夏の名前 4 | Love show sweet 翔潤への愛を叫べ

Love show sweet 翔潤への愛を叫べ

嵐が櫻井翔くんが翔潤が大好きです。
たくさんの愛を叫んでいきたいと思います。


「えっ!最終入場15時?
2分過ぎただけじゃん。ここまで来たのに?」

「すみません。規則ですから。」

「そこをなんとかしてっていってんじゃん!」

「バカ!
規則は規則!係の人困らせてどうするんだよ?
すみませんでした!また来ま〜す!」

「はい。お待ちしてます。」

「なんだよ…
せっかく来たのに…」

「また来よ。」




バス乗ってはるばるきたのにさ…




てか、また来よって…
別に俺ら友達じゃないのに、またっていつ来んだよ。





「ふふふふふっ。
あんなに係の人にかみつくなんてよほどプールで遊びたかったんだ。」

「別に。
でもせっかく来たから夏の思い出作りたかっただけ。」

「夏の思い出ないの?」

「まぁ、今のところ。
てか、まだ夏休み始まったばっかだし。」

「そうだな。
てか奇遇だな。俺も夏の思い出いっぱい作りたいなって思ってるんだ。」

「てか、お前はどこかに向かってたんだろ?こんなところで寄り道してていいのかよ?」

「俺は特に何の予定も目的もないからご心配なく。」




コイツはマジて何者なの?
目的もなく放浪してるってわけ?





「ねぇ、歩いて帰らない?」

「えっ!?歩いて?
ここからだと3時間くらいかかるよ?」

「いいじゃん。3時間なら夕飯までには帰れる。今日の夕飯なんだろうなぁ〜
オムライスがいいなぁ〜」

「だったら帰り道にファミレスあるからひとりで食って帰れば?」

「いや、君のオムライスがいい。」

「は?また俺が作んのかよ?」

「だってナポリタンめちゃくちゃ美味しかったもん。」

「けどオムライスは作ったことねえし。」

「大丈夫だよ。味似てるじゃん。」

「ケチャップ味なだけだろ?」

「大丈夫だよ。」

「ならお前が作れよ。」

「俺は出来ねえもん。
ほら、つべこべ言わずに歩く!
早く帰らないと日が暮れるぞ。」

「あ、ちょっと待ってよ!」

「待たねぇよ〜
てか、競争しようぜ!」



と、走り出した。
競争だというから負けたくなくて必死で追いかけた。




あちいのに、思いっきり走ったから汗だくで、
コンビニでアイスを買って食べた。



汗だくで食べるアイスは最高で…




「君の一口ちょーだい!」

「あっ!」

「美味い!やっぱソーダ味サイコー
俺のみかんもいる?」

「うん。」

「はい。」



彼のみかん味のシャーベットを一口かじった。




「甘酸っぱくてうまい…」

「夏のアイス最高だよな。」

「うん。」

「でも溶けてきて手がベトベト…
早く食おうぜ!」




こんなふうに友達と外で遊ぶこともないから、ただアイス食うだけなのに夏の思い出ができたって思った。