嫉妬…ですか? と思った話
取引先の、「ちょいワルオヤジ(死語?)」と評判の社長の元へ、打ち合わせに向かっていた時の事。
「イングリッシュ ローズィズ」
絵: ジェフリー・フルビマーリ
訳: 江國 香織
出版社: 集英社
「ニコルたちは、いつも一緒の仲良し4人組。彼女たちの気がかりは同じ町に住むひとりの女の子。なんでもよくできて、評判もよくて、おまけにきれい。いつもひとりぼっちだから遊んであげたいけど、ちょっとね。そう、嫉妬もあって気にさわる。ある夜、夢の中に妖精が現われて、その娘の意外な素顔が・・・。友情と思いやりの大事さを描いたストーリー。」
彼は親愛の情を込めて“セクハラエロジジイ”とも呼ばれている。
どんなタイプかちょっと想像できたでしょ?
社長はモテるらしい。
眉ツバ情報だ。
そろそろ到着という頃、社長から電話がかかってきた。
「今ちょっと出先でね、少しだけ遅れそうなんだ。事務の女の子に伝えてあるから待ってて」
「わかりました(・∀・)」
と返事をしたものの
事務所に着いて女の子を探したがどこにもいない。
代わりに、私の母親くらいの年齢の、オネエサン達が数名迎えてくれた。
オネエサンの一人が優しく、奥の応接セットに招いて、お茶を出してくれた。
少しすると社長が帰って来た。
社長は50代後半だろう。
今日は白いジャケットなんか着て、日焼けした肌が、ギラギラ感を際立たせている。
これはもしやバブルの香り?
改めて社長室に移動した所で社長が言った。
「女の子達、無愛想じゃなかった?知らない女の子が来ると、ちょっと嫉妬しちゃうんだよね。ハハハ」
え?
女の子達?
嫉妬?
?Σ(゚д゚;)
社長は、(推定)60歳を超えているであろう女性達を「女の子」と呼び、(推定)60代の「女の子」達からの、(あるかどうかも怪しい)嫉妬を感じている。
う~む、何歳になっても、女性を女性として扱う「ちょいワルオヤジ」、奇妙だ。
しかし、少なくとも私は、男性から女の子と言われて悪い気はしない。
対外的に気恥ずかしいのはおいといて
もしかしたら、社長は本当にモテるのかもしれない。
装いでも、ルックスでも無く
フェミニズムと許容範囲の広さで。
セクハラエロジジイ、見直したぜ
帰り際
「キミ、最近彼氏と仲良くしてないんじゃない?
なんか色気が足りないもんね」
と言うまでは…だが
Q フェミニストはモテる?
A 本物であれば
クリックしてね(^∇^)