夏の名前 5 | Love show sweet 翔潤への愛を叫べ

Love show sweet 翔潤への愛を叫べ

嵐が櫻井翔くんが翔潤が大好きです。
たくさんの愛を叫んでいきたいと思います。


「形は30点。味は70点だな。」

「文句言うなら食うな。」

「文句なんて言ってないじゃん。合わせて100点!満点おめでとう。」

「は?」

「ふふふ。
卵包むの難しかったらふわふわのを乗せるやつでいいよ。」

「あ、なるほど!
そういうオムライスもあるよな。」

「ふふふ。
ほんと美味い!俺、君に惚れたかも。」

「えっ…」

「あ、料理ね!君の料理。」

「料理…」

「ふふふ。惚れただなんて、普段はこんなこと言えないんだけど、今日は特別。」

「別にそんな美味くもない料理に惚れられても困るし。」

「ほーんと素直じゃねえなぁ〜
褒められたら素直に受け取るもんだよ?」

「ひねくれて育ったんだから仕方ないだろ。」

「でも俺はそんな君も素敵だと思う。
君は君のままでいいと思う。」

「は?
何言ってんだよ…早く食えよ。」

「ふふっ。照れちゃってかわいいね。」





なんか調子狂う…



俺にこんなふうに絡んでくるやつも初めてで、どうしたらいいのか分かんねえ…






「ごちそうさまでした〜
めちゃくちゃ美味しかったです!
明日の朝はおにぎりがいいです!」

「明日の朝?
まじで泊まるつもり?」

「だめぇ?
ダメなら、俺は外で野宿するからいいけど、テントは持ってきてるし、寝袋もあるし全ッ然平気だけど…
でも山から飢えたクマが来て襲われるかも…」

「は?クマなんか出ねえし。」

「ならタヌキがぽんぽこ出てきて…
あぁ…俺はどうなっちゃうんだろう…」

「分かったよ。今日は泊めてやる。」

「やったー!ありがとう!大好き!」



と、抱きしめられた。





「おい!汗くさい身体で抱きついてくんじゃねえ!」

「だって昨日お風呂入ってないし。」

「じゃ、サッサと風呂入ってこいよ。」

「わぁーい!一番風呂〜お先いただきまーす!」



と、嬉しそうに彼は風呂へ向かった。




どうせ暇だし、暇つぶしにはいいし、泊めてやってもいいかなと思った。




あ、おにぎりの具材…なんかあったっけ?




あるわけねえな。
仕方ねえ、智ん家にもらいに行くか。






そして智の家から戻ってくると…




突然ガバッと抱きしめられた。




「んもーどこ行ってたんだよ!勝手にいなくなったら心配するじゃん。」

「どこって…隣ん家
おにぎりの具材もらいに…」

「そっか。
ふふふ。おにぎり作る気マンマンだな。」

「お前が作れって言うから。」

「明日はカブトムシ取りに行くから朝5時には出発な。」

「明日5時?」

「だからおにぎりはそれまでに作るよーに。
んじゃおやすみぃ〜」

「は?ちょっと!」



当たり前のように2階に上がり、当たり前のように俺の部屋に入って、俺のベッドに入った。




「ん?なに?ここで寝ちゃダメ?」

「ダメに決まってるだろ。そこは俺のベッド!」

「んじゃ一緒に寝よ。」

「は?」

「ふふふ。んじゃ待ってるね〜」




コイツ頭おかしいんじゃねえの?