あおり運転、宮崎容疑者

　　私は、あおり運転をする宮崎容疑者のような人のニュースを聞く度に違和感を覚える。社会には、必ず一定の割合でこういう犯罪傾向の強い人たちが生まれてくる。それは、国や時代が違っても変わらない普遍性がある。

　　こういう狂暴な遺伝子も、人類が生き残っていくためには必要なのかもしれない。しかし、法治国家では許されないので警察組織に当たるものは、どの国でもどの時代にも存在している。

「何を当たり前のことを書いているのだ！」

　と言われそうだが、ちょっと待って欲しい。私の生きている「学校」「塾」「予備校」の話なのだ。大人の社会のルールと真逆の原理で運営されている。大人の社会が性悪説であるならば、教育界は性善説で出来上がっている。

ここ三重県では、全国一の組織率（１００％）を誇る「日教組」が学校の事実上の運営主体となっている。「助け合え」「愛と絆が大切だ」とったスローガンを口にするだけではなくて、５人一組の「班」を作らせて、生徒どうしの濃密な関係を構築することに腐心している。

　　言葉は綺麗だけれど、その裏では「偏差値反対」「業者テスト追放」「順位づけは差別だ」という指導を行なう。そのお陰で、三重県では三進連という最大の業者テストが廃業に追い込まれた。校内順位を教えてくれないから、どの高校を受験していいのか分からない。

　　高校に行けば順位は廊下に張り出されるし、社会に出れば激烈な競争社会なのにだ。

　　賢い子たちは、そういう教師の偽善に気づいているので学校と距離を置いている。

「こんな町には絶対にもどって来ない！」

　　と、塾生の多くは言う。静かに過疎化が進み、近いうちに町が消滅しかねない。左翼で指導を行なっていた社会主義のボスのソ連とその指導者だったスターリン。中華人民共和国の建国の父、毛沢東。

世界虐殺者ランキング

第5位レオポルト2世(ベルギー)200万人
第4位 ポル・ポト(カンボジア) 300万人
第3位アドルフ・ヒトラー(ドイツ第三帝国) 1700万人
第2位ヨシフ・スターリン(ソ連) 2000万人
第1位 毛沢東(中国) 8000万人

　　毎年のように、イジメによる自殺者が出る日本の学校。何人死ねば抜本的な対策が立てられるのだろう。中学生、高校生の社会だって、あおり運転の宮崎被告以上に狂暴でどうしようもない人間はいる。

　　夢や妄想に生きる教師がいる限り、殺される生徒はいつまで経っても無くならないだろう。もう目覚めても良い頃だ。私のいたアメリカのローガン中学校は、日本の大学のように教科ごとに教室を移動していた。「クラス」のいう単位はなかった。

　同じ鳥カゴに狼と羊を入れたら何が起こるか認識すべき時。

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