昨日は仕事の後、第5回遮二無二武蔵を聴きに新宿へ。


ミュージック・テイトさんの“西新宿ぶら~り寄席”は19時30分開演という、田舎の勤め人にも優しい時間設定なのが有難いところ。
天保銭日乗-第5回遮二無二武蔵チラシ
第5回の今回はスペシャルゲストとして、松之丞さん、きらりさんの師匠、松鯉先生が登場。


13話目の“桃井源太左衛門”を上下に分け、松之丞さんときらりさんが、14話目の“甕割試合”を松鯉先生が読むという趣向。


本編の前に、先月松鯉先生門下に新たに加わったお弟子さんのお披露目がありまして、お名前は「神田みのり」さんに決まったようです。


・・・なんか普通にその辺にいそうな名前です。


お披露目の後、今回はみのりさんの空板“三方ヶ原軍記”からスタート。


なんとも初々しい高座でございました。


続いて、何故かテンション低めの松之丞さんが登場。演るにつれていつもの松之丞さんの調子に戻り、後を受けるきらりさんが登場人物の濃さにマクラでぼやく程に。


ここで仲入となり、トリの松鯉先生へ。


松鯉先生は久々に聴きましたが、やはり正統派です。愛山先生の月見草のような名人芸も好きなのですが、松鯉先生の向日葵のような芸もよろしいもので。まさに王道といった感があります。


弟子の二人会のゲストということで感慨深いものがあるのでしょうか。きらりさん、松之丞さんの成長に目を細めている感じが伝わってくるアットホームな会となりました。


次回、最終回は10月31日(木)。何とか都合をつけて通えるとよろしいのですが・・・。