麺処 秋もと
横浜市青葉区(市が尾)
【注文】 限定☆味噌ラーメン
【価格】 850円
[訪問時期] 2017年2月中旬(休日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[出汁] 鶏/清湯
[味] 味噌+スパイス
[麺] 手揉み風中太麺(150g位)
[具] チャーシュー、メンマ、海苔、茹でもやし、挽き肉、刻み紫玉ねぎ、刻み葱、水菜、大葉
★当日限定で提供されたメニューです。
「灰汁中華 丿貫」からの連食です。
日曜には珍しく味噌を提供するとの呟きがあり、麺友さんと当店を初訪問。
市が尾駅前の小公園には、正に当店のために有るようなお誂え向きのシート。
到着時15名ほどの先待ち様に接続して座ると、女性スタッフが小まめに出てきて食券購入を促す。
今日は麺類を標題1種類のみに絞っての営業で、何でも普段の味噌の日とは異なるバージョンらしい。
店内から漏れるニンニク混じりの味噌香に酔いながら、約30分で入店。
食券事前回収制の効果で、着席後すぐにご対麺となった。
■ スープ
鶏主体と思しき確りした動物ベースに粘度の高い濃厚味噌、こってり背脂。
すぐにややエスニックなスパイス感が湧き上がり、ガラムマサラ系のカレー風味が鼻腔を刺激していく。
10種類以上のスパイスを加えた特別仕様とのことだが、味噌の主張を抑えることなく、余韻には魚介感も混じる絶妙バランス。
因みに辛味はごく僅か。
更にこのスパイス感が、ブレンド味噌や背脂の甘味を仄かに浮かび上がらせ、複雑重厚さに輪をかけるのだから脱帽ものだ。
■ 麺
三河屋製麺製の太縮れで、手揉み風のボコピロタイプ。
不規則食感に強めのコシ、モッチモチの快感を味わえる。
確り絡みつく濃厚スープに負けない存在感。
麺量は150gかやや多め程度だろう。
■ 具
チャーシュー、メンマ、海苔、茹でもやし、挽き肉、刻み紫玉ねぎ、刻み葱、水菜、大葉。
直前に炙りを入れたバラチャーシュー。
その上に生姜を都度擦り下ろしている。
中央には麺を寄せて台を作り、その上に茹でもやし、挽き肉、薬味を重ねて山状に盛っていく。
更に言えば、その脇にも水菜の上に配された大葉。
これらの作業が流れるようで、でも見事なまでに丁寧なのに感心する。
このバラエティに富んだ具の数々が、カレー風味漂う味噌スープに落とす多様なアクセントが実に楽しい。
■ 感想など
結構なカレー風味を漂わせながらも、主役はあくまでも味噌。
その味噌の旨さを更に引き立てる効果も垣間見え、流石味噌の名手と感じた。
ところで、此方でもビールを飲もうとの麺友さんの誘いは丁重にお断りしたのだが、今度は追い飯に付き合ってくれと誘惑する。
因みにこの麺友さん、自称腹八分目推奨派だそうだ(笑)
少し頂戴したライスは合わない訳がなく、腹パン満足でフィニッシュした。
ご馳走さまでした。