MENYA 食い味の道有楽 @柏市 ~「限定☆俺の鴨蕎麦(先行バージョン)+地鶏卵ご飯」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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食い味の道有楽


【注文】限定俺の鴨蕎麦(先行バージョン)+地鶏卵ご飯
【価格】2000

[訪問時期] 2016年10月下旬(休日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[価格] 2000円
[出汁] 鴨/清湯
[味] 醬油
[麺] 中太麺(140g位)
[具] 真鴨治部煮、合鴨ロース、メンマ、ゴボウ、刻み葱2種
[その他] 地鶏卵ご飯付き



11月は新作を封印し、「俺の鴨蕎麦」をリバイバル提供することになっている。
その試作のカタチでゲリラ提供があったので、麺友さんと訪問してみた。
美味しい鴨を食べさせてくれるお店が増えてきたが、やはり当店に勝る所はないと思っている。
当店は厳選した生鴨しか使わないので、当然値段も張るのだが。



今日は秩父産合鴨と最高級の京都産真鴨を使った特別仕様とのことで、提供を待つ間にもボルテージが上がる。
やがてレギュラーメニューの提供を終えたJKより、豪勢な一杯が届けられる。



スープ
ひと口啜って唸り、レンゲが止まらなくなる。
鴨の旨味をとことん引き出した、おそらく鴨100%の清湯醬油
直前にスープで煮る具の鴨肉が「追い鴨」効果となり、そのコクと深みは筆舌に尽くし難いレベルだ。
以前のスープは醬油色で薄甘な和風鴨汁のイメージだったが、今回は八正醬油をごく控えめに使い塩ダレと見紛いそうな色合い。
このチューニングが絶妙で鴨感は更に高まり、これは当店の鴨スープで個人的ベストだろう。
スープ数口で既にノックアウトされたようだ。





菅野製麺所製の中太ストレート
ツルプリッとした啜り心地、やや強めの歯応えと喉越しの良さが印象的。
この滑らかな麺肌に、鴨出汁と鴨油が確り絡んで来る。
通常よりもやや太い麺がフィットしているのは、それだけ出汁感が濃密だとの証左だ。
麺量は140g程度だと思うが、物足りなさは全く無い。




真鴨治部煮、合鴨ロース、メンマ、ゴボウ、刻み葱2種。



何と言っても鴨。
薄ピンクのミディアムレアな合鴨ロースが5枚、これは秩父産とのこと。
調理法を工夫して美味しい鴨ロースを食べさせてくれるお店が増えてきたが、それでもJK自ら捌いた国産鴨には敵わない。



ところがその合鴨を更に凌ぐのが、3枚の京都産天然真鴨の治部煮
提供直前に蕎麦粉をまぶしてサッと煮込まれたもので、やや確りめな歯応えに野性味を感じる。
スープを吸った蕎麦粉のトロミと相俟って、ジワッと溢れてくる旨味が堪らない。




何気なく添えられた煮ゴボウは、その鉄分が鴨の旨味を際立たせると以前聞いている。
切り分けられた2種の葱が、どれだけ鴨肉や鴨スープと合うことか。



地鶏の卵掛けご飯
地鶏の卵をご飯に良く混ぜ合わせ、そこに絶品鴨スープをかけていただく。
合い間に鴨肉や葱を頬張る。
鴨の旨味と卵黄の濃密な味の組み合わせは、いつ食べてもニヤけてしまう美味しさ。
食べた方々が「マイベストTKG」と仰るのが良く分かる。




■ 感想など
道有楽の鴨蕎麦は何度かいただいてきたが、今回も全身に響くものだった。
醬油の使い方が以前とは異なり、それに引き出された鴨感は従来を上回るように感じた。

なお、このメニューは11月3日、6日の周年メニュー提供日を除いて、11月いっぱい提供される予定だ。
原価がかかり過ぎる真鴨は産地を見直すとのことだが、JKの卓越した調理技術がそれをカバーしてくれるだろう。
レポを書きながら思い出し、期間中に何とかリピートしたくなっている。

ご馳走さまでした