ぽて耐 シーズン2 第6戦 レース分析 | Enjoy for Q-STEER

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どうも。休みの日に限って夕方から雨で洗濯物の乾きがイマイチなストリートレーサー(ぽておあ)です。


本日はぽて耐第6戦の決勝レースを様々なデータから分析してみようと思います。

決勝レースの模様はこちらのブログ、およびYouTubeライブからご覧いただけます。


『ぽて耐 シーズン2 第6戦レースレポート』どうも。最近髪を伸ばしてる+マスクで本人だと気付かれないストリートレーサー(ぽておあ)です。先日行われましたぽて耐の第6戦。シーズン随一の難コース、オートポリ…リンクameblo.jp






  レースリザルト

分析を始める前に、あらためて予選と決勝の結果を見てみましょう。予選決勝ともに非常に僅差のアツい戦いでした。




  タイヤ戦略

ぽて耐シーズン2で使用できるタイヤは各レース2種類のみで、事前に発表されます。レース中はフォーメーションラップを含む最初の20分、およびゴール前の最後15分はピットクローズとなり、ピットでのタイヤ交換は禁止となります。

また、スタートとゴールでは異なる種類のタイヤを履かなくてはなりません。今回のレースであればミディアムスタートの選手はハードでゴール、ハードでスタートの選手は逆ということになります。


では各選手のタイヤ戦略はどうだったのか見てみましょう。

選手名はPSNIDの頭3文字を取って省略とし、決勝の順位順にクラスごとで評価しています。


グランツーリスモSportにおけるハードタイヤというのは他のタイヤと比べてタイムがかなり遅く、操作性も劣ります。摩耗自体は少ないのですが、それでもラップタイムは少しずつ落ちていってしまいます。

加えてこのゲームではピットストップ時間がかなり短く設定されており、実際は30秒程度かかるピット作業でも、10〜15秒で済んでしまいます。

このことから、タイムが落ちているにも関わらず無理に周回数引き伸ばしてピット回数を減らす、という作戦はグランツーリスモSportsにおいてはあまり有効ではありません。もちろんコースや消耗度合い等の条件によりますが、ゲーム全般としてはそういうことになります。


さて、それを含めて考えるとハードタイヤというのはなるべく履いている時間が短いほうが有利ということになります。今大会でのルールではピットクローズ中の20分、ないしは15分の間だけハードを履くという作戦がセオリーかと思われます。


表を見てみましょう。多くの選手はセオリー通りのストラテジーで、ハードタイヤを最小限にしてレースのほとんどをミディアムタイヤで走っています。

チルノ選手、Yoshi選手、つむじ曲がり選手はハードタイヤでのロングスティントを試みましたが全てうまく機能しませんでした。


チルノ選手の1ストップ作戦は驚愕ですが、タイヤ摩耗的にはかなり厳しいものとなっているであろうことは想像に難くありません。


Yoshi選手はライバル勢のミディアムでの摩耗を見誤ったようです。周回を重ねたミディアムタイヤのラップタイムが落ちてハードタイヤより遅くなってくるのは10周〜14周くらいかと思われますが、もちろんその間に差をつけられてしまいます。その差を回復するためにはミディアム勢がさらに長く走ってくれないといけないのですが、実際はYoshi選手が差を縮めきる前に各車ピットでニュータイヤを装着、再び差を開いていくという展開でした。


つむじ曲がり選手もハードタイヤを長く使用しましたが、結果的に周回遅れになってしまいました。


ken選手やかいき選手も長めではありますが、このタイミングでのピットであるならばもう一回入るよりも得かもしれません。



  燃料戦略

先ほどの表とまったく同じです。スクロールする手間を省くために再掲しました。


今回、Gr.2クラスの車両はほとんど給油の必要がなかったようです。

そうげつ選手は給油していますが、キャンセルし忘れただけのようで実際は必要なかったとのこと。

GT-Rの2台は少し給油しましたが、ほんのわずかな量で済みました。


Turtle選手はスピンでの遅れとマシンダメージによるタイムダウン、修理でのロスタイムがなければそうげつ選手にもう少し近づけたかもしれませんが、急ごしらえのマシンでは速さや安定性に限界があったでしょう。


Gr.3クラス優勝のなべ選手は同クラスでは少数派の無給油。レースペースの良さも勿論ですが、燃料&タイヤのマネジメントを含む戦略が全体的に効果的だったのが勝利につながったようです。


Yoshi選手とオーイシ選手は燃費が苦しかったのか、給油量も多めでした。



  レース中のベストタイム

ここからはラップタイムを見ていきます。

決勝レース中の各車両のベストタイムを表にしましたのでご覧ください。


そうげつ選手は予選からずっと速さをキープしていて、このレースではポールトゥウィンでさらにファステストラップも記録。誰もが納得の勝利です。


風呂敷選手が2番目に速いタイムを記録。特にセクター1では光る速さを数字に残しています。しかし速さがある分、レース中のミスが悔やまれますね…


Turtle選手は3番目のタイムですが、今回に関しては一発のタイムよりは平均ペースが良いのかもしれません。


こや選手は燃料が軽くなった後半ではなく比較的重たい状況でタイムが出ています。タイヤ交換をした直後ではありますが、本人も重たい方が挙動が良いというコメントをされていました。このあたりはセッティングによるものかと思われますが、不思議ですね。


それではここでGr.2クラスのファステストラップ、そうげつ選手の35周目のオンボードをどうぞ。




Gr.3クラスの最速はYoshi選手。予選でも速さはアピールしていましたから、なおのこと悔しい。戦略の失敗が高くついてしまった形です。


Goki選手とかいき選手はハンディウェイトに苦しんでいて、あまり良いタイムは出ませんでした。それでも順位を上げてくるGoki選手は恐ろしい…


ではGr.3クラスのファステストはYoshi選手の25周目をどうぞ。




  セクタータイムランキング

せっかくなので各セクタータイムのランキングを作りました。選手の皆さんは自分がどこのセクターでタイムを失っているのかが分かるかもしれません。


いちばん右のOPTは遊びみたいなもので、ランク順に足してみたらどうなるかなーという試みです。あまり得られるものはない気がしますが、続けてみます(笑)


両クラス共にファステストを取る選手はどのセクターも最速もしくはそれに準ずる速さを示していますね。


Gr.2クラスはセクター3で速さに差が出ているようです。オートポリスのセッティングの鍵はセクター3にあったのかも…?


Gr.3クラスではストレートスピードの速さがタイムに出ていて、セクター1でそれがよく分かります。

次の項で最高速も見ていきますが、やはりマクラーレンF1のつむじ曲がり選手は立ち上がりからのストレートでかなりタイムを稼いでいますね。

一方で130kgの車重増と10馬力のパワーダウンを課せられているGoki選手のセクター1はかなり厳しいようです。


こちらのクラスでもセクター3のタイムにはかなり差が出ていますね。このコースの重要ポイントなのは間違い無さそうです。



  最高速ランキング

最後は最高速を見ていきます。全選手の決勝ベストラップ時の最高速を抽出してランキングにしました。


直線番長を2台擁するチーム古静岡がさすがの最高速を誇り、2台とも最速です。これは次戦の富士スピードウェイでの活躍が期待されますね!

ポルシェ962Cについては特筆すべき速さで、なんと他のGr.2車両よりも14km/h〜22km/hも速いという結果になりました。どうりでTurtle選手が追い抜きに苦労するわけです。962Cの車重は重くてコーナーはキツいはずですが、それをストレートスピードでカバーしているわけですね。他車との違いが面白いですね。


からあげ選手は飛び入り参戦なのもあってギヤ比のセッティングが合っていなかっただろうと推察されます。


前項でも触れましたが、やはりGoki選手の最高速は厳しいようで最下位。マクラーレンF1と10km/hも差があったわけですね。


オーイシ選手の使うマスタングも直線はかなり速いというデータです。コーナー区間を合わせこめればかなり戦闘力を発揮できそう。





第6戦のリプレイから採取したデータは以上です。こうやって細かく見てみると面白いですね。

時間の許す限り、毎戦この記事も書いていきたいと思っています。既に過去のレースの分が溜まってて不穏ですが…笑

ではまた次戦で!