幸せの道を探そう | そらまめの毎日笑って暮らしちゃおう

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親バカやって楽しく育児&育自

前回の続き


学校に行かないのは

単純に面倒くさいとか、楽しくない

そう思っていた私は

出勤時間を遅らせてヒロを監視した

元々使っていた携帯の位置情報もチェックした


ヒロは「学校に行きたくない」と言わなかった

けれど、毎日行くフリをして学校の近くの

コンビニや公園で時間を潰していた


私は何も知らず、位置情報を見て

画面上の情報だけで勝手に安堵していた


8月終わり学校から電話がかかってきた

「ヒロ君、登校してないけど何かありましたか」と

私はヒロが嘘をついていた事にカチンときた

そしてヒロを叱った

「学校に行ってなかった事より、嘘をつかれてた事がとても悲しい。なんで何も話してくれへんの?」

泣きながら話したけど

ヒロも泣くだけで何も言ってくれなかった


その次の日、大学の実習が終わったばかりのソラが

ヒロを連れ出して話を聞いてくれた


二人で撮った写真の後に続くライン

「ヒロ、いじめられてたみたい。帰ったら話す」と


親には言えない事もお姉ちゃんには言えたんだな

あぁ、そういえば私もそうだったな。

薄々、勘づいていたけど

これで私は決意を固める事が出来た


ヒロ、学校辞めたい?


うん...せっかく行かせてもらったのにごめんなさい


ママはヒロが幸せなら良い。

幸せじゃない方向は間違ってる道やから

笑える道、手伝うから探して行こう


めちゃくちゃ辛かった

あんなヤツらのせいでって思うのに

逃げてしまう自分も悔しかった

でも、もう学校行こうと思ったら

吐いてしまって、足が震えて動けへんねん

どうしたらいいんかも分からへん


泣いて、泣いて、赤ちゃんみたいに

泣きつかれて寝た


続く