルに
精通しているという特徴もあります。

さらに、T型のアーティストを進化させた
Π型アーティストこそが、僕が常日頃提唱している
「真のアーティスト」です。


メジャー/インディーということにも拘らないし、
アーティスト活動をしながら作家もやったり、
映画監督をやったり、投資をやったり、講演をしたり、、、

縦横無尽に動き回れる人ですね。

いい意味でこだわりのないアーティストです。

ドミューンを主催している宇川さんも

活動が多岐に渡っています、、、

グラフィックデザイナー映像作家VJ現代美術家
クラブオーナー、文筆家、パーティーオーガナイザー、
レーベルオーナー、大学教授、サウンドディレクター、
サウンド・システム構築、ファッションブランドディレクター、、、
などなど。

僕自身も未だに周りから何をやっているのかよくわからないとも
言われますし、相手や状況によって説明する表現方法が
変わってきます。

特に意識していていたわけではないのですが、
自然とこうなってきました。

真のアーティストになり時代のカリスマになる方法

深い専門性をいくつも持てるΠ型アーティストの創造力は
凡人には理解できません。

自分の土台が盤石なので今回紹介した
おもしろい企画が打ち出せ、
多くの人に支持されるわけです。

間違いなく今、求められている人材はこのΠ型人間であり、
僕たちが目指すべきところだと思います。


Π型アーティストになるためには、
幅広い教養を身につける必要があります。


「専門」学校に通って専門的なスキルを身につけていても
その他大勢にカテゴライズされて終わりです。

日頃から自分の土台作りということを意識して、
いろいろなことに興味を持ち、自分を高める訓練を
怠らないことが大切になってきます。


しかも見落としがちなのが、自分に関係のあることや、
興味のあるものしか見ようとしないという点です。

いつも同じ考え、同じ行動をしていませんか?

広い世界に飛び込むためにも、たまには普段選択しない方を
選んでみるとまた違った道が出来てくると思います。

それでは、長くなってしまいましたが、
今日はこのへんで。

ありがとうございました。


島田

PS:

時代を象徴しているので、
ドミューンが主催するフェスのコンセプトを
引用します、、、

-----------------------------------------

ソーシャルメディアの夜明けと語られる2010年

 
DOMMUNE
従来の放送」「出版 そして
広告とい概念やそのフォーマットが破綻していく
 現代においてライブにおける動画配信の実験を重ね
新たな視覚コミュニケーションの可能性を 

日夜革新的にあぶりだし続けています

このフェスは1030代の若者に絶大な支持のある
川直宏率いるDOMMUNE
更なる情報発信の進化形を提案する
全方位カルチャーフェスティバルです
 


音楽だけではなく
映像文学現代美術ファッション
グラフィックデザインetc……

 

メインストリームだけではなくサブカルチャーにもスポットを当て
リアルとバーチャルの体感を共有するイベントを開催します

 

-----------------------------------------

http://www.dommune.com/freedommunezero2012/




 

 

 

 

アーティスト活動Q&A vol.1

アーティストやクリエイター支援活動を始めて
3年目となりました。

今までたくさんの質問を頂き、なかなか個別に返事が
できない状況が続いているので。。。

これからは不定期にですが、
Q&A動画を公開していこうと思います。

さっそく1本目を撮りましたので、
お披露目です、、、

こちら になります。


真のアーティストになり時代のカリスマになる方法
*画像をクリックしますと、動画が始まります。



今回、取り上げた質問はこの5つです。


【質問1】

お客さんとのコミュニケーションが重要なのはわかりましたが、
自分にそれが可能なのかという点が不安です。


【質問2】

効果的な(集客に繋がる)フライヤーの配り方ってあるのでしょうか?
現状路上ライブ時に配っています。


【質問3】

いいとは言ってくれるけど、なかなか集客に持ち込めない。

何か後一歩必要なんだと思っています。



それは楽曲が大きい要素と思っていますが、
その他にアドバイスがあればお願いします。


【質問4】

ビデオ教材を拝見しました。

「私の歌を聞きたい人」もしくは
「私自身に興味を持っている人」
を
集客の対象にするって事だと思いますが、ライブに慣れてなくても
「私に興味ある方」を探せばどうにかなるのでしょうか?


【質問5】

私は、今のバンドを最後のバンドにしたいと考えています。

音楽を辞めるという意味ではなく、
一生このバンドでやって行きたいという意味です。

「メジャーレーベルに所属して、音楽で飯を食って行きたい。」

と思っていた時もありましたが、今はその気は全くありません。

つまり一生アマチュアで、趣味としてバンドをやります。

しかし、本気でやります。

アマチュアでも、300人を集められるバンドにしたいのです。

そのためにやる事の中のひとつとして、プロモーション。

この方法として、私には、野外音楽イベントへの参加。

これしか考え付きません。

確かな音楽、人格、これがあれば地道に野外イベントへ参加し、
不特定多数の方にアピールすれば、ライブハウスを埋められるのか。

確信は全くありません。

この考えは間違っていますか?


・・・

以上、5つを取り上げています。

期間限定で一般公開しておくので、今のうちにチェックしておいてください。

一定期間経過しましたら、
アメンバー限定の公開にします。
(*すでに過去のQ&Aはアメンバー限定設定にしました)

それでは、また感想や質問などお待ちしています。

個別の返事はお約束できませんが、
全てに目を通していますので、
今回のように動画(もしくは音声)で、
お答えしていこうと思います。

ありがとうございました!


島田


PS

先週の土日は大阪に行ってました。

リッツカールトンのレストランで食事を
しましたが、雰囲気のいいところでしたので
また行ってみたいと思います。

なかなかできない体験ができるので、
こういうところで懇親会など開きたいですね。





ロンドンオリンピックのテーマ曲を歌う歌手投票に、、、

ロンドンオリンピックのテーマ曲を歌う歌手投票に、、、




来月末からいよいよオリンピックが始まりますね。

開会式の音楽を担当するのはアンダーワールドみたいです。

映画『トレインスポッティング』の監督を務めた
ダニー・ボイルもいっしょに手がけるそう。


そして、こんなおもしろい試みもされているみたいです。

●ロンドンオリンピックのオープニングで歌って欲しいアーティストの投票

$真のアーティストになり時代のカリスマになる方法

海外のファンサイトみたいですので、当然ながら、
レディー・ガガやジャスティン・ビーバーなどの
大物が支持されている、、、

のですが、現在の1位には、日本代表?として
初音ミクが君臨しています。。

恥ずかしい
みっともない


といった意見もありますが、
僕はこの現象を興味深くみています。

日本のサブカルが国境を超えて、
世界で支持されるというのは嬉しい事です。

$真のアーティストになり時代のカリスマになる方法

日本的なるもの

で勝負している感じがイチローっぽさを
感じさせますし(まあ、そんな意識はないでしょうが 笑)。

なにより、アングラな文化が
表に出て来ている事が嬉しいですね。

メジャーやインディーなど関係なくなってきている
とはさんざん言ってきていますが、
この現象もその一面をよく表している
と僕は感じます。

もちろん、これは他人事ではありません。

これからますますグローバリズムが加速していくので、
世界の動向には注目しておく必要があります。

それに、、、

狭い視野で近視眼的になっていると
大事な事を見落としてしまいます。

その他大勢に分類されてしまい
埋もれてしまうでしょう。

$真のアーティストになり時代のカリスマになる方法


だからこそ、、、

気づいてからでは遅いので、
準備を今のうちから
抜かりなくしておく必要があります。

そのために重要なポイントは、

世界基準を肌感覚でわかっておく必要がある

ということだと僕は思います。

誤解して欲しくないのですが、

世界の流行にあわせる

という意味ではありません。

世界基準を理解した上で、自分たちのルーツに根ざした武器で
闘っていく、、、そんなイメージです。


$真のアーティストになり時代のカリスマになる方法

音楽だけでなく、映画やファッションでも、
生活習慣や食事でもOKですので、
世界の動向をチェックしてみて下さい。

できればいろいろなところに
足を運んで現場の空気を吸うということ
ができたらより良いです。

そう遠くない将来、きっと役に立つでしょう。

もし、すぐに行動に移せない状況にあるとしても、
大切なのは意識と態度です。


$真のアーティストになり時代のカリスマになる方法

今度、ライブやイベントをやる場合、
開催や演奏の時に思い出してみて下さい。

曲作りや日々の楽器の練習のときに
意識してみるのもいいでしょう。

世界での自分の立ち位置を把握した上で、
自分のメッセージを発信していく。


こういったスタンスを続けていくと
少しずつですがいろいろなことが
変化していくのを実感すると思います。

まだピンとはこないかもしれませんが、
意識してみて下さい。

オリンピックのオープニングセレモニーで
初音ミクが歌うなんていう事が実現しなかったとしても、
日本的なるものを世界は欲していると思います。

世界は日本に期待をしているのです。

こんな時代だからこそ、自分のルーツを見直して、
世界の動向に注目して、活動していくということで
自分の思い描いたアーティスト像に近づいていくと思います。

今日の行動が明日を創って、明日の行動が未来を創る。

引き続き、精進していきましょう。


島田

PS

ダニー・ボイルがこんなコメントを残しています、、、

「彼らとの仕事が興味深いのは、彼らのテイストが、
 皆さんが想像するより遥かに幅広いということにある。
 『フランケンシュタイン』を通して、過去に映画で仕事したときより、
 私たちはさらに幅広いアプローチに挑戦することが
 可能だということを目の当たりにできた」

 
このように、ダニー・ボイルが指摘するように、
アーティスト自身の「幅広さ」というのは
今後、重要なファクターになってくると思います。

楽器の演奏力や歌唱力といったわかりやすいものから、
こういったわかりにくいものの価値が高まって来るでしょう。

その辺のお話はまた次回にでも。





きれいなのは庭園か、それとも蛍か?

どうも、島田です。

フォーシーズンズホテル椿山荘に泊まっています。

雰囲気もいいですし、サービスも最高。

庭園で観る蛍はきれいでした。

庭園がきれいなのか、
蛍がきれいなのか、
と聞かれれば

どちらもセットできれいだと思う


と、僕は答えると思います。

何気ないですが、これけっこう重要です。



真のアーティストになり時代のカリスマになる方法



人間はどこに美を感じるのか、
という事は大昔から議論されていることですが、
現代社会(特に日本)で過ごしている限り、


どこかに答えや原因があるのではないだろうか


と、近視眼的な錯覚に陥りやすくなります。


真のアーティストになり時代のカリスマになる方法


自分の作品が受け入れられないのは、
技術が足りないからだ

とか、

東京みたいな都会で活動すれば
自分も売れる

とか、ね。

まあ、それもあるのかもしれませんが、
文脈や場によって変わるよね、
と僕は素朴に思います。

あくまでひとつのファクターに過ぎないのに
一部分を拡大解釈する。


という日常が多いように感じます。

だから単純に

●●すれば××

と都合のいい強引な方程式をつくってみたり、
自分にぴったりの白馬の王子様が
いつか現れると勘違いしたり、させられたり
願ったりと。

なかなか忙しい世の中ですね、
と思う次第です、はい。


真のアーティストになり時代のカリスマになる方法


答えがある・ないという幼稚な二元論は
置いておいてひとつの真理だと
僕がしっくりくる考えは、、、

カギは外部にはない、
あるとしたら自分の中だ

ということです。

まわりにあれこれ求めたって
結局は自分次第でございますよ

ということですね。


デカルトは言いました。

我思う故に我あり

と。

ニーチェも言っています。

あるのは解釈だけだ

と。

カントも言っていますね。

世界を色眼鏡でみている

なんてことを。


あなたの人生のシナリオを描いているのは
あなた自身。


真のアーティストになり時代のカリスマになる方法


どんなストーリーにするのか、
キャスティングや音楽は、、、

全部自分で決めている。

どんな眼鏡をかけて制作するかによって、
作品の完成度が変わってくるのは
当たり前のことですよね。

ド近眼メガネだけだといろいろなものが
曇ってしまうんです。

目の前にあるのに、すぐ側にあるのに、
きれいな庭園も蛍も見えなくなってしまう。

気をつける事は偏らない事であり、
停滞しないことだ。

と、僕は思います。

ぜひぜひ自分の心の声と対話してみてください。

きっと現状を打破する何かが
そこにあるはずです。

それでは、また。


島田


PS

雨が降って、風も強いですね。

台風が来ているそうです。

たまにはいいですね。

台風も。

自然からはいつも多くの学びを得ます。

ノートの一部を公開します。

ロックの日、新プロジェクト