煮干し中華そば 一燈 @葛飾区 ~「限定☆鴨出汁淡麗細つけ麺『カモーン1号』」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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煮干し中華そば 一燈
葛飾区 (新小岩)


【注文】限定☆鴨出汁淡麗細つけ麺『カモーン1号』
【価格】 800

[訪問時期] 2016年5月上旬(休日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[出汁] 鴨/清湯
[味] 醤油
[麺] 中細麺(250g)
[具] (別)鴨チャーシュー3種、春菊てんぷら、春菊お浸し、刻み葱、スダチ、(他)天つゆ



大評判の阿部さん限定を求めて気合の整理券ゲット。
10時半に再集合から食券事前購入、阿部さん&佐久間さんの挨拶を経て開店となります。



今回の限定は5月3日(火)~5月15日(日)昼夜各15食の提供。
因みにこの日は、先着15名で限定15食がSOLD OUTになっておりました。



かなり手間をかけた仕様で、提供時間も幾分多めにかかる様子。
でもその間もホール担当の佐久間さんが食べ方指南をしてくれたりと、徐々にワクドキ感が高まっていきます。
阿部さん初の限定を、スタッフ全員で盛り上げようとしてる・・・外にも内にも暖かみを感じる良いお店ですね。




阿部さん自ら打った中細やや太めなストレートで、おそらく胚芽配合
一燈に入社当時製麺担当からスタートした阿部さんは、「自分が限定をやる時は絶対自分で麺を打ってやる」と決めてたとのこと。
綺麗に整えられた麺は、昆布水に腰まで浸かって際立つ瑞々しさ。
確り〆られた硬め歯応え、心地好い喉越し
そのまま数本啜ってみると、昆布の風味を突き破るようにこぼれ出る小麦の香りが素晴らしいです。
麺量は並盛200g、中盛300g嬉しい同料金設定で、今回はお願いして250gにして貰いました。




別皿の具
鴨チャーシュー3種、春菊てんぷら、春菊お浸し、刻み葱、スダチ。
鴨と春菊の2つの具材を、調理方法や盛り付けの妙によって多角度から楽しませてくれるもの。



鴨は3種の製法によるものとかで、いずれも合鴨ロースっぽい鮮やかなレア仕上げで。
燻香豊かなスモークはお馴染みで分かりやすいもの。
残りの2種は皮を香ばしく焼き上げてからカットしたコンフィ、それからパストラミっぽい低温調理・・・これ妄想(笑)
大小2通りにカットされ綺麗に盛り付け、かなりウマウマで存分に楽しみました。

春菊は天ぷらとお浸しにて提供。
個人的にラーメン屋さんで初めて出会った本格的な天ぷら。
何で敢えて天ぷら?、その鍵は鴨出汁の効いた天つゆを体験して欲しいとの発想ですね。
でも正直天ぷらチョン漬けでは鴨感はさほど伝わらず、この天つゆは後で活躍することになります(笑)
サックサクな天ぷらの揚げ方は文句なし。




つけ汁、実食
鴨の丸鳥とガラを大量に使用したスープに、香り高い鴨油。
過度な主張を抑えた芳醇な醤油が、上手く鴨感をリードしながら余韻へと。
こんなビンビンな鴨感をこの値段でとは素晴らしいですね。フルイハナシ



まずはストレートな鴨汁に昆布水にコーティングされた麺を浸して。



「鴨チャーシューを投下すると、更に鴨のコクが増してきます」とのアドバイスに従って沈めてみます。
確かにつけ汁の鴨感はグンとアップしてきますが、貴重なレア鴨の旨味は逃げていくような気も・・・。
そして最後は春菊お浸し、葱の薬味を投下して香り付けと、3段活用で楽しみました。



つけ汁の温め直しが出来るとのことですが、敢えてお願いしませんでした。
時おり挟む春菊のてんぷら、これは箸休めには良かったですよ~



スープ割り
定石どおり鴨出汁つけ汁を麺丼の昆布水で割り、スダチを絞って
もうひとつ、鴨出汁の天つゆには卓上ポットからあっさり魚介出汁を加えて。
そう、2通りのスープ割りを楽しんじゃいます。
後者が熱々なので、前者は敢えて自然に任せたやや温程度でメリハリも効かせます。
全く味わいの異なる2種類を代わる代わる味わう、これオススメですよ!




■ 感想など
諸兄の評価でハードル上がりまくりで臨みましたが、その期待に応えるものでしたね。
美味しい鴨出汁のつけ麺でしょ、と単純に言うなかれ。
鴨出汁つゆにつける天ぷら、3通りに作りこんだ鴨チャーシューにも、オリジナリティへの拘りと寸暇を惜しんだ努力が宿ってる筈。
麺上げをする阿部さんの背中が大きく見えた訪問でした。

提供終了が迫ってますので、お見逃しなく。

ご馳走さまでした~