煮干中華そば 鈴蘭 中野店

[訪問時期] 2018年8月上旬（平日） 夜
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 煮干/清湯（冷製）
[味] 醤油
[麺] 中細麺（150g位）
[トッピング] チャーシュー、メンマ、バラ海苔、揚げ玉、紫玉ねぎ、カイワレ

中野での所用後「肉煮干し中華そば さいころ」に行ったら、改装のため一時休業中だったので😣、すぐ近くの当店に駆け込んだ。

ちょうど正午頃で、先客と入れ替わりでカウンター席に滑り込んだが、すぐに待ちが発生する。
予習を全くしていなかったので、店頭に冷やし限定の掲示を見つけて迷わず選択。

水〆作業もあり、後客の温そばにやや遅れてのご対麺となった。

■ スープ
良い具合に冷えた煮干清湯醤油。
ニボ感がビシッと効いたタイプではなく、穏やかな醤油に載って、鯵特有の苦甘味が優しめに染みて来る。
微かな酸味でスッキリ爽やか。
煮干っぽい油に加えて、徐々に揚げ玉から落ちる油分がコクと円みを与えていく。
強い煮干を期待し過ぎなければ、概ね満足できるだろう。

■ 麺
菅野製の中細ストレート。
加水やや高めな麺を硬めに茹で、水〆によってコキコキ食感のコシを強調。
噛みしだく内にモチモチ感が出てくるプロセスには、結構嵌まる。

■ トッピング
チャーシュー、メンマ、バラ海苔、揚げ玉、紫玉ねぎ、カイワレ。

折り畳まれた2枚の肩ロースレアチャーシュー。
冷やしでも脂身が固まることは無く、食感、旨味共に申し分ない。

シナシャキ食感の太メンマは、歯に筋が全く当たらない。
バラ海苔、揚げ玉、紫玉ねぎ、どれも穏やかめなニボ感を損なわず、味わいのバリエーションを作り出している。

トッピングは彩り含めて鉄壁のラインナップだと思うが、欲を言えば、大葉やミョウガなど和な薬味との相性も試してみたい気もする。

■ 感想など
ストレートに近い鯵煮干を敢えて優しめに醸し、バラエティー豊かなトッピングとの掛け合いで楽しませる一杯。
ともすれば単調に陥りやすい煮干を、飽きることなくスッキリと食べさせてくれた。
煮干専門店として、いろいろな引き出しをお持ちに違いない。
隣客の温そばも美味しそうだった。

ご馳走様でした。