ゴールデンウィークまっただ中、こどもの日。
今日は、こどもの日にぴったり、な、よいお天気で、よかったですね
そんな今日、母との面会に行ってきました。
母の日は来週なのですが、たぶん、その日は面会が多くて大変だろうし、ということもあって。
今日は、外国人の若いスタッフさんに連れられて出てきた母。
相変わらず、どこを見ているのやら、な、目つきですが、ヒメを見つけたら、その目元が少し、ほころびます。
今日も、ヒメにだけは、反応する母。
「ヒメ、って呼んであげて」というと、頑張って、「ひ・・・め・・・ちゃん」と、呼びかけようとしてくれます。
妹の差し出す、オヤツをじっと待つヒメ。
それを見つめる、母。
この、スタッフさんは、犬が好きみたいで、ずっと一緒にいて、自分もヒメにかまってくれていました
ベトナムの人かな
日本語は、かなり上手で、まったく不自由はなさそうでした。
母、お腹が出てますね~。
昔はスリムだったのに、認知になってから太りました。
グループホームに入る前、3ヵ月ほど、入院していたときは、ものすごく痩せて、小さくなって、背中が急に丸まって、それまでしっかり歩いていたのに、よたよたするようになって、泣きそうになりましたが、このホームに入ってから、また太ってきました。
もう、ここに入って、7月でまる4年です。
父と、最後の面会をしたのが、3年前の母の日。
母は、少しでも父の事を思い出すことはあるのかな。
母の担当のスタッフさんは、何人かいるようですが、みんな、とても優しく接してくれています。
でも。
まるで子供に対するように、「はい、ここ、座れるかな」とか、「バイバイ、しよか」とか、言われているのを見ると、これって、本人は何も分からないからこれでいいのかな、それとも、言葉にも態度にも見せていなくても、「馬鹿にされている」ような気がして、嫌だったりするのかな、と、母の心の中を考えてしまいすね・・・。
先月、妹が、施設のミーティングみたいな催しに参加してくれました。
その席で、今はこのホームの所長さんになった、元母の担当だった女性は、「入居者様の、人としての尊厳、と言うことを考えて、人格を尊重した対応を心がけたいのですが、どうしても、子供に対してと同じような対応になりがちだったりする。どうしたらいいのか、いつも考えている」と、いう発言をしておられたようです。
もう、子供に戻ってる気もするから、子供扱いでもいいのかな、とも思わないでもないですが。
他の、スタッフさんは、面会中は少し離れたところで見守っている感じですが、今日のスタッフさんは、母にも色々と話しかけながら、ヒメをかまってくれていました。
その中で、私たちとも、少し話をしたのですが、「〇〇さん(母のこと)、よくご飯、食べますよ」(おお、よかった)「〇〇さん、トイレ行きましょうか、と、連れて行ってあげると、ありがとう、って言ってくれますよ。嬉しいです。」(そういう気持ち、まだ持ってるんだね)「〇〇さん、時々、にっこり笑ってくれたら、すごく可愛いよ」と、言ってくれました。
子供扱い、かもしれないけど、そんな風に思って、世話してもらえているなら、幸せですよね。
また来月、来るからね、と、最後に手を取って、話しかけても、分かってるのか、分かっていないのか、全然、反応は無かったけど
でも、帰ろうと、外に出たら、ドアのところまで、スタッフさんが手をつないで連れてきてくれて。
自分から、ちゃんと手を振って、「バイバイ」と、してくれていました
最近は、あまり、反応らしい反応を見せてくれない母ですが、時々はちゃんと、笑ったり、お礼を言ったりしているんだね、と、妹と語り合いながら、帰りました。
パパが迎えに来るのは、まだ、もっと先みたいですよ。
まだまだ、元気でいてね。