チーナン食堂 @いわき市小名浜 ~「ラーメン+半チャーハン」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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チーナン食堂
いわき市


【注文】ラーメン+半チャーハン
【価格】 850

[訪問日時] 2015.5.31(日) 13:20
[店内状況] 満待ち8番目、後客多数
[注文方法] 口頭注文、後会計
[味] 豚骨清湯/醤油
[麺] 中細縮れ麺(150g位)
[具] チャーシュー2、メンマ、かまぼこ、海苔、葱


念願のチーナン食堂へ。
小名浜港から通り2本ほど裏に入ると、閑静な一角に行列が出来てるのですぐに分かります。


どこにでも有るような年季の入った「食堂」ですが、店前の駐車場には仙台から関東まで県外の車がずらり。
全国区の有名店であることを、身をもって体験します。
ファミリーも多いようで回転は今イチ、20分ほど待っての着席となりました。


メニューだって「食堂」そのもので、ウドンを含む麺類、丼モノから洋食系まで一通り揃ってますが、満卓のお客ほぼ全てがラーメンを食べてますね。
一際大きく掲示されている標題セットをお願い。
本メニューではラーメン600円、チャーハン800円となっているのに、半チャーハンとは言え850円との設定は嬉しいです。


しばらくして両者ほぼ同時に登場。



スープ淡い醤油色、油やや多めの清湯。
出汁は豚骨の旨味に溢れ、油からも鶏と言うより豚のコクが感じられます。
穏やかで仄かに甘い醤油味、微かに浮かぶ背脂と総合すると、ひょっとしてチャーシューの煮汁あたりも混合されてるのかも。
見た目あっさり系に映りますが、実は結構分厚い豚がまったりコッテリ感を演出しているタイプ。
魚介も使われてるとは思いますが、前面には出てきません。
塩気はそれほど強くなく、極端に言えば控えめに輪郭だけ整えてる印象です。
素朴ながら多くのファンを虜にしてきたスープ、美味しいですね~


中細の微縮れタイプ。
店先に諸橋製麺所の麺箱が積んでありましたが、調べたら地元いわきの製麺所なんですね。


ローカル老舗のご多分に漏れず、茹で加減は若干軟らかめ。
麺自体はやや低加水かと思いますが、歯応え歯切れよりしなやかさ、喉越しの良さが前に出てる感じです。
スープの絡みは良さげで、豚感までしっかり拾ってきます。
これはこれでと言うか、可もなく不可もなくと言うか。
麺量は150g有るかどうか位かと。


は2枚のチャーシュー、メンマ、かまぼこ、海苔、刻み葱。

チャーシューは肩ロースの煮豚タイプ。
そこそこ大きめで脂身少なく、赤身にもパサつきを感じないしっとり系。
薄味でスープとの馴染みが良いのも好印象。


メンマは普通の業務用ながら、コリッとした食感も味付けも結構お気に入り。
かなり多めに入ってるのが嬉し~
かまぼこ、海苔、多めの葱と、素朴ながらお値段の割りに多彩ですよ。


半チャーハン
と言ってもそこそこのボリューム感。
チャーシュー、玉子、葱の定番に加えて、人参なんかが入ってるのも珍しいです。
ややしっとり系で、塩と醤油のシンプルな仕上げが美味しいですよ。
繰り返しますが、これが250円換算でホントに良いんでしょうか。
最後はレンゲがチャーハンとスープを往復してフィニッシュ!


漁港から100mそこそこの立地ですからね。
先の震災の折りには津波被害に遭われました。
危機的状況を乗り越え、地元ファンの拍手喝采の中数ヶ月で営業を始めたと聞いた時には、遠くに居ながら目頭を熱くしたものです。
「元気を与えられるように」・・・ある意味いわき小名浜復興のシンボルのような存在だったのでしょう。
そんなエピソードも手伝って、本日訪問出来たことに感動を覚える自分なのでした。

ご馳走さまでした~


チーナン食堂
福島県いわき市小名浜字栄町66-30

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