わたくしはコンサルタントで起業して約20年、110億円売上げました。
これまで何千人、もしかしたら一万人以上のコンサルタントや士業の人たちと出合ってきましたが、
彼らと出合ってから、3年も経つと半数以上が、もう倒産廃業しているというケースは珍しいことではありません。
この記事では、
コンサルタントやで長く喰っていくために、うまくいかなくなる原因と対策について執筆します。
2023年1月から10月までの経営コンサルタント業の倒産件数は116件で、これは2022年同期(78件)の約1.5倍に急増し、過去最多を更新したとのことです。
この116件のうち、90件(構成比77.5%)が「販売不振」で、全体の約9割の104件(同89.6%)は負債1億円未満の小規模事業者でした。
このままのペースで推移すると、2009年の128件を抜いて、2023年は過去最多の記録を塗り替えそうです。コンサルタント業界は多様化しており、集客コンサルタントや中小企業診断士や資金調達プランナー、各SNSのコンサルタント、各業種の専門家など、個人や中小、大手のコンサル会社が入り乱れて競争しています。倒産の増加は、業界の厳しい状況を示していると言えるでしょう。
コンサルタントで起業しても喰えない、倒産することについて
コンサルタントで起業するには、高い専門性と実績が必要です。しかし、多くの人は、自分のスキルや経験が市場に求められると過信しています。
コンサルタントで起業すると、自分の時間や労力を自由に使えると思っていますが、実際には、クライアントの要望に応えるために、常に働かなければなりませんし、また知識や技能を学び続けなくてはいけません。あなたのこれまでの人生で得たノウハウやテクニックがいつまでも役に立つ訳ではないということです。そして、収入は不安定で、競争も激しいです。
そして、
コンサルタントで起業すると、自分のビジョンや価値観を実現できると思っていますが、実際には、クライアントのニーズや市場の動向に合わせなければなりません。自分の好きだけで、仕事をすることは難しいです。
コンサルタントで起業するためには、多くの準備や投資が必要です。しかし、多くの人は、事業計画や資金調達、法務や会計などの基礎的な知識やスキルを欠いています。特に重要なのが、運転資金の準備です。例えば1年分を事前に準備出来ていると助かります。
コンサルタントで起業するということは、自分の責任で仕事をするということです。しかし、多くの人は、自分の失敗や問題を他人や環境のせいという外部環境のせいにしています。自己反省や改善をしないと、成長できません。
以上のように、コンサルタントで起業しても喰えない、倒産することは珍しくありません。コンサルタントで起業することは、簡単ではなく、リスクも高いことを理解しておく必要があります。
コンサルタントで起業して成功するためのヒント
コンサルタントで起業する前に、自分の専門性や実績を客観的に評価し、市場のニーズに求められるかどうかを調査しましょう。自分の強みや弱みを把握し、競合他社との差別化を図りましょう。
コンサルタントで起業するときには、事業計画や資金調達、法務や会計などの基礎的な知識やスキルを身につけましょう。必要ならば、専門家や支援機関に相談しましょう。普通は、起業前か起業直後に成功体験がある先輩成功者をメンターとして選び、セミナーに通い続けたり
コンサルタントの先生を自分に付けます。わたくしもそうしました。この先生選びは、とても重要であなたの結果に大きな影響を与えます。
コンサルタントで起業した後には、クライアントの要望に応えるだけでなく、自分の時間や労力を効率的に管理しましょう。収入が不安定な場合は、家族がいても支出を最大限に抑制して備えをしましょう。わたくしは、最高レベルで支出を抑えました。例えば、電気代を節約するために電燈やエアコンを使わないようにしましたし、500円を節約するために1時間程度なら、いつも歩いて移動していました。外食はしませんでした。
コンサルタントで起業した後には、クライアントのニーズや市場の動向に合わせるだけでなく、自分のビジョンや価値観を大切にしましょう。自分の思い通りに仕事をすることができるときは、それを楽しみましょう。
コンサルタントで起業した後には、自分の責任で仕事をすることを意識しましょう。自分の失敗や問題は他人や環境のせいにせず、自己反省や改善をしましょう。成長するためには、学び続けることが必要です。
以上のように、コンサルタントで起業して成功するためには、多くの努力や工夫が必要です。コンサルタントで起業することは、簡単ではないですが、チャレンジングでやりがいのあることでもあります。
コンサルタントで起業して失敗するための典型的な間違い
コンサルタントで起業する前に、自分の専門性や実績を客観的に評価せず、市場に求められないサービスを提供しようとすることです。自分の強みや弱みを無視し、競合他社との差別化を図らないことです。自分の好きなことよりも、市場のニーズに対応ですのが売り上がる仕事のやり方です。常に、正解は市場にあります。
コンサルタントで起業するときには、事業計画や資金調達、法務や会計などの基礎的な知識やスキルを身につけず、いい加減に始めることです。自分の思い付きに頼り、専門家や支援機関に相談せず、自分で何でもやろうとすることです。
コンサルタントで起業した後には、クライアントの要望に応えることができず、自分の時間や労力を無駄に使うことです。収入が不安定な場合は、生活費を確保しておかなくてはいけませんが、貯金や借入などで備えをせず、生活が苦しくなることです。
コンサルタントで起業した後には、クライアントのニーズや市場の動向に合わせることができず、自分のビジョンや価値観を押し付けることです。自分の思い通りに仕事をすることができないときは、それを嫌がることです。
コンサルタントで起業した後には、自分の責任で仕事をすることを意識せず、自分の失敗や問題を他人や環境のせいにすることです。自己反省や改善をせず、学び続けることができないことです。
以上のように、コンサルタントで起業して失敗するための典型的な間違いは、多くあります。コンサルタントで起業することは、簡単ではなく、リスクも高いことを理解しておく必要があります。
コンサルタントで起業して自分を差別化するための方法
コンサルタントで起業する前に、自分の専門性や実績を客観的に評価し、市場に求められるニッチな分野を見つけましょう。自分の強みや弱みを活かし、競合他社との差別化を図りましょう。
コンサルタントで起業するときには、事業計画や資金調達、法務や会計などの基礎的な知識やスキルを身につけましょう。必要ならば、専門家や支援機関に相談しましょう。自分のサービスの価値や特徴を明確に伝えることができるようにしましょう。
コンサルタントで起業した後には、クライアントの要望に応えるだけでなく、クライアントの課題や目標を深く理解しましょう。クライアントにとって最適な解決策や提案をすることができるようにしましょう。
コンサルタントで起業した後には、クライアントのニーズや市場の動向に合わせるだけでなく、自分のビジョンや価値観を大切にしましょう。自分の思い通りに仕事をすることができるときは、それを楽しみましょう。自分の個性やスタイルを表現することができるようにしましょう。
コンサルタントで起業した後には、自分の責任で仕事をすることを意識しましょう。自分の失敗や問題は他人や環境のせいにせず、自己反省や改善をしましょう。成長するためには、学び続けることが必要です。自分の知識やスキルを更新し続けることができるようにしましょう。
以上のように、コンサルタントで起業して自分を差別化するためには、多くの努力や工夫が必要です。
コンサルタント業界の将来性について
1. 市場規模の拡大
コンサルティング業界の市場規模は拡大傾向にあります。デジタル技術の発展や経済のグローバル化に伴い、多くの企業がビジネスモデルの見直しや海外進出を図っており、その際にコンサルタントの力が必要とされています。
2. 専門性の重要性
コンサルタントには、専門的な知識や経験、スキルが求められます。特にITの分野から企業課題にアプローチする「IT系のコンサルタント」の需要は高まっています。生成AIは使いこなせて当たり前です。
3. 価値の低下
一方で、コンサルティング業界はビジネスの転換期にあり、コモディティ化が進んでいます。これは、付加価値の高い商品・サービスと認識されていたものが、市場の活性化によって一般化してしまうことを指します。一般的になりすぎると価値を感じてもらい難くなります。
4. AIの台頭
AIの導入により、調査・データ分析・レポート作成などの作業がAIに代替される可能性があります。コンサルタントはAIを使いこなす存在で、使われる存在ではありません。AIをうまく使えるコンサルタントだけが生き残っていくでしょう。
これらの観点から、コンサルタント業界の将来性は、専門性を持ち続け、新しい技術を活用できる人材にとっては明るいと言えます。
しかしながら、
同時に業界の変化、新しいツールに対応できないコンサルタントにとっては厳しい状況が続きます。
コンサルタントへの市場ニーズは、常にあります。専門分野だけでなく、資金調達や資金繰り、マーケティング、セールスの能力がコンサルタント業で喰っていくためには必要です。
杉本幸雄の本