煮干しつけ麺 宮元 @大田区(蒲田)~「特製極上濃厚煮干しそば」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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煮干しつけ麺  宮元

【注文】特製極上濃厚煮干しそば
【価格】980円

[訪問日時] 2015.4.27(月) 開店前
[店内状況] 開店待ち30番目位、後客多数
[注文方法] 券売機にて
[味] 濃厚鶏豚煮干白湯/醤油
[麺] 中細麺(150g)
[具] チャーシュー2種4枚、メンマ、味玉、海苔、刻み玉ねぎ、青葱、葱


昨日のプレオープンを経てのオープン当日。
何とかお店に到着できたのは10時半で、角を曲がった瞬間に遠目ながら凄い行列が確認できます。
数えてみたら約30名・・・先頭集団は月曜定休の有名店主たちですね。


11時ジャストに暖簾を持った宮元店主はじめ、一燈グループから助っ人のでづやん他のスタッフが整列し、挨拶と記念撮影会の後にグランドオープンとなりました。
この時点でのシャッターズは40名超。



その後11時45分の事前食券購入を経て、お店に入れたのが12時15分。
2丁食い、3丁食いの方も居るようで、まあこんなもんですかね。
厨房内の店主は平常と変わらない表情で、捌きも新店とは思えぬ落ち着きぶり・・・流石。
並び始めから約2時間でのご対麺となりました。



カウンターすぐ向こう側の容器に、硬めペースト状の固形物が詰まった容器があります。
それをお玉ですくって小鍋に移し、加熱して溶かしたのがスープ。
どれぐらい濃いのか、それを見てるだけで覚悟に身が引き締まります(笑)


醤油カエシや油と合わせたスープは、絵に描いたようなニボグレで超ヘビドロ
押し込んだレンゲ中に侵食し終わるまでに数秒かかります。

強い煮干がガツンと先制パンチを加えてきますが、これも濃厚な動物系に包まれて円やかに中和。
喉元から鼻腔に抜ける余韻は、再度ニボビタが支配するイメージです。
動物系は鶏主体に豚も使った「煮干中華ソバ 宮庵」スタイルの踏襲でしょうか。
これだけ濃厚な煮干ながらカエシとのバランスが抜群で、過度なショッパ感を感じないのは店主ならでは。
これはいきなり完成度の高いスープです・・・脱帽。


は「麺屋 一燈」製の中細ストレート。
ボソッとした口当たり、ザクザク食感、歯切れの良さは、典型的な低加水麺。
そのキャラを活かし切った硬めの茹で加減も絶妙です。
ヘビドロスープがネチョ~ッとまとわり付いて、なかなか風味まで感じられなかったのが残念。
でも間違いなく美味しい麺だと確信します。
麺量は150gとのこと。


は2種類のチャーシューに加えてメンマ、味玉、海苔、刻み玉ねぎ、青葱。

チャーシューは肩ロースとバラ肉をオーブンでローストしたものが各々2枚。
前日のプレオープンから仕様を変えてきたようです。
肩ロースはしっとり感と凝縮された肉の旨味が印象的。
バラ肉は適度な歯応えの赤身と、少なめな脂身の調和が素晴らしす。



コリコリの細切りメンマも好み。
たっぷり山盛りの刻み玉ねぎは紫玉ねぎ混合で、このスープと感動ものの相性です。
味玉も半熟度ジャストの茹で加減。
「特製」はチャーシュー2種2枚、味玉、海苔2枚の追加で200円、これは納得です。




無我夢中で食べたのか、「気付いたら完食」的な感覚を久々に味わいました。
このスープはそのままつけ麺のつけ汁にも転用できそうな濃度ですが、前述の通りショッパ感もない絶品なのでそのまま完飲フィニッシュ!

「今作れる最高の一杯に仕上げました。」との店主の呟き通り、この完成度でオープンを迎えたのは賞賛に値します。
更なる進化を見せてくれることも期待しつつ、定期的にお邪魔しようと思います。

宮元店主、開店おめでとう!

ご馳走さまでした~