生まれた時に与えられた環境は、みんな違いますよね。
大金持ちの家に生まれたり、そうでなかったり
親が厳しかったり、放任主義だったり
両親がいたり、そうでなかったり
生まれた後の環境もみんな違います。
どこで生まれて、どこで過ごし、どんな人と出会って、どんな経験をするか
いろんな組合せとその経験が、知識や性格、その人の人生となり、それは80億人の誰もが唯一無二で、誰一人同じ人はいません。
逆に言うと、自分の経験できることは、本当にわずかで限られているということです。
昭和40年に大阪の一般家庭に生まれた自分は、その自分としての経験しかできないのです。
別の時代に、他国で生まれて、別の親に育てられた、という経験は出来ないですからね。
経験によって得た知識は違ってくるでしょうし、考え方や物事の捉え方も当然違ってきます。
貧しい経験をしたら節約の知識が身につくでしょう。
私の場合は家族が難病にだったから、病気や食事、薬、体の仕組み、そういったことが知識として自然と身につきました。
このように、生まれた環境、生まれてからの環境、生まれてからの出来ごと、出会った人、そういうことがその人特有の考え方や知識となるのです。
そして、今の時代はそれらの経験や知識、物事の考え方などをインターネットやSNSで発信できて、自分だけでは経験できない、知ることができない知識や考え方を得ることが出来ます。
一昔前は、それらを本や書物でしか得ることが出来ませんでした。
本を出版できる人も限られていたので、一部の人の考えや知識しか得ることが出来なかったのです。
しかし、今はいろんな人が、いろんな環境と人生の中で経験した知識を簡単に発信できて、それらを簡単に得ることも出来るようになっています。
ですので、自分の経験や知識という狭い枠だけでなく、いろんな人の経験や知識を簡単に得ることが出来て自分の人生に活かせるということです。
人生の中で、自分の経験や知識だけでは乗り越えられないことも、他人の経験や知識を自分に活かせるので、うまくいく可能性が高まるということなのです。
「原因が分からない病気です、5年後に寝たきりになります。寿命は20歳までと考えて下さい」
この言葉に疑問を持つところから娘との難病克服生活が始まりました。
「原因が分からない人が、なぜ5年後を想像できるのか?寿命を語れるのか?」
その疑問に対して、答えを得るために、毎日のように書店に通い、病気や健康、体に関する本を片っ端から読み漁りました。
書店の本棚の一番上の右端から読み始めて、一ヶ月後には上から二段目の棚まで読み終えていました。
そんな中で見つけたのが甲田光雄先生や安保徹先生、新谷弘実先生、安藤幸雄先生などの本でした。
「難病でも治るやん。。。」ということを知り、それぞれの先生方の経験や知識が詰まった本から大きな希望を得ることが出来ました。
「でも、本当かな?」という疑問と「玄米菜食、成長期の子供に大丈夫か?」という疑問が生まれました。
本当かどうかか自分で確かめるしかない。
ただ「成長期にもかかわらず体重が痩せていく娘に対して玄米菜食は合っていないのでは?」という疑問に対しては、他の食事療法や体の仕組みを本やインターネット、SNSなどからたくさん勉強し娘に合うと思えたものを組み合わせて試しました。
結果的には玄米菜食は実施せずに、いろんな先生が推奨している食事療法の中で、娘に合うと感じた物を選んでミックスしたのです。
それらを実践し、血液検査の結果や娘の状態で成果を確認しながら、何が正しいか、何が娘に合っているか、を常に見直しながら再確認し続けました。
疑問→調べる→行動→成果と実感→見直しと再確認
これらが出来たのも、本やインターネット、SNSなどで、それぞれの人が自分の経験から得た知識や考え方を発信してくれていたからです。
インターネットやSNSが普及した時代だったからこそ、絶望から這い上がり、希望を持つことが出来たのだと思います。
そんな時代だったからこそ、経験や知識がなくても前向きに進めていけたのだと思います。
希望が持てたのも、前向きに行動をし続けられたのも、娘が難病を克服して今、元気に過ごしているのも、今の時代だったからだと感謝しています。
いろんな人が本やインターネット、SNSなどで経験や知識、考え方を発信し、それらをいつでも欲しい時に得ること出来る時代だったから治せたのだと思うからです。
そういう経験をした私から言えることは、まずは「疑問を持つことの大切さ」と「疑問を持ったら自分で調べて、実践し確かめるということ」が重要だということです。
それをすることで、”今の自分の枠を超えた成果”を得ることができるからです。
誰も、自分だけでは出来ることや可能性は低いのだと思います。
しかし、今の時代だからこそ、いろんな人の経験や知識を簡単に得ることが出来て、それを自分の人生に活かし、可能性を高めることが出来るのです。
その為にも
疑問を持つこと、自分で調べること、自分で確かめること、そして実行してみること
今後もこれらは常に意識したいと思います。
闘病だけに限らず、どんなことでも自分の枠を超えた成果を得るために。
難病克服支援センター
https://kokufuku.jp/