江東区（住吉）
【注文】 醤油そば
【価格】 850円
[訪問時期] 2017年5月中旬（平日） 夜
[注文方法] 券売機にて
[出汁] 鶏＋魚貝/清湯
[味] 醤油
[麺] 細麺（150g位）
[具] チャーシュー2種、穂先メンマ、三つ葉、白髪葱、フォアグラソース
かつて住吉にあった中川會がちょっとだけ離れた場所で復活し、しかも推しは醤油清湯だという。
そのビジュアルにも、フォアグラソースによる味変というアイデアにも惹かれ、会社帰りにお邪魔してみた。
麺メニューは「醤油そば」と当店らしい「濃厚つけめん」に絞っているようだ。
キンキンに冷やしたグラスで缶ビールを飲み干したタイミングで、ご対麺となった。
チャーシュー上の味変用フォアグラソースが、先行レポで見たペーストでなく液体状で、既に周囲に流出しかけているのに、冒頭結構テンションが下がる。
■ スープ
鶏主体にフォアグラ、椎茸の旨味を加えた動物系スープと、昆布、ホンビノス貝等による魚介スープを直前で合わせるWスープ方式とのこと。
ひと口啜っただけで、自分の好みにピッタリのスープと確信する。
先ずは一歩控えめな薄口醤油が、出汁の旨味を感じさせてくれること。
そして鶏を支える多様な旨味の中から、バターにも似た濃密なコクが浮上してくる面白さ。
フォアグラの影響だと思うが、これは出汁由来であろう。
ソースがスープに流出しているので推測の域を出ず、明確な味変も感じられなかったことが残念。
因みにフォアグラソースには、マッシュルームとオリーブオイルが合わせてあるそうだ。
■ 麺
浅草開化楼製の全粒粉入り細ストレート。
序盤は硬茹での食感を楽しませてくれながら、次第にしなやかな口当たりでスープにそっと寄り添う感じの麺。
主張は強くないが、ピタッとはまった組み合わせに思える。
麺量は150gあるかどうか程度。
■ 具
チャーシュー2種、穂先メンマ、三つ葉、白髪葱。
そして前述のフォアグラソース。
チャーシューは肩ロースのレア仕上げとバラ煮豚。
肩ロースは熟成されたような肉の旨味、バラ肉は直前炙りの香ばしさとホロヤワ食感が印象的だった。
■ 感想など
自分好みの醤油にフォアグラのエッセンスを効かせた一杯。
好みなだけに、味変前後の違いを明確に感じてみたかった。
フォアグラソースの効果は限定的に思えたが、食後の余韻には確りとフォアグラが絡み続ける。
これ位がジャストな存在感なのかも知れない。
テンションが下がっていなければ、スコアもかなり伸びそうな印象。
ご馳走さまでした。
