髙橋大輔にハマるより先に「ビートルズメドレー」というプログラムに惚れていた。
何せ2013年の全日本選手権、私が見ながら思ったのは「こんなビートルズメドレーの終わりは嫌だ~!」だったのだ。
髙橋選手の足と手の怪我を気遣うのでもない。オリンピックに行けないかもしれないことそのものを心配しているのでもない。
髙橋選手個人に惚れたのは、その後いてもたってもいられず、情報を集めた結果に過ぎない。

というわけで、ソチで「ビートルズメドレー」が完結してからも、気が付くと何かと「ビートルズメドレー」の音楽が頭で鳴り響いて関連付けするようになっていた。
世界選手権欠場を決めた後のファンの嘆きメッセージを読んでいると「friends and lovers」になるし。
表彰式のため岡山帰郷となると「In my life」流れるし。
コールドエクストラの店長さん見てると「come together」だし。
いつか競技会かショーか分からないけど、大輔さんがきっかりと選んだ舞台に立つときは、頭の中には「long and winding road」が流れるんじゃないか、と思ってた。



いや、きっかり消えましたわ。
「I'm kissing you」、テレビの大きな画面でしっかりと見たら。
単純に失恋した女が、恋人との思い出の地で感傷に浸ってたようなもんに過ぎなかったんだなあ。


失恋には、時間薬か、男薬。

スケオタにとっては、名プログラムと別れる悲しみには、新しい名演技。ラブラブ