電車に夢中になっている姿を見るとやはり男の子なんだなぁと思う。
高架の上から眺める電車に興奮する銀ちゃんがいじらしく、ブックオフで買ってきたこの絵本。
新・東京のでんしゃずかん
「すーぱーひたち!」
「とっきゅうおどりこごう(特急踊り子号)」
マニアック(-_-;)
銀ちゃんは全ての電車名を言えるまでになってしまった。
幼児の恐ろしき吸収力よ。
それが半年ほど前のことだ。
ふと思って尋ねた。
「最近電車の本読まないね」
すると銀ちゃんは言った。
「よみたくないよ」
え?
与えればなんでも読んでいた銀ちゃんがそんなこと言うなんて
意思表示は成長かもしれないが、電車オタクの銀ちゃんもオモシロくて好きだったのに。
諦めきれないハハは銀ちゃんが選んだ“今日の寝る前の絵本”の中にそっと忍ばせ、「次はコレね~」と開いてみた。
すると...
「おかあさん、これなあに?」
「スーパーひたちだよね?」
「すーぱーひたち?ふーん」
「特急踊り子号だよ」
「ふ~~~ん」
あんなに覚えていた電車名を全て忘れているらしい
子供の興味と記憶力なんて、持続しないものだと諦めている方が幸せかもしれない。
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