ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/安定のマーベル! | 調布シネマガジン

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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
おなじみマーベルコミックス初の異色のヒーロームービー。監督は『スーパー!』のジェームズ・ガン。主人公のピーターを『マネーボール』のクリス・プラットが演じ、他にもゾーイ・サルダナやベニチオ・デル・トロといった実力派が顔を揃える。更に声の出演ではブラッドリー・クーパーやヴィン・ディーゼルまでも出演しているのだから意外と言っては失礼ながら豪華な顔ぶれだろう。コミックらしい楽しさとスターウォーズ的なSFムービーの楽しさを併せ持った作品だった。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー01
そもそも予告編段階からあまり期待はしていなかったのだが、そこはさすがマーベルである。きっちりとクオリティを出してくるあたり、コミックムービーのディズニーのようだ。地球生まれでプレイボーイのトレジャーハンター・ピーター、遺伝子改造を施され高度な人工知能を備えたアライグマのロケット、樹木型ヒューマノイドのブルート、殺人兵器として育てられた暗殺者ガモーラ、そして愛する妻子を殺され復讐に燃える野獣のようなパワーを持ったドラックス、この5人が最悪の敵から宇宙を守るガーディアンズである。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー02
はっきり言ってこのキャラ設定だけで半分成功している。スターウォーズ的SFと書いたが、スターウォーズよりさらに役割設定がはっきりしている分観易いことこの上ない。要するにそれぞれのキャラの特徴を活かして、強大な敵からとある惑星を守るのだが、そりゃもう「一人では叶わなくても全員力を合わせれば!」という鉄板テーマがやっぱり心地よいのだ。しかもこれまたスターウォーズばりの宇宙での戦闘っぷりは結構熱くさせられる。小型戦闘機が無数に連なり一つの防御壁となるなんざまるでガンダムだ。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー03
この手の作品はいくらでも続編が作ることが出来るだろうなと思っていたら、どうやらまだまだ話は続く模様。マーベルといえばアベンジャーズの面々のように圧倒的に強い単一のヒーローという印象だったが、こいつらの活躍はこれから末永く見ていきたいと思わせられる作品だった。ちなみにマーベルお馴染みのエンドロール後の映像もしっかりあるのだが、今回に関してはあんまり意味がなかったかなと思った(笑)

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ストーリー:自らスター・ロードと名乗るトレジャーハンターのピーター・クイル(クリス・プラット)。ピーターは無限の力を持つパワーストーンのオーブを入手するものの、その後逮捕され刑務所にぶち込まれてしまう。ピーターは天才メカニックのロケットら刑務所で出会った仲間と脱獄するも、オーブの力で宇宙を滅亡させようとする強大な悪と戦うこととなり…。(シネマトゥデイ)