駄目な隣人 @中央区 〜「REGULAR(醤油ラーメン・太麺)+いくらごはん」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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駄目な隣人
中央区(人形町)


【メニュー】REGULAR(醤油ラーメン・太麺)
【価格】850円

[訪問時期] 2021年2月下旬(平日) 昼
[注文方法] 口頭注文、後会計
[スープ] 野菜/清湯(ブイヨン)
[味] 醤油+生姜油
[麺] 平打ち中太ウェーブ麺(120g位)
[トッピング] チャーシュー2種、穂先メンマ、葱2種、スプラウト
[その他] いくらごはん(450円)
[卓上] 生卵、海苔、鰹粉、ブラックペッパー、醤油、ニラ胡椒



人形町の新店へ。
11時10分で3番手、ポールはKさんで開店時約10名。
カウンター8席の店なので収まりきらず、そのままずっと外待ち列が解消されない。
 



店内は照明を落とし、天井まで打ちっぱなしのコンクリートに落書きアートっぽいダルマさん。


アングラBAR的な空間で、1階であることを忘れるようだ。



口頭注文し麺は手揉み太麺を選択、大盛無料とのことだが自粛した。
すぐに土鍋で炊いたご自慢のご飯、やや置いて厨房からラーメンが運ばれて来る。


スタイリッシュな店内には異色の、うどんや丼物用みたいな器。



■ スープ
野菜ブイヨンに本醸造濃口醤油、生姜オイルの組み合わせで、動物系どころか魚介もオフ。
飲んでみると、終始生姜醤油が君臨するスッキリ系スープで美味しい。
どことなく洋風なエッセンスが混ざり、長岡系の生姜醤油とは寄せ方が異なる。
生姜オイルが鍵を握っているようで、ヴィーガン的なアプローチで厚みあるラーメンスープに仕上げている点は見事。


へらの様な形状のレンゲはスタイリッシュだが、スープは少ししか掬えずちょっとストレス。


■ 麺
菅野製、全粒粉入りの平打ち中太緩ウェーブ麺。
手揉みと聞いて想像したようなピロピロ系ではないのだが、そこそこ跳ね回る。
ホクッ、ムチッとした口当たりの中にコシと弾力。
風味バランスも悪くないが、このスープなら細麺で食べてみたい気もする。



■ トッピング
チャーシューは肩ロース低温調理と、2枚のバラ煮豚。
食感と味わいを変え、各々の肉感の長所が引き出されており、かなり美味しい。
穂先メンマは軟らかいタイプで、存在感的には九条葱の風味のほうが勝っていた。



■ いくらごはん、卓上トッピング
先出しされた「いくらごはん」は、写真で期待したほどのいくら量ではなかったけど、パリッと風味良い海苔で巻いたりして、それなりに楽しませていただいた。


ご飯は半分残してTKGで締めたが、この頃にはせっかくの拘りご飯がすっかり冷めていた。
結論から言えば最初から白飯を注文して、ラーメン登場を待つ間にTKGを整えてしまうのが得策だったか。


豊富で使い放題の卓上アイテムは素晴らしいと思うのだが、ポンプ式の鰹粉は出にくいし、スプレー醤油も何度もプッシュするのが嫌で、スープをかけて凌いだ。
これもストレスだし、コロナ時代を考えると、お洒落より接触回数を減らすことの方が重要な気がする。



■ 感想など
概して秀逸なラーメンだが、やはり独創的なアプローチによるスープが印象的。
欲を言えば、生姜感の陰に埋もれた野菜ブイヨンが、もう少し「らしさ」や「必然性」を感じさせてくれれば良かったかな。
スタイル重視の備品がかなり使いづらかったので、それが改善されれば、豊富なアイテムの価値が更に上がると思う。

㊗オープン㊗
ご馳走様でした。