座喜味城跡入口 なんだかんだで座喜味城跡に到着したのは17時。


隣接している読谷村歴史民俗資料館にも興味があったのですが、既に閉館しておりました。


やむなく、直接、座喜味城跡へ。


真っ直ぐに伸びた道が松林を抜け城に続いています。


他のグスクと異なり、なんとなく本州の城郭に似た雰囲気です。
座喜味城跡外観
座喜味城は、後に中城城主となった護佐丸が15世紀初頭に築城したもので、築城以来、太平洋戦争まで戦場になったことがないため、極めて良い保存状態で現在に至っています。


この座喜味城、城壁が曲線で構成されているのは、他のグスクと同様なのですが、グスク内に御嶽がありません。


当時の琉球は戦国時代で、座喜味城はグスクの軍事要塞としての機能に特化して設計されたものと考えられています。


この辺も本州の城と印象が被った一因なのかもしれません。


座喜味城跡の楔 更に座喜味城跡には特徴的なものがあります。


入口のアーチ門。


一見すると他のグスクと同じようなのですが、よく見ると中央部に強度を増すための楔が打ち込まれています。


この技術は沖縄のグスクでは座喜味城だけに用いられているそうで、護佐丸の築城家としての技術力の高さを物語っています。


・・・とまあ、マニアックな話になってしまいましたが、端正な城壁の曲線美と西海岸を見渡せる眺望だけでも一見の価値のある個人的にはお勧めのお城でございました。