LAの聖者達(2) | 鋼音°

鋼音°

HM/HR and more!
【テスト運転】アメブロの諸機能忘れました(*_*;

まずは会場へ行った方の多くが撮ったであろう写真から



入場口向かって左に掲げられていたボードです。

(ああ、本当にファイナルなのか......)


開場は15時の開演は16時。

ロックのLIVEにしては早すぎるスタート。

この後の福岡への移動を考えてのことなのかな? とも思いましたが、LIVE後にヴィンス・ニールが六本木のハードロック・カフェに現れたという話を耳にしたので、そうではなさそうですね。

やはりミック・マーズの体調を考えて、早く開演して早く終わらせて少しでもミックを休ませようということだったんでしょう。

予算の都合上プレミアシートではなく通常のS席を購入したので、スタンド席から観ることになりました。

(セレブでなければ行きたいLIVEを良い席で観られない時代に本格的になって来ました。チケットを求めて徹夜で並んだ時代が懐かしい......)



ステージ向かって右、ちょうど45°くらいの角度。

スタンド席としては、さほどステージから離れているわけではなくそこそこ良い席ですが、やはりビッグキャパのたまアリ、ステージとの距離感は否めないですね。



ステージ方向に向けていた首を自然な状態に戻すと、

The Cruecifly(トミー・リーがドラムソロで使う、いわゆるジェットコースターばりのレール)が目の前に見えます。

蛇かあるいは龍のように上下にうねりつつ、メインのステージからアリーナ中央に設けられた小ステージまで続いています。床からの高さは最も高いところで20m以上はあるのかな? これも今回のツアーの目玉ですね。


ありきたりですが、先にこの日のセットリストを

intro. So Long, Farewell / Rodgers&Hammerstein
1 Saints of Los Angels
2 Wild Side
3 Primal Scream
4 Same Ol' Situation (S.O.S.)
5 Looks That Kill
6 On With The Show
7 Too Fast for Love
8 Smokin' in The Boys Room
9 Mutherfucker of The Year
Nikki Sixx mc
10 Anarchy in The U.K.
11 T.N.T. (Terror 'N Tinseltown) ~ Dr.Feelgood
12 In The Beginning ~ Shout at The Devil
13 Don't Go Away Mad (Just Go Away)
14 Carmina Burana (O Fortuna) ~ Tommy Lee Drum solo
15 Mick Mars Guitar solo
16 Live Wire
17 Too Young to Fall in Love
18 Girls, Girls, Girls
19 Kick Start My Heart
encore
20 Home Sweet Home
outro. My Way / Frank Sinatra



初期10年間の各アルバムからの楽曲+α って感じですね。

Dr.Feelgood(89年)~ デビュー10周年を記念してリリースされた初のベスト盤 Decade of Decadence(91年)の頃が人気も頂点に達し、もっとも輝いていた時代だったように思います。

セトリはただ代表曲を並べたというわけではなく、楽曲から楽曲への流れや間に挟まれるソロタイムなどが綿密に計算され、最後まで飽きさせない構成になっていると思います。

さすがモトリー!


さて、LIVEの方へ話を戻して

スタートは16:00のほぼ定刻。客電が落ちイントロの So Long, Farewell が流れ出しました。アウトロの My Way とともにこのツアーを通して使われているようですね。

どちらもこれまでバンドが歩んできた道のり、そして別れを連想させるBGM 

(ああ、やはり最後なんだな......)


拍手と大歓声の中メンバーが登場して、1曲目は Saints of Los Angels

2008年リリースの同名アルバムに収録。ヴィンスが復帰してからの代表曲と言っていいですね。

復帰後では一番好きな曲です。自然に「ウォー!」と叫んでいる自分がいましたw



何枚か写真も撮りましたが、やはりステージが遠い><

スマホのカメラ機能も年々向上していますが、人間の目にはまだまだ及ばないようで......


久々に目にした4人。不安要素もありましたが、蓋を開けてみれば紛れも無いモトリーの音!

ニッキーもトミーもミックも変わらない! ただ一人、ヴィンスだけはまた太ったようでしたw

モトリーを脱退してソロデビューした際も一時期かなり太りましたが、あの時以上に顔が丸いw

↓クリマンさんから拝借した写真



座席からはステージ向かって左で天井から垂れ下がっている物体が何なのか?開演前はわからなかったんですが、ニッキーが使うマイクだったんですねw

間を置かずに2曲目、3曲目と進行。

Wild Side は4thアルバム Girls,Girls,Girls のOPトラック。

サビの「ワイルドサイド!」の大合唱!

3rd Theatre of Pain はシングルの売れ行きもあり好評を得たアルバムでしたが、軽くなったとの批判もありました。Wild Side のヘヴィなリフから始まる4thは有無を言わせずそんな批判を覆すパワーに満ちたアルバムでした。

ニッキーがドラッグに溺れて苦しんでいた時期のアルバムでもありますが・・・

それを象徴するのが Dancing on Glass なんて曲でした。さすがにこれは今回のセトリに入りませんでした。ゴスペル風のコーラスが入っているのも面白くて、意外に好きな曲なんですが。


女性ダンサー二人のポールダンス的な妖艶な動きにも目が奪われる!w

そういえば Dr.Feelgood のツアーではダンサーはナース風でしたねw あれもかなりのインパクトでしたがww

故松宮一彦氏が、大興奮でその日のモトリーの来日公演に行って来たことをラジオで語っていて、「ああいうLIVEを観てしまうと、やはり日本のハードロックバンドはまだまだ及びませんね」なんて言っていたことを思い出します。合掌 m(_ _)m


Primal Scream は前述の Decade of Decadence リリース時に新録された3曲のうちの1曲。

これまたLIVEでは盛り上がる曲なんですよね! 腕を振り上げて Hey! Shout!

感無量!!

ヴィンスは肘をいくぶん曲げた状態で振り上げて観客の声を煽る。昔と全然変わらない! 

太ったけど(クドイ!w)

スタンドから見ると、LIVE中通じて、アリーナ左前方のニッキーの前の一画がもっともノリが良かったです。それも女性が多いw

やはりニッキーのファンが多いらしく。


3曲ぶっ続けで演奏した後、ようやくヴィンスが軽くMCして4曲目、5曲目。

S.O.S は 5th Dr.Feelgood から。

メジャー進行のこの曲も楽しい! まあ、全曲楽しいけどw


5曲目の Looks That Kill は 2nd Shout at The Devil から。

これも思い出がある曲です。

初めてギターを購入した頃によく練習しました。MSGの Armed and Ready と同じタイプのリフなので、その応用で弾けたからww

この曲では途中「ゴ~ン!」とドラの音が入りますが、一瞬ギターのトラブルか?とビビリました。通常ならそんなことは思わないんですが。

というのも、ミックの状態が決して良くはないと聴いていたので。


ミックの病気は強直性脊椎炎。wikiを見ると血清反応陰性関節炎となっていますが、いずれにせよ背中から首にかけての骨が固まってしまい、自由に動かせなくなってしまうようですね。

ミックは自分からは決して辛いなんて言いませんが、ストラップでギターを吊るしているだけでもかなりのダメージがあるのではと思います。

もともと激しく動く方ではないので注意して見なければわからないかもしれませんが、やはり首は全く動いていませんでした。

序盤こそステージ上の移動もそこそこにほぼ直立不動で弾いていましたが、やがて気持ちが乗って来るとニッキー、ヴィンスとともに並んでステージ前面に出たりもしていました。

無理しなくていいから!と胸が痛くもなりました。

どの曲だったか忘れましたが、リフを弾いている最中に指が止まった瞬間もありました。

ミック側の座席だったこともあり、LIVEを通じてほぼミックを観ていたような気がします。

観ていたというよりは見守っていたに近いのかな?


6曲目、7曲目は 1st Too Fast for Love から。

自分の年代だと邦題の「華麗なる激情」と言った方がピンと来るんですがw

どちらも10年、いや下手をすると20年以上ぶりに聴いた曲ですが、10代の頃に慣れ親しんだ音楽というのは幾つになっても抜けないもので、自然にサビやコーラスが口から出て来る!

もう頭の中がモトリークルー・ジュークボックスと化していましたww


8曲目の Smokin'in The Boys Room

カバー曲ですが、これもLIVEでは外せませんね! 前回書いたように転機になった1曲で、モトリーの歴史にとって重要な楽曲です。

9曲目は Mutherfucker of The Year

アルバム Saints of Los Angels(2008年)に収録。

あ、今回、この曲だけは特に思い入れがありません。すみませんw

自分の周囲もこの曲はあまり乗っていなかったのでお許しをww


と、ここまでで一応前半が終了。

区切りがいいので今日はここまでにします。

では、また明日!