森村誠一さんの原作というと、ドロドロなものを想像しますが
この「灯」は、一味違いました。
家庭内暴力の息子に手を焼く会社員が殺される。
その謎を追う、援交さえしそうな別居中の娘が気にかかる刑事。
刑事役の根津甚八さんが、いいんだなぁ。もったいないなぁお休み中なんて。
交換殺人のトリックが解けても、心に苦いものが残る。
家の灯りが、子どもの未来への灯りと重なっているかのような、先行きの
見えない日本だからこそ、こういうドラマってもっとあって欲しい。
さすが「ドラマのTBS」でした。