帰国子女受験と1学年の年齢差 | 外から見た世界。日本と教育。

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イギリスに住む海外子女、高校生のブログです。
現在は日本の大学在籍。
 
日本と国際バカロレアプログラムでの教育の違いから、
また、中学校から初めてインターナショナルスクールに通った経験から、
思考力の教育、第二外国語教育、学習について主に書いていました。

帰国子女と大学入学時の年齢


海外子女の場合、高校を卒業するときには18歳で、

翌年の4月日本の大学に入るときには、19歳になることが一般的にあります。


そのことについて以下のような疑問があることがあります。


19歳入学でのデメリットはあるのか?


帰国子女本人はどのように受け止めているのか?



何かの参考となればと思い、以下に、

学年と年齢について、自分の知っている範囲について述べさせていただきます。


<年齢>

私の場合は、日本の大学入学時には1学年下の学年に入る、ということになりました。
帰国子女は、国、大陸、学校が現地校であるかなどとは関係なく、このような人が大部分です。

<それについての意識>

私は、それがとくに不利であるとも有利であるとも意識はしていません。


もしかすると、私の通う大学は浪人生が多く、
一年学年を落としている人が一般受験生にも多いため
年齢が気にならない、関係ないのかもしれません。
よって、他の大学についてはこの意識が当てはまらないのかもしれません。

しかし、やはり私は、一般的に、大学で年齢が重要になる局面はあまりない、
またはあったとしてもあまり重要でないと思っています。

私の知る限り、交友関係、学問、第一印象などにおいて、
年齢が1つ違うということは
とくに聞かれない限り知られることもなく、知られてもとくに何も変わらないように思います。

それよりも、出身高校、所属学部、容姿、自己紹介で言うこと、などが
大学での人間関係での第一印象を決めるもの となります。

とくに帰国子女であれば、他の何よりも
「海外出身?」「じゃあ英語ペラペラ?」と、言われ、
かつそれが第一印象になることが多くあります。

もちろん、少なくともそのような印象が強いのは一瞬で、
そのあとには帰国子女のステレオタイプはすぐ薄れていくので、日本の大学でも
帰国後、自分らしく楽しく生活することは可能でしょう。


<不利だと思う海外子女>
そもそも年齢が1学年上だと不利だと思っている人は帰国子女として日本へ進学しようと思わないのかもしれません。
実際に、年齢が下がることをとても不利だと危惧していた海外子女の友人もいくらかいました。
なかには、9月入学でICU、早稲田大学など私立大学教養学部に入 る選択をした人もいます。

<総括>
いろいろな選択があるとは思いますが、私の知る限り、
年齢が1年程度違うことからくるデメリットを意識しているのは大学入学前の海外子女くらいで
実際にはそのようなデメリットはあったとしても微々たるものだと感じています。




<補足>

今回の記事にしてみた相談は、
どの国に進学するべきか?について考えるときに出てくる疑問の
ほんのひとつにしか過ぎないのではないかと思います。

高校時代には私も
・1年遅れて入学することのデメリットは?
・帰国子女でも日本の勉強についていけるのか?友達はできるか?
・帰国子女でも国家公務員試験に合格できるのか?   など、多くの疑問がありました。


以前、ブログ記事にも帰国・海外子女の進路をどう決めるか?について書いたことがありますので
もし興味があれば 、お読みください。