今里 @防府市 ~「元祖 中華そば+いなり」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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今里
防府市


【注文】元祖 中華そば
【価格】 600円

[訪問時期] 2016年3月中旬(平日) 昼
[注文方法] 口頭注文、後会計
[出汁] 鶏+魚介/清湯
[味] 醤油
[麺] 中細微縮れ麺(140g位)
[具] チャーシュー、メンマ、白髪葱、三つ葉
[別注文] いなり(2個100円)



山口県内を横断中に、ちょっと寄り道して此方で早めのランチ。
某サイトで検索してみたら、山口県ラーメンランキング断トツの1位だったもので。
RDBでは投稿が少ないのですが、その中に麺友さんのレポが有るのには驚きました。
10時50分に到着してPP、11時開店時4名、その後はほぼ満席になりながらも待ちは発生しない程度。



デフォと思われる「元祖」と「いなり」をいただきます。
周囲の方々もこの組み合わせが多いですね。



注文から30秒でいなりが、3分もかからずに中華そばが登場します。




スープ
良い具合の琥珀色の醤油清湯に、大きめな背脂が点在します。
ライトな鶏ベースに魚介がフワッと香り、背脂のコクと仄かな甘味が特徴的な尾道系ですね。
出汁と醤油、背脂のバランスが絶妙で、あっさりながら奥行きの深さを十分に感じさせます。
チョコンと載せられた三つ葉は彩り役のみならず、その爽やかな風味の貢献度も高いですよ。
思わず頬が緩む絶品スープ、一発で気に入りました。





自家製の中細微縮れで、やや扁平なタイプ。
茹で加減は普通程度で、歯応えはそれほど強くありません。
むしろ歯に密着するようなシルキーな食感や、喉越しの良さを狙ってる感じですね。
絡め上げたスープと小麦風味との融和が素晴らしい。
麺量は130g~140程度で、サイドで「いなり」を頬張るとちょうど良い位ですね。





チャーシュー、メンマ、白髪葱、三つ葉。

チャーシューは大ぶりな肩ロースの煮豚。
しっとりホロトロ系で旨味を確りと蓄えており、ボリューム感も申し分なし。




メンマはサクサク系で、もう少しアクセント的な食感が欲しいところでしょうか。
どちらも控えめな味付けで、スープとの調和はバッチリ。
前述した通り、三つ葉の存在感が大きいと感じます。
時折口に含むとやや甘めの醤油をビシッと締めて、かなり今風な尾道系に洗練昇華させる印象。



いなり
2個100円のいなり、来店客の大半がこれをセットで頼んでますね。
関東のような俵型でなく、三角形状の軽いサイズ
お酢が効いた薄甘の味付けが、ラーメンスープとベストマッチですね。
三つ葉と並んで助演賞の有力候補です。

■ 感想など
いやあ、旅先でこういうラーメンに出会うと嬉しくなっちゃいますね。
躊躇せずに完飲してしまいました。
この日はかなり風雨が強いにもかかわらず、来店客が途切れないのが良く分かります。
尾道系の素朴さを残しながら、具の工夫やサイドメニューとのトータルバランスで食べ手を魅了する一杯でした。

ご馳走さまでした~