RAMEN MATSUI @新宿区 〜「特製塩」 | としくんの「ぶらぶラーメン日記」

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RAMEN MATSUI
新宿区(新宿御苑前)


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【メニュー】特製塩
【価格】1450円(特製分400円含む)

[訪問時期] 2023年6月中旬(平日) 昼
[注文方法] 券売機にて
[スープ] 魚貝/清湯
[味] 塩
[麺] 細麺(140g位)
[トッピング] チャーシュー、メンマ、ホタテコンフィ、ワンタン、味玉、小松菜、ネギ、穂紫蘇、ライム
[卓上] なし



塩がようやくリリースされたので、待ってましたと早速初訪問。
雨の平日開店直後、ちょうど1順目が埋まったところで外待ち3番目。



15分強で店内にとお声が掛かった。



券売機に向かうと赤×点灯のボタンがほとんどで、麺で生きているのは、醤油、特製醤油、塩、特製塩の4種類のみ。
もうオープンから1か月だから、オペ慣れにかなり慎重なご様子だ。
もちろん「煮干」も未だ提供されていない。
まあ、私は最初から「特製塩」狙いだったからノープロブレム。




カウンター席は結構高さがあり、椅子もそれに合わせてあるから、小柄な方などちょっと苦労しそうだね。
木盆に箸とレンゲをプリセット。




黒とグレー基調のスタイリッシュなお店に、イケメンイケジョ揃いのスタッフがピタッと嵌まっている。
着席から5分強でラーメン登場。




■ スープ
やっぱりこう来ましたか的な薄濁り色。
でも流行りと分かってはいても、口いっぱいに広がる貝の旨味に思わずニンマリしてしまう。
店内に蘊蓄類が見当たらないので、アホ舌を駆使して、シジミ、蛤、ホタテあたりをクセのない魚介が支えていると妄想。
動物出汁は前に出て来ない。
円やかで僅かに熟成感があるのは、塩ダレにお酒でもお使いなのか。
他店の貝出汁にない個性も垣間見えて、もちろん美味しい。

注)昨日カメさんのレポによれば、正解は
帆立、羅臼昆布、蜆、純米酒のみとのこと。
蛤は入ってなかった💦けど、まぁ大ハズレでも無かった🤣




■ 麺
京都の麺屋棣鄂(テイガク)製という、やや扁平なで細めなストレート麺。
加水やや低めな麺を適度に茹で切り、ライトなムギュパツ感としなやかさの合わせ技で迫る。
今となっては他店でも近いタイプが増えて来たが、棣鄂さんの麺は以前からこんなメリハリが効いて、味わい豊かだった。




■ トッピング
チャーシュー、メンマ、小松菜、白髪ネギ、ライム、穂紫蘇がデフォトッピで、特製にはホタテ、ワンタン、味玉が追加になる。



チャーシューは大ぶりな肩ロースの低温調理を二つ折りにしてある。
ラーメン店では耳慣れない神威豚をお使いとのことだが、熱が入ってもソフトで旨味が滲み出るような中々の逸品。




その上にホタテコンフィが2切れ、ライムを挟んでいる。
食感はほぼ刺身に近く、旨味の凝縮はそれ以上かも知れない。
ホタテの下に隠れたメンマはシナシャク食感、薄味で主張控えめなタイプ。



2個のワンタンは粗ミンチに生姜が香り、チュルンとした薄皮共々美味しい。

見た目以上に味わい深い味玉、時折りフワッと香る穂紫蘇。




トッピングのレベルは一様に高く、丼内で調和しているようだった。



■ 感想など
流行りの貝出汁にも個性を注ぎ込み、棣鄂麺とのカップリングは安定感揺るぎない。
トッピングには上質感と調理技術の高さが滲み出ている。
オープンからひと月、満を持してのリリースだけあって、まあ非常に良く練られた秀作でした。
待っていた甲斐がありましたよ。
今後、煮干や限定麺の登場も楽しみです。

ご馳走様でした。
遅ればせながらオープンおめでとうございました㊗️