近くから、伝わってくるんですよ… | 赤ちゃんから思春期の子育てまでトータルで応援する元保健室の先生のブログ

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保健室教諭21年とわが子の子育て経験を活かして、子どもの育て方見守り方をお伝えします。
学校生活の各ポイントでの、親の関わり方をサポート。思春期の子供の成長を学び、子育ての不安を解消!
コーチングの技術を使って、子どもの育て方、見守り方をお伝えしています。

こんにちは! 三浦真弓です。

二つの台風の動き、気になりますね。

子供の頃、日本にやってくる台風を避けるために、ドラえもんが、ミニ台風をポケットから出して追い払うみたいな、そんなマンガを読んだことがあります。

この週末、穏やかに過ごせますように!

さて、予防接種の話。

学校では、インフルエンザや、おたふく風邪などの感染症で、お休みする生徒が出ます。

そのとき、私、いつも、担任の先生に、座席表をいただいていました。

どんなふうに、その学級で、広がっていくのだろう…

ドキドキ&研究心といった感じです。

その結果は、さすが、感染症です。

おたふく風邪、みずぼうそうは、2週間後に、見事に、前(ナナメ前)の席の生徒に感染しました。

もちろん、これまでに、かかったことがない、または、予防接種もしていない生徒にです。

ある時、教室で、ぽんと離れた席の生徒に、みずぼうそうが出たことがありました。

ふっしぎー!?と思ったのですが、最初に、みずぼうそうで休んだ生徒が、休む1日前に、その生徒と、理科室で一緒に実験をしたことがわかりました。

感染症、強力~そして、潜伏期間も、教科書通り。

休んでいる生徒の、回りの席の生徒に、ぽつんぽつんと、同じ感染症で休む生徒がでるのです。

インフルエンザは、ぽつんではありません。

インフルエンザでお休みの生徒があります!となると、席が隣の生徒と、仲良くしている生徒は、休むことが多かったですね。

そして、学級で5,6人になった後は、一気に半分くらい、欠席になったこともありました。

インフルエンザの潜伏期間は、3日ほど。

感染して、症状が出るペースが速いんです。

そんなわけで、感染症って、近くの生徒からうつることを、改めて、確認しました。

「ゴホン!」と、咳をするだけで2mくらい、「はっくしゅーん!」とくしゃみをすると、5mくらいまで、ウイルスが飛ぶと言われています。


まだ、病院に行っていなくても、「体調がヘンだな…」と思ったら、ぜひ、マスクを着用してください。

そして、お子さまの学級でインフルエンザ?という話を聴くようになったら、マスク着用で登校。

お部屋の換気、手洗いうがい。早寝早起き。十分な栄養と睡眠。

これで、結構予防できるものです。

インフルエンザの生徒があっても、欠席者が「どん!」と増えない学級もあり、日頃から、担任の先生が窓を開けている学級でした。

一見、窓が閉まっているように見えても、天窓があけてあるとか。換気口があけてあるとか。

インフルエンザは、「予防接種をしたのに、かかった…」ということを、よくききます。

予防接種をしたと言うことで安心せずに、

・ウイルスが伝わってくる経路を断ち切ること、

・もし伝わってきたとしても、体にできるだけいれないようにすること


をしていただきたいと思います。