おやすみとパスタと思春期と | ねじまき鳥

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つれづれ日記

今日はお休み




最近この

オットも息子もいない

ひとりきりの水曜休みが待ち遠し過ぎて




いや

前から楽しみではあったんだけど


ひとりで好きにできる時間が

今、本気で尊い




・・・




今日は

ほんとは


ママ友ふたりと3人で

子供たち送り出したらすぐ落ち合って

お茶やらランチやらする約束だったんだけど


お子さんが体調不良で無しに




そのメンツだと


人の悪口とか

噂話とか皆無で


くっだらない話に

ただただ笑い転げるだけの集いだから

ほんとに楽しみにしてたんだけど


でも

なんとなく


今日のおやすみは

家でこまごまとやりたいことがあったから


キャンセルになって

少しホッとしてる私もいたりして




お茶もランチもなくなったから
朝からパスタを茹でました





通称 : ツナオリパスタ




①フライパンに

オリーブオイルとニンニクを入れて火にかけ


②ニンニクの香りが出てきたら

玉ねぎのみじん切り

オリーブ

ツナ

塩コショウ


もしあれば

ミニトマト

ケイパー

パセリ


も投入


③同時進行でパスタも茹でて

パスタのゆで汁をおたま一杯くらい入れて

さらにグツグツ


④茹で上がったパスタの水気を切って

フライパンに入れて

軽く和えたら完成




今はもうなくなってしまったのだけど

オット氏の行きつけだったカフェバーの定番メニュー




・・・




小4の息子・チビ寅氏




こんな感じで



大人への階段を着々と上っているのだけどさ




なんかね

小4の壁、っていうの?


9才の、とか10才の

とかいう場合もあるらしいけど


要するに

バブちゃん時代から本格的に抜け出るとき

ってことなんだろね




それが

チビ寅の周りでビックリするほど顕著で




いつもめちゃくちゃ明るくて

おともだちも沢山いた子が

小さなことに過敏になって、神経すり減らして

学校を休みがちになっていたり


割り算の筆算でつまづいて

今まで見たこともないようなひどい点数をとってきたり


なんだかイライラしていたり

元気がなかったり




なんでだか分からないんだけど

なんか、みんな変なんだよ、、


って

チビ寅も感じてるみたいで




いい機会だと思って

チビ寅に話してみました




・・・




チビ寅さ

最近ちょっと

高い声が出ずらくなってきたりしてるじゃない?


それ、声変わりっていうんだけどさ

そうやって

これからどんどん大人の身体になっていくんだ


小学校低学年までの

バブちゃんに毛が生えたみたいな時期を終えて

みんな大人になっていく


でね

そのだんだん大人になっていく過程で

心も体もどうしても不安定になる


それは別に病気ってことではなくて

心と体が大人になるための調整をしてる

ってこと


たとえばね

おかあさんに『それ、片付けて』

って言われたとして


今までだったら

めんどくせぇなーと思いながらも

ハイハイってやれていたことが


黙れババア!うっせんだよ!!

ってガチギレするくらいイライラしたりもする


それはね

もう仕方ないことなんだ


そういう時期なの


だけどね

そう分かってはいても

おかあさんも人間だから

そんな言われ方をしたら腹が立つ


だから

これからおかあさんとチビ寅は喧嘩が増えるかも知れない


でもね、大丈夫だから

そういう時期なだけだから


なんでこんなにイライラするんだろう、、

って悩んだりしなくていいよ


あ、これがおかあさんの言ってた思春期ってやつか

って思えばいい


いつか通り過ぎるし

通り過ぎたあとチビ寅は

ひと回りもふた回りもお兄さんになってる


いもむしだったはらぺこあおむしが

蝶々になるみたいにね


今、チビ寅の周りでも

元気がないおともだち、結構いるよね


バスケに来ても泣いちゃったり

あんなにいつも元気だった子がしょんぼりしちゃってたり

今まではできてたのに

割り算でつまづいて先に進めなくて困ってたり


9才、10才っていうのは

そういう時期なの


みんなそこを通って大人になる


今まで通りにはいかなくなる

ちょっとしんどい時期かも知れない


だから

自分に対しても、おともだちに対しても

そういう時期なんだ、って

ちょっと広い気持ちを持とう





すると

ふぅーんと聞いていたチビ寅に


俺がそんな生意気な態度とったら

なめとんのか!ゴルァ!ってマジで怒っていいからね


と言われました




やだ、、

そんなこわい言葉、おかあさん使ったことないわ、、


(⬆️しょっちゅう使ってっから子供に言われてんだろが)




・・・




私がチビ寅くらいのときに感じてたこと




それは

友達といるのに感じる

ビックリする程の孤独感

でした




学校からの帰り道

いつものメンバーで

いつも通り楽しく歩いてたんだけど


突然

雷に打たれたみたいな衝撃を受けたんだ




こんなに仲のいいコイツラとですら

全部は分かりあえない


どんなにつるんでても

人って、実はひとりなんじゃん、、





別に

話してた内容で意見の相違があったとか

喧嘩したとか


全然そんなんじゃなくて

むしろ楽しくしゃべってたんだけど


突然空から降ってきた何かが頭を直撃した

くらいの衝撃でその考えにぶち当たって


その帰り道の場所も景色も

クリアに覚えてるほど




・・・




思い返すと

私も


随分ややこしく

思春期をこじらせたタイプなのかも知れない




チビ寅がこれから

あそこをくぐり抜けるのかと思うと

考えただけでげっそりするけど


嗚呼

それこそが大人への通過儀礼




私にできることは

ご飯を作って待ってること




それが

彼にとっての居場所になるはずだから




たとえば

美味しいって言ってくれなくても


たとえば

一緒に食べれなくても




・・・




さて


朝から回し続けて

もはや何回目だか分からぬ洗濯物を干したら


レモングラスのお茶でも飲んで少し休憩します




ほんとに暑いからね




皆さま

ご無理なさらず~













チビ寅と

何度も何度も読んだ

この絵本


 





特にごちそうがたくさんの

このページが大好きで






最後のこの頁では
いつも

チョーチョッ!
って叫んでた





ほんとにほんとに
可愛かったチビ寅くん



声変わりなんて、、
 
嬉しくて
寂しくて

かあさん、ほんとに泣けちゃう、、