5月5日、14歳6か月で愛犬ミッキーがあの世へと旅立ちました。
我が家にやってきたのは、娘が自力で立てなくなった14年前でした。
当時の娘は8歳で、体の状態が一番に悪い時期でした。
自力で立てなくなり外へ遊ぶことが出来なかったので、家の中でのお友達をペットショップで探していていたのがミッキーとの出会いのキッカケです。
娘に出来ることとして、食事改善やデトックス、メンタルケアだけでなく、他に何かないか?と探していた時に知ったのがアニマルセラピーでした。
動物が人間の心を癒すということを知り、それなら家の中でのお友達を探そうという流れになったのです。
しかし、病気だった次女は動物が大好きなのですが、長女が大の苦手なのです。
そんな長女にも嫌われないように。。。そんな思いで「ミッキー」と名付けました。
長女は大のディズニーファンだったので(今でもですが)ミッキーという名前にすれば、嫌いにならないかと。
手で触れることが出来ずに、30㎝物差しで触ってましたが。。。
病気だった次女とミッキーは、すぐにお友達になれました。
娘は車椅子、その横をミッキーが歩く形でお散歩をしたり、寝る時も一緒に寝て、つねに娘を癒してくれました。
娘の病状が一番に悪い時から、自力て立てるようになった姿、歩けるようになって、走れるようになって、どんどん元気になっていく娘の姿をミッキーは、そばで見守り続けてくれたのです。
そして、娘が今年の4月から社会人となり、家族のみんなが心配していた東京研修を無事に終えて家に帰ってきたら、ミッキーは自分の役割を終えたかのように旅立っていきました。
ずっとずっと娘を癒してくれてありがとう
見守ってくれてありがとう
家族を明るく照らしてくれてありがとう
そんな感謝の気持ちしかありません
そして、ミッキーの病院での検査数値では、数か月前から立っていることが不思議な状態だと言われていたのですが、亡くなる最後の日まで立つ姿をみせてくれました。
不自由だった娘をそばで見守り続けてくれて、元気に社会へと巣立つ姿を見届けてくれて、安心したかのように力尽きて亡くなりました。
ミッキーは、そんなカッコいい奴でした。
亡くなる少し前の写真です。
余談ですが、娘の病気が治ってから、アニマルセラピーについてFacebookで投稿したことがありました。
10年くらい前だったと思います。
その時に、ペットショップで犬を買ったことを記事に書いたところ。。。
「そんな人だとは思っていませんでした」
「幻滅しました、もう信じません」
「あなたは知らないんですか?あなたのような人がいるから動物がたくさん犠牲になるんです。最低!」
そのような、コメントを山ほどいただきました。
当時、難病克服支援センターのフォロワーが1万人くらいいて(今でも1.6万人くらいはいますが)時代がFacebookの全盛期だったこともあり、このようなコメントを20件以上もいただいたのを覚えています。
なぜ?という思いから、いろいろ調べてみて、ペットがどのような流れで店頭にならんでいるか、人間のエゴで動物が犠牲になっている事実を知りました。
そういうことを全く知らなかった私は、いただいたコメントで自分が無知であることを凄く恥じた記憶があります。
無知であることの恥ずかしく思ったと同時に、無知であることを酷い言葉で責める人が世の中にはたくさんいることを知りました。
世の中には、無知であることを知らせてくれる人もいれば、無知であることを公の場で責める人もいます。
相手を思う気持ちのゆとりがあるひとは、そっと知らせてくれます。
しかし、責める人は、自分が優位に立ち、知っているという優越感を感じることでしか心のバランスをとれない状態なのかなと思います。
ですから、責めるは相手の為ではなく自分の為だと思います。
当時、このようなコメントを返したかったのですが、どちらにしても動物側からしたら、くだらない人間のやり取りだと思えて、コメントは返しませんでした。
そして、ペット業界のことや動物に対しての人間のエゴ、そういったことをよく知った上で、それでもミッキーとの出会いは、娘を救っただけでなく私たち家族にとっても必要であり、有難いものでした。
そして、素晴らしい出会いであり、そのことに対してのミッキーへの感謝の気持ちは、人間同士のくだらない感情より純粋で綺麗だと感じています。
難病克服支援センター
https://kokufuku.jp/