ポッキリと | 闘う嫁~悪性リンパ腫の夫、寛解。目指せ5年生!~

闘う嫁~悪性リンパ腫の夫、寛解。目指せ5年生!~

大切な伴侶が悪性リンパ腫にかかってしまいました。
告知以前、告知後、そしてそれからの私たちの歩み、日々感じること、日常の出来事を記してあります。

21時頃、寝具を整えようと寝室に入ったところ、床に敷いていたラグに足を取られ、右足の小指と薬指をベッドの角に派手にぶつけました。
「うっ!」と一瞬だけしか唸れないほどの痛み。薬指があらぬ方向に曲がっていました。「骨、やっちゃったかな」と思いましたが、体の末端をぶつけたり切ったりするとほかの部位よりも痛く感じるものだと思い、手で薬指を正常な方向に直して、1時間ほど放置。(冷やすことだけはしました)
痛みは増すばかりだったけれど、内出血も腫れもそれほど酷くならない。
そんなこんなをしているうちに旦那さまが帰宅。
足を引きずりながら晩酌の支度をする私を不審に思ったようで理由を尋ねられた。
あったことを話すと心配だったのか、妹に電話をし、詳細を話し、どうしたら良いのかの指示を仰いでいた。
症状からみて、緊急性のあるものだから至急病院へ行くようにと言われ救急外来へ。

急外の受付にはお店によく来てくれる当直担当の方がいて、受付票を記入している間、車椅子を用意してくれたり、気の毒がってくれり。
救外はとても空いていて、すぐに診察とレントゲンが受けられました。
でも、こんな時、面が割れているというのは何かと厄介で、ドクターからは「いつもどうも」と笑顔で言われ、レントゲン技師さんからは「どうしたの~?」などと言われる始末。
「つまづいた拍子にベッドの角にぶつけました」と都度答えなければならない恥ずかしさ……。
レントゲンで見ると見事に2本とも折れていました。素人が見てもすぐに分かるくらいにポッキリと。

当直医は内科のドクターだったため、固定さえしてもらえず、痛み止めを処方されただけでした。
明日、きちんと整形外科を受診し、それ相応の処置をしてもらわなければいけません。

全ては自分のそそっかしさと不注意によるものだとわかっていても、そう思ったところで痛みが緩和されるわけでもなく、難なく歩行できるようにわけでもなく。
しばらくは松葉杖。と言われましたが、それでは仕事になりません。
万年人手不足のお店。
長く休むことは不可能なので
なんとか少しでもスムーズ歩けるようにしてもらえないかと淡い期待をしています。

それにしても……
痛い!